シャーロック・ホームズは滝壷に消え、巨悪が動き出す。モリアーティに接近する、アメリカ裏社会の支配者を追え。

藤堂率いる国際的犯罪組織と、日本最大の暴力組織“本社”の銃撃戦に巻きこまれ、消息を絶った藤堂の娘・カスミ。

歴史上のミステリーの新説で、豪華商品をゲットするのだ!扇ヶ谷姫之、朝比奈亜沙日、そして留学生アナスタシア・ベズグラヤは歴史好きの女子高生三人組。

野球選手としての不安と自信と孤独……東京六大学野球を舞台に、甲子園後の選手たちの人生とその選択や葛藤などを切なく、熱く、見事に描ききった連作青春小説集。

無役の小普請から念願のお役に就いた御天守番の工藤小賢太は、見回りに出た天守台で何者かに襲われる。

はじめて逮捕した犯人は、巧妙に仕組まれた冤罪だった──。傑作警察小説! 将来に不安を抱く、交番の新人巡査。

大好評『ヤッさん』、待望の続編! ヤッさんの一番弟子としてドン底から立ち直ったタカオ。

この苛立ち、この焦燥、この憎悪、この執着。

男に騙され、会社も辞める羽目になってしまった元OLの神戸美菜代は、 凄腕の復讐屋がいるという噂を聞きつけ、その男、成海慶介の事務所を訪ねる。

豊島屋の隠居・清蔵が金座裏に姿を見せた。 「倅に十代目を継がせたいので、後見方をお願いしたい」という。

早くに両親を亡くし十六歳で奉公にでた菜々だったが、主人の風早市之進が無実の罪を着せられてしまう。

円九郎、菊三郎、金吾は、立派な店の倅たちだが、遊び歩いてばかりの放蕩息子。

相も変わらず「豆腐」で結ばれた仲の「おれ」こと猿渡と小説家の「伯爵」。

鋼鉄のような筋肉をもつ殺し屋の日常、出生の秘密と成長を描く。規格外の想像力が生んだ新次元エンターテインメント。

父は盗賊に惨殺され、母は妖しい笑みを浮かべながら盗賊とともに家を飛び出した……。

ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年――。

将軍の甥で、甲府藩主の徳川綱豊は、いっぷう変わった若さま。

伊三次が仕える不破友之進の息子・龍之進も、自らの小者を持つことに。

有能だが変わり者の事件分析官アーベルと彼の助手となった、有能な女性刑事ハンナは、解体され、内臓を抜かれた死体が次々と見つかるという猟奇的な連続殺人事件の真相に挑む。

テロを起こし解散に追い込まれたカルト教団・宇宙神瞠会。

カルト教団・宇宙神瞠会は解散し名を変え穏健派に転じたはずだったが、一部の信者が聖戦=テロの準備を進めていた……シリーズ4弾!

