明日なき暴走(ディレクターズ・カット)



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長編小説

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明日なき暴走 (幻冬舎文庫)

2020年10月07日 明日なき暴走 (幻冬舎文庫)

じつはディレクター長谷見のヤラセだったTV人気企画「明日なき暴走」内の若者たちの無軌道な行動。それを知らぬ若いネクラ美容師が若者たちと交錯し殺人鬼に変貌、凶行を重ねる。長谷見は視聴率アップを狙い暴走の末、職務停止に。だが彼は警察の裏をかき殺人鬼にコンタクト、なお映像に収めたい……。大どんでん返しに読者は戦慄し言葉を失う! (『ディレクターズ・カット』改題)(「BOOK」データベースより)




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明日なき暴走(ディレクターズ・カット)の総合評価:6.92/10点レビュー 13件。Dランク


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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

テレビ業界への痛烈な皮肉が込められた風刺小説

本作のテーマは、ずばりテレビ業界への皮肉です。
主人公はテレビ業界で下請けのような仕事をさせられている男で、彼は日頃から、やらせの報道を行っていました。不良少年らの非行をカメラに収めるのですが、実は彼らは主人公の悪友。しかし、スクープを連発する主人公を怪しむ同僚に身の潔白を証明しようと、巷で騒がれているシリアルキラーを捕まえようと調査していく内容です。
全体を通して暗いトーンの調子の話です。なので、ほのぼのした内容が好きな方には勧められません。ですが、私はバッドエンドだろうと内容が暗かったとしても、ミステリ要素があれば気にならないので、楽しく読めました。
若い読者をターゲットにしているためか、若者言葉が頻出していました。ネットと疎遠な年齢高めの方には、不向きかもしれません。YouTubeをツベと呼んでいたり、お疲れを乙と略していたり。テレビの偏向報道などへの皮肉も満載で、読んでいてリアルさがあり、とてもおもしろかっです。
本格ミステリ出身の作者なので、このようなサスペンス的作品は珍しいと思いますが、最後に驚きの結末があります。ただ、それが痛快なオチと思えず、あまりカタルシスを得られませんでした。後付けの結末ではないと思いますが、少し納得がいかなかったです。なので、評価は☆6としましたが、内容的には☆7でもよいくらいです。
何より作者が旧ツイッターの特徴を勉強していたり、根暗なシリアルキラーの心情を緻密に描写していたり、若者言葉を多用していたりで、とてもリアルです。おそらく挑戦的な内容なのでしょう。
ネットでテレビへの不信が募っている昨今、私と同じような世代の読者が読んだらどれほど心にささるのか、気になるところです。

bamboo
NU17PFML
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(2pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

ディレクターズ・カットの感想

この作家は、私にはあわないのだろう
葉桜も密室殺人も読んでて気持ちが悪くなった。
この作品も同じ匂いだった。
TVのやらせ・一方的な作り方
改めて言われなくても、わかってます。
結局何が言いたいのか
何がしたかったのか
TVマンの行動は気持ちが悪い

jethro tull
1MWR4UH4
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(5pt)

暗くて、暴力的な話ですが、どんでん返しが楽しめました

最後に驚かれました。何かが、おかしいと思って読み進んだけど、まさかの結末でした。
最後の最後にもう1回驚きました。ホッとしたような、複雑な気持ちになりました。
暗い話ですが、どんでん返しが好きなので、最後のやられた感が良かった。
でも、暗い話です。
明日なき暴走 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:明日なき暴走 (幻冬舎文庫)より
4344430239
No.10:
(5pt)

屑たちの狂宴

新本格デビュー組の中で、生き残っているのは作者と有栖川有栖くらいか。
一貫して本格推理を書き続ける有栖川に対して、作者は様々なタイプの推理サスペンスを書き続ける。
当たり外れはあるが、本作は大当たりだった。

ゴロツキまがいの若者たちがファミレスを恐喝する不快な場面から始まる。視点が変って、ブラック職場で虐待される見習い美容師の日常が描かれる。鬱屈した感情が爆発し、凄惨な血の惨劇が連続する。テレビの下請けディレクター長谷見は、やらせ企画で大ヒットを狙うのだが、事態は意外な方向に転がりだす。
大人も若者も、見事にクズぞろいだ。多少は共感できるのは美容師くらいで、残りは生きていてもためにならないヤカラばかり。空しい功名心と欲望に惹かれて、血まみれの祭りが展開する。中断できない迫力で、一気に読み切った。

世間の下劣な好奇心を満たす役目は、半世紀近くテレビが担っていた。今はすっかりネットにお株を奪われた感がある。情報の最先端を決める戦いが、ゲス人間による底辺バトルで決定するところが、なんとも皮肉だ。ある女の生死が不明だ。死んでいればいいと思います。キャラ立てとテーマが現代的で、ストーリーテリングは抜群。最高点しかない。
明日なき暴走 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:明日なき暴走 (幻冬舎文庫)より
4344430239
No.9:
(3pt)

好みが分かれる。

大どんでん返しはおもしろいけど、後味がすごく悪い。
明日なき暴走 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:明日なき暴走 (幻冬舎文庫)より
4344430239
No.8:
(5pt)

驚きの展開に声が出ました

まさに歌野晶午ワールド。
どんなドンデン返しなのか推測しながら読んでも驚きのオチ。やられました。
明日なき暴走 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:明日なき暴走 (幻冬舎文庫)より
4344430239
No.7:
(4pt)

これまた問題作

またしても問題作である。
 ふとしたはずみから殺人鬼となった理髪師の青年と、「無軌道な若者」をネタにやらせをくりかえすテレビ制作会社の社員。彼らがめぐりあったことで、とんでもない事件が勃発する。
 テレビとネットの世界にうずまく人間の悪意が、これでもかというくらい描きこまれており、嫌~なきもちになる。
 そして、最後に訪れる予想外の事態。歌野作品らしいラストに満足させられた。
ディレクターズ・カットAmazon書評・レビュー:ディレクターズ・カットより
4344031679



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