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明日なき暴走(ディレクターズ・カット)
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明日なき暴走(ディレクターズ・カット)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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最後に驚かれました。何かが、おかしいと思って読み進んだけど、まさかの結末でした。 最後の最後にもう1回驚きました。ホッとしたような、複雑な気持ちになりました。 暗い話ですが、どんでん返しが好きなので、最後のやられた感が良かった。 でも、暗い話です。 | ||||
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新本格デビュー組の中で、生き残っているのは作者と有栖川有栖くらいか。 一貫して本格推理を書き続ける有栖川に対して、作者は様々なタイプの推理サスペンスを書き続ける。 当たり外れはあるが、本作は大当たりだった。 ゴロツキまがいの若者たちがファミレスを恐喝する不快な場面から始まる。視点が変って、ブラック職場で虐待される見習い美容師の日常が描かれる。鬱屈した感情が爆発し、凄惨な血の惨劇が連続する。テレビの下請けディレクター長谷見は、やらせ企画で大ヒットを狙うのだが、事態は意外な方向に転がりだす。 大人も若者も、見事にクズぞろいだ。多少は共感できるのは美容師くらいで、残りは生きていてもためにならないヤカラばかり。空しい功名心と欲望に惹かれて、血まみれの祭りが展開する。中断できない迫力で、一気に読み切った。 世間の下劣な好奇心を満たす役目は、半世紀近くテレビが担っていた。今はすっかりネットにお株を奪われた感がある。情報の最先端を決める戦いが、ゲス人間による底辺バトルで決定するところが、なんとも皮肉だ。ある女の生死が不明だ。死んでいればいいと思います。キャラ立てとテーマが現代的で、ストーリーテリングは抜群。最高点しかない。 | ||||
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大どんでん返しはおもしろいけど、後味がすごく悪い。 | ||||
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まさに歌野晶午ワールド。 どんなドンデン返しなのか推測しながら読んでも驚きのオチ。やられました。 | ||||
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またしても問題作である。 ふとしたはずみから殺人鬼となった理髪師の青年と、「無軌道な若者」をネタにやらせをくりかえすテレビ制作会社の社員。彼らがめぐりあったことで、とんでもない事件が勃発する。 テレビとネットの世界にうずまく人間の悪意が、これでもかというくらい描きこまれており、嫌~なきもちになる。 そして、最後に訪れる予想外の事態。歌野作品らしいラストに満足させられた。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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好きな作家さんなので全て読んでいますが、これは読みにくいと感じました。 文章が難しいということではなく、最初のほうに出てくる若者たちがあまりにもバカすぎて、全く共感できずにいたので。 後半にいくにつれ読みやすくはなってきましたが、読み切るのにかなり時間がかかってしまいました。 | ||||
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愚行、蛮行を繰り返す虎太郎や新夏たちの集団は、その日もファミレスで食事をしながら、店員に言い掛かりをつけ謝罪させていた。しかし、その様子をいつものように携帯で撮影していた虎太郎が何者かに襲われる。連絡を受けた下請け番組製作会社のディレクターの長谷見は、それをきっかけに連続殺人鬼を追いスクープ映像を狙おうとする。 テレビやSNS等の在り方にも触れながら、社会常識やモラルを一顧だにせず、スクープを撮影したい執念で殺人鬼を追っていき、ついに接触する瞬間を生中継するようになるまでを一気に読ませる力は、実力者らしい作者で流石です。ただ警察捜査の視点からは全く触れられておらず、現実的にはいくらテレビでもここまでやりたい放題出来ないのではと思いました。しかし、細かいことは気にせず、この作者ならではのどんでん返しを、ただただ楽しみたい方にはお勧めです。 | ||||
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ストーリーの良し悪しはともかくとして…他の方も指摘しているように、 序盤における若者達の無軌道っぷり (笑えない類いのバカさ) と、 中盤~終盤における彼らの論理的な考え方と説明的なしゃべり方の数々の、 なんとも言えないちぐはぐ感が気になって気になって、仕掛けがあまり頭に入ってきませんでした。 以前の『コモリと子守り』でも、 「なんでこんなバカな若夫婦が、こんな頭を使った手の込んだトリックを使うのか? もう『密室殺人ゲーム』じゃないんだぞ」 とそこばかり気になってしまった覚えがあります。 「リアリティが無い」などと無粋なことを言う気はさらさらありませんが、 キャラクター性くらいは一貫させましょうよ歌野先生。 それが出来ないか煩わしいのなら、それを気にしなくても良い 『密室殺人ゲーム』の設定で今後も書いていくしかないのではないでしょうか。 なんにせよツイッターなどを使った今作は、インターネットというツールによって 現実性と非現実性を上手く扱った『密室殺人ゲーム』の、二匹目のドジョウにはなり得なかったようです。 2017.10.3追記 具体性を出すために、ちょっと長いですが引用してみましょう (141ページ、5~12行目) 「<ナナシカオナシシモンナシ>の友人とか、ツイートの内容に興味を持ってフォローしてきた人ではなく、 機械的にフォローされただけってこと。Twitter上には、エ口や詐欺のサイトに誘導したり、 政治的な主張を垂れ流したりすることを目的とした、タスク自動実行プログラム (ボット) が飛び回っているんだけど、 そういう手合いのアカウント名はたいていランダムに生成された英数文字列で、<ナナシカオナシシモンナシ>を フォローしているジュンさんとオレ以外の24フォロワーのアカウント名も意味不明な英数字で構成されている。 アカウントに血が通っているか機械的なものかを検証してくれるサイトがあるので、24フォロワーについて チェックしてみたところ、全部フェイクという判定が出た」 いかがでしょうか。 「~ではなく」、「~なので」、「~目的とした」、「~してみたところ」なんて、 親しい相手にこんな風にしゃべる若者がいると思いますか?歌野先生。 ましてや (多少わざととはいえ) 、数10ページ前までは読むのが辛いほど愚かな行いを世間に垂れ流している若者がです。 そしてこの、どこからコピペ改変してきたんですかと言いたくなるようなわざとらしい説明口調。 辟易してしまいました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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やはり毎回ハードルが高い著者だけに、普通に良作でもこの評価です。もう少し多くの人物を巻き込んだ伏線があると、最後のどんでん返しに対する驚愕が大きくなったと思いました。SNSなど流行りのツールが頻繁に出てきますが、個人的には泥臭い本格物が読みたいです。 | ||||
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