麻耶雄嵩をはじめとする人気ミステリ作家が人狼ゲームに本気で挑戦。 怒濤の推理合戦に騙し合い、誰が人狼なのかを指摘する。

突然気を失った小暮井ユキがめを覚ますと、そこは雨坂続の傑作『トロンプルイユの指先』の舞台だった。

憎い……憎い……。この恨み、晴らさずにはおくものか……。

捜査一課の刑事・朝倉は、陸自の空挺団出身の変わり種。

三代将軍家光の正室の実弟で、今は公家から旗本となった鷹司松平信平は、将軍家綱から新領地を賜わり、二千四百石となった。

首のない死体。野獣に噛みさかれたような傷跡。

戦後70年の節目に、諜報ミステリーの新星が放つ渾身作。東京で元警察庁長官が狙撃される。

署内で発砲。定年退職直前に無銭飲食。

作家の心の叫びに耳を傾ける――半世紀を超えるミステリー批評の集大成! 日本ミステリーの過去、現在、未来を一望。

女性の心臓を抉り出す猟奇殺人を起こした十七歳の少年は、魂の守護神を自称し無罪を言い渡される。

老中首座松平定信は将軍家斉の意を汲み、実父治済の大御所称号勅許を朝廷に願う。しかし難航する交渉を受けて強行策に転換。

伍代藩士の楠瀬譲と栞は互いに引かれ合う仲だが、 譲は藩主の密命を帯びて京の政情を探ることとなる。

ひとはひとりでは 生きていけませぬ―― 秘太刀「磯之波」は人の濁った心を一刀両断する! 愛する者の望みを叶えるため剣を抜いた男の運命は!? デビュー10年。

イケメンで社交性の高さがこうじて幽霊まで見える警官向谷と、毒舌で聡明オタク気質の警官権田が働く秋葉原では、今日も地域に根ざした小さな謎が進行中。

芸者の幾富士が、呉服屋「京藤」たっての希望で、身体の不自由な京藤の一人息子・伊織の世話をするようになって早八ヶ月近く。

不可能犯罪 意外な犯人 密室 足跡のない殺人 ジョン・ディクスン・カーへの愛がいっぱいにつまった珠玉の短編集!! 上級生から度重なるいじめをうけていたエドワード・スミスは近くのロダリックの森にいるといわれる霧の悪魔に復讐を願うことにした。

34年という短い生涯に於いて、「三田文学」の編集に携わって江藤淳らを世に送り出し、自作5編が芥川賞候補となるなど、純文学に大きな足跡を残す一方、「夏の葬列」をはじめとする〈親しい友人たち〉を「ヒッチコック・マガジン」に発表。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

長州藩士・高杉晋作。本名・春風。

新兵衛はお店に押し込んだ賊の目を見て凍り付く。故郷の桜の下、幼い友情を誓い合った日の記憶が浮かぶ(「百年桜」)。

長野県警・城取警部補は、不正献金の疑いのある地元選出の与党代議士・柳平の身辺を調査するよう命じられた。

今日から海峡の鬼になる。記念碑的傑作誕生 舞台は、国境の町・根室 男の屍を越えて生きてゆく女たち。

「儂を大坂町奉行で終わらせるつもりか」。若き内与力・城見亨は、主の曲淵甲斐守から叱責を受けた。

ぼくの名前は佐々井彩矢。背は低い。

バツイチになったのを機に、学校司書として働きはじめた詩織。

江戸は下町、本所のおけら長屋。出会いがあれば、別れもある。

清涼な山中で行うトレイルラン。人気のスポーツに没頭する青年は山に潜む危険をまだ知らなかった―「ランナーズハイ」。

鋳掛け屋の太兵衛が死に、葬式になぜか東町奉行所与力が弔問にやってきた。かつて太兵衛は東町奉行所の付同心をしていたという。

名門譜代大名の堀田正信が幕府に上申書を提出した。内容は痛烈な幕政批判。

子会社・東京セントラル証券に出向した半沢直樹に、ＩＴ企業買収の案件が転がり込んだ。

昭和63年、広島。

鎌倉の豪邸に住む資産家・竹宮家の書庫から発見された、〈木蓮文書=マグノリア・ドキュメント〉。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

天才発掘師・西原無量が手がけることになった長崎県南島原市、日野江城下のキリシタン遺跡から、天正遣欧少年使節団ゆかりとみられる黄金の十字架が出土する。

大奥での騒動を収束させた矢切良衛は、御広敷医師から、常勤を免じられる寄合医師へと出世した。

戦う相手は殿でも、ましてや将軍家でもない。――神君家康公だ。

バブル経済絶頂期、大学生の大江波流と鷹西仁は、政治家と小説家になる夢を語り合う親友同士。

汚名をきせられ尾張藩を脱藩、今は高瀬川畔で居酒屋を営む宗因は、同じく尾張藩を致仕し僧侶となった朋輩の岩滝十蔵に誘われ、角倉会所の頭取・児玉吉右衛門の指示のもと、女船頭・お時が操る高瀬船で伏見まで送ってもらった。

