オータム・タイガー



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初公開日(参考)1990年07月
分類

長編小説

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オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)

2016年01月21日 オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)

CIA退官を四日後に控えたタリーは、その話を聞いた瞬間、耳を疑った。亡命を希望している東ドイツ諜報機関の大物が、自分を身柄預け入れの要員に指名してきたというのである。なぜ自分が? 受け入れに赴 いたパリで示された古ぼけたライターが、あの記憶を呼び覚ます。第二次世界大戦末期、ドイツ兵に扮して捕虜収容所に侵入するという、困難極まるあの極秘作戦の記憶を。『北壁の死闘』の著者による第一級のスパイ小説。新装版で登場。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

オータム・タイガーの総合評価:7.50/10点レビュー 4件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
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(8pt)

ツッコミどころと思ったら、伏線だった

イギリスの冒険小説家として名声が高いボブ・ラングレーが1980年に発表したスパイ小説。英国スパイ小説ではあるが、ル・カレなどの正統派とは少し違い、冒険小説のテイストが濃い戦争小説である。
退官を間近に控えたCIAの老兵・タリーは、亡命を希望する東ドイツ諜報機関の大物から指名されて身柄引き受けのためにパリに赴いた。何故、現場から離れて久しい自分が指名されたのか疑問に思っていたタリーだったが、その大物から託されたという古いライターを見て、大戦末期に携わった極秘作戦の記憶が呼び覚まされた。それは、身分を隠してアメリカ軍の捕虜になったナチス・ドイツの情報将校の作戦意図を探るために、ドイツ兵に扮して米国内に設置された捕虜収容所に単身で潜り込むという、危険きわまりないものだった。
スパイ小説なので、騙しが一杯仕掛けられている上に、最後の最後にはあっと言わせる大仕掛けまで用意されており、騙される快感をたっぷり味わえる。さらに、アメリカ南部の湿地帯という自然を相手にした冒険にもハラハラドキドキ。最後までスリリングな展開が楽しめる。
英国正統派のスパイ小説ファンよりは、冒険アクション小説ファン向けではあるが、一級のエンターテイメント作品であることは間違いない。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.3:
(3pt)

中盤は盛り上がるが

さしたる功績がないまま引退まで4日をむかえたCIA老諜報員。彼に課された最後の仕事は、亡命を希望する東独の著名な諜報員の受け入れだった...という出だしはぐっとくる冒険小説。

主人公は、大戦時に東独の捕虜の中の潜入し敵国の作戦計画を探り出そうとした過去を反芻する。極秘の任務ゆえ身内にさえドイツ人とみなされる主人公の、ヒヤヒヤものの探索行動、恋仲の女性をともなった捕虜たちとの命からがらの収容所脱出行、そしてその結末。

時を経て主人公が知ることとなる真相には、因縁話しが絡んで、おっ!となる。しかしながら、中盤の盛り上がるがゆえに、出来過ぎ感が否めずなにやら脱力してしまった。
オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)より
4488237053
No.2:
(4pt)

人生の秋を迎えて

タリーは定年を数日後に控えたCIAの事務担当幹部。ところが、亡命を希望する東ドイツの大物スパイが、西側の出迎え要員としてタリーを指名してきたという。CIA職員とはいえ、地味な裏方一筋だった自分がなぜ…とまどうタリーだが、若かりし頃、第2次世界大戦中の冒険を思い出す。残念ながら、本筋と言うか、話の大部分を占める過去のエピソードは、あまりおもしろいとは言えない。だが、最後に話が現在に戻り、過去のエピソードの "謎" がすべて解明される構成はなかなかのもの。また、しみじみとしたエンディングも心に残る。
なお、「オータム・タイガー」という妙なタイトルは、あとがきによると、人生の秋を迎えた虎(猛者)という意味だそうだ。
オータム・タイガー (創元ノヴェルズ)Amazon書評・レビュー:オータム・タイガー (創元ノヴェルズ)より
4488800440
No.1:
(4pt)

人生の秋を迎えて

タリーは定年を数日後に控えたCIAの事務担当幹部。ところが、亡命を希望する東ドイツの大物スパイが、西側の出迎え要員としてタリーを指名してきたという。CIA職員とはいえ、地味な裏方一筋だった自分がなぜとまどうタリーだが、若かりし頃、第2次世界大戦中の冒険を思い出す。
残念ながら、本筋と言うか、話の大部分を占める過去のエピソードは、あまりおもしろいとは言えない。だが、最後に話が現在に戻り、過去のエピソードの "謎" がすべて解明される構成はなかなかのもの。また、しみじみとしたエンディングも心に残る。
なお、「オータム・タイガー」という妙なタイトルは、あとがきによると、人生の秋を迎えた虎(猛者)という意味だそうだ。
オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:オータム・タイガー【新版】 (創元推理文庫)より
4488237053



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