明治十三年、福岡藩士出身の月形潔は、集治監建設のため横浜港から汽船で北海道へと向かった。

天下の御免色里、江戸は吉原にふらりと現れた若侍。遊女を人質に騒ぎ立てる男を手もなく斬り捨てた。

吹雪のススキノで、道北の小さな町の町長が銃撃された。暗殺か、怨恨か、はたまた痴情の縺れか……。

愛人の援助を受けセレブ気取りで暮らす32歳の千遥は、幼い頃から母の精神的虐待に痛めつけられてきた。

ロンドン滞在中の15歳のアメリカ人少女ケイティは、ある日従兄弟のコリン、その友人のトビーとともに、マダム・タッソー蝋人形館へ出かけた。

タイムスリップした先の1888年で、ケイティはトワイフォード公爵の孫娘ベアトリクスの従姉妹で、米国から来たキャサリンという女性になっていた。

大学陸上部で同級生だった三人が、オリンピック男子マラソン代表・最後の一枠の選考レースに出場する。

剣道少女たちの「武士道」シリーズ、6年ぶりの最新刊。 高校生活インターハイを描く『武士道エイティーン』のラストから2年。

母親との確執を抱えて育ち、望まれない子を妊娠、たった一人で出産を迎えようとする三十代の真菜。

“運命”の神殿で分裂した六花の勇者たちに、テグネウの本隊が迫っていた。

一枚の紙から二羽から百羽近くまで、四十九通りもの折り方がある繋がった千羽鶴“連鶴”。

イタリアのコモ湖で英国人実業家が惨殺された。被害者は美術品密売の噂がささやかれる元スパイ。

親王誕生の祝宴に影を落とす、盗賊と呪符の謎。

女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。

八代将軍・吉宗の寵姫である竹姫が大奥女中の雑用を引き受ける男衆の五菜に襲われた。竹姫の操を奪おうとした行為に吉宗は激怒。

英国南西部デヴォン州の北部で、ひとり歩きの女性を狙った連続暴行殺人事件が起きた。

旅篭の柏屋に奇妙な客が…父の仇を追う十四歳の上沼大炊助・加奈母子と下僕の安五郎だった。

戦後間もないGHQ占領下の日本で、ある事件が起きた。昭和24年7月5日、初代国鉄総裁が失踪。

海外出張中の夫マックスの留守を預かるセーラのもとに、因縁深き美術館でまたも人死にが起きたとの報がはいる。

山の神に愛された女郎と銀を掘る少年。

純喫茶「昭和堂」の店主・霧子は、美人なのに、ちょっとぐうたらな不思議系。

立場茶屋おりきでは、女将と大番頭が、板前の巳之吉が特別の想いで用意してくれた朝餉を頂こうとしていた。

世界最強の警護官集団「シークレットサービス」での研修のため渡米したSP首藤は初日、フォトジャーナリストの美和子と出会う。

幼子を預けたまま、妻が蒸発した。行方を探す弁護士の夫も姿を消し、後日、他殺体で発見された。

リーマンショック直前、鷲津政彦はアメリカ経済を長年牽引した超巨大企業、アメリカン・ドリーム社の奪取を目論んでいた。

ストラスバーグにアメリカン・ドリーム社買収の妨害工作を仕掛けられた鷲津政彦は、アメリカに宣戦布告する。

若き留守居役瀬能数馬の後ろ盾は、岳父となる”五万石の陪臣”本多政長。

柳原通りの斬り合いに、門弟が巻き込まれたという報を受け、現場に馳せ参じた彦四郎。

剣は一流だが道場には閑古鳥の鳴く弥市。武士の身分を捨て商家に婿入りした喜平次。

菊太郎の恋人・お信が娘のお清を連れ、神妙な面持ちで「鯉屋」へやってきた。

「"くねくね”を見た者は精神に異常をきたすという言い伝えがある」 「『赤いはんてん、着せましょかぁ』と童唄が聞こえ応えると、喉を切られ殺される」 「メリーさんからの電話がかかってきて、振り返ると殺される」など、 オカルト現象になぞらえた殺人事件の数々。

風が吹き荒さぶ中、闇を裂いてトラックがやってきた。運転する商人は葡萄酒を運んでいると主張する。

陸の孤島・藤ヶ谷台村にピクニック気分で訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれてゆく。

連続通り魔殺人事件―― 被害者は、○○○の生えた女子大生!? 妖しい謎を、美人作家が優雅にあばく！ 今度の奈津子はさらに過激！ 天下無双の推理劇、開幕。

死者を蘇らせる刑事・神野現人は部下・小野皇子と難事件に挑む。それは５年前に最愛の恋人を惨殺された女性の再起を賭けた捜査。

俺は君を食べるし、食べたし、今も食べてるよ――。魔に立ち向かい、往還する愛と祈り! 友達の部屋に現れた黒い影。

日本中が開国と攘夷に揺れる時世。

甲府藩の大名であり、将軍・徳川綱吉の甥である新見左近は、幕閣としてではなく、あえて市井にくだって世を正さんとする快男児。

江戸深川で頻発する夜鷹殺し。亡き姉の影におびえ、おいちに救いを求めてきた男は下手人なのか、それとも―。

妖怪の集まるところに笑顔あり！　笑って泣ける、平成あやかし譚―― 作家として人生崖っぷちな妖怪小説家・緒方司貴が訪れたのは、妖怪と縁深い遠野の旅館「迷家荘」。