上越新幹線「とき403号」が終点新潟駅に到着。その車内から刺殺死体が発見された。

坂の上の洋菓子店へようこそ!甘くほろ苦いパティシエ小説誕生。ある日突然現れた謎の菓子職人・恭也と新米パティシエ・夏織。

トップランナーの思惑、ペースメーカーの野望…マラソンを舞台に駆け巡るノンストップ・ミステリー。

晴香の教育実習先の小学校で、逃亡中の殺人犯が焼死体で発見される。その死体は手首だけを残し、骨まで完全に燃え尽きていた…。

江戸で相次ぐ商人殺し。彼らは皆、死の直前に、間もなく大きな商いが出来そうなことを周囲に話していたという。

300倍の難関を潜り抜け、日本から江戸国へ入国を果たした大学生の辰次郎。

ビタミンFは、家族(FAMILY)から生まれる、こころのビタミン。

ビタミンFは、家族(FAMILY)から生まれる、こころのビタミン。

第19回小説推理新人賞(双葉社)受賞の著者が「旅」をテーマに描いた、ある意味でミステリーともいえる4つのストーリー。

その怪事件は、新緑芽吹く初夏、人里離れた魔学部付属研究所にて幕を開けた。

元と瑠香は銀杏が丘第一小学校の五年生。

“帝国”アメリカを滅ぼそうと「北」が企んだ恐怖のシナリオ―在日米軍基地に仕掛けられる謎のウイルス兵器。

55年体制を生きた政治家の王は80年代半ば、老いて王国を出た。代議士の父と禅僧の息子の、魂の対決。

息子たちに乗り越えられた父はひとり魂の荒野を目指す―21世紀初頭に小説が行き着いた、政治と宗教の極北。

選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作 何でも売っている不思議な市場「夜市」。

着手金は100万、仕事は「殺し」以外のすべて―。

恋に破れ仕事も失った茉莉緒は若手俳優の雨森海と出会い、彼が所属する芸能プロダクションに再就職することになった。

「フォア・フォーズ」とは、四つの4と記号を組み合わせて数字を作るパズルのこと。

「お母さん、殺されたのよ」―学校から帰ってきた美幸は、家で母が殺害されたことを知らされる。

八歳のとき母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。

別れと出会いは、いつも交互にやってくる…。どんなに愛していても別れなければならなかった恋、添い遂げられなかった愛。

世界の屋根たるヒマラヤは東洋の盟主・日本人が征服する―。

「これを登るのか…」真正面にナンダ・コートの北壁が立ちはだかる。

昭和十三年、戦争の状況が深刻化するのと比例して、猟奇的な犯罪が頻発する帝都―。

「小説の力」を証明する興奮と感動の新文学 不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。

闇金融「藤倉ワイド」社長・藤倉富士衛門が、自宅の離れ、地下5メートルにある書斎で殺害された。

哀愁と感動の傑作長編小説。人生、今からでも車線変更は可能だろうか。

エンブリオ―それは受精後八週までの胎児。

「男性の妊娠」研究を国際学会で発表し、各国の賞賛を浴びた岸川。

遠藤由美香は十歳年下の若い夫・彰男を「私の遠藤くん」と呼んで溺愛していた。

わたしは「みんな」を信じない、だからあんたと一緒にいる―。

美女が置き忘れた携帯電話、それを手にした浅見光彦は?レストランで隣り合わせた女性が忘れていった携帯電話を、ふとしたきっかけで手にした浅見光彦は、メッセージの中に奇妙な暗号のようなものが書かれているのに気が付いた。

旗本屋敷に火付けが続発、南町奉行大岡忠相（おおおかただすけ）より金杉惣三郎（かなすぎそうざぶろう）に探索の密命が下った。

旗本屋敷に火付けが続発、南町奉行大岡忠相（おおおかただすけ）より金杉惣三郎（かなすぎそうざぶろう）に探索の密命が下った。

底知れぬ深き罪、そして永遠に続く罰…竹本健治・文、建石修志・画による大人のための暗黒童話、ついに完成。

「此の度手放したき品は今迄の品とは違ひて、世に出る事は有り得ぬ神品也」。

「もしやあの男―本気だったか」。不可解な呟きを残し、今度は老師の大西泰全が惨殺された。

人生で一度だけ思い切ったことをしよう―キューバで夢のような時を過ごした男と女を待ち受ける悪意の嵐。

怪奇アクションの決定版「妖怪紳士」未刊行の第2部を初単行本化。傑作SF「ぼくボクとぼく」を加えた3長篇一挙収録。

運命に翻弄された姫の化身か。千姫の末裔だという美女が、骨董鑑定番組に打かけを出品したところ、問い合わせが殺到。

懐かしい故人と再会できる聖地―アナザー・ヒル。死者たちを『お客さん』と呼び、温かく迎えるヒガンという祝祭空間。

『お客さん』は、何処から来て、何処に往くのか?あらゆる可能性が検証されるなか、アナザー・ヒルが変質しはじめる。

米穀卸商の坂本が水死体で発見された。死の直前の彼に電話をした人物は、浅見光彦の母・雪江だった。

殺人、横流し、容疑者の失踪。ヤミ米市場の実態を追う浅見光彦は、新潟そして山形県酒田市へ。

東大医学部のうす暗い標本室に並ぶ、刺青をした胴体。不気味な色彩で浮かび上がる妖術師「大蛇丸」。

魂を感じさせる妻そっくりのヒューマノイド、幼い日の記憶のなかで語る科学館のロボ次郎、地雷撤去のため、探知犬と共にタイ東部国境をゆくデミル2、玩具として売られたロビタ―機械と人間をむすぶ切なく感動的なドラマが、現代科学の周到な知識のもと熱を孕んだ筆で描かれる

伊賀と柳生の境にある月ヶ瀬に伊賀から花嫁行列、柳生から花婿行列が同時に到着した。

学校生活&受験勉強からドロップアウトすることを決めた高校生、朝子。

マリ―見かけは普通の少女だが、実は天国から地上へ「研修」にやってきた落ちこぼれ天使。

セミナーのバイトで、房総は不知火島へやってきた金田一一。

高校生探偵リュウの今回の敵は武器密輸商人とテロリストグループ、新興ギャングに各国情報部。

英、仏、蘭が覇権を争う18世紀インド洋―。

飲み屋でいつも見かける“白の貴婦人”と、絶品の限定・鯖寿司との不思議な関係を大学の仲間四人組が推理した表題作。

五代将軍綱吉の治世。

「愛のサイト」―出会い系といわれるこのホームベージに、K・Eというイニシャルをもつ人物の殺人予告が掲載された。

「愛のサイト」―出会い系といわれるこのホームベージに、K・Eというイニシャルをもつ人物の殺人予告が掲載された。

奈良県明日香村・高松塚古墳の傍で、古代貴人の衣装を纒った絞殺死体が発見された。被害者は資産家の小池恵之介と判明。

時代小説作家・広沢弘太郎は自分の妻である美奈子を戦国時代の美女になぞらえて「お市の方」と呼んでいた。

博多発東京行きひかり116号のグリーン車で中年男が鋭利な刃物で刺殺されていた。

清純派女優八木橋紀子との密会に溺れている最中だった。助教授宮本の妻は暴行殺害され、幼子が消えていた。

吾妻橋―主君への忠義のため、惚れた女房を苦界に沈めた男。

法医学教室のランチタイムは、死者との遭遇で始まる―。教室の新人・伊月崇の毎日は、相変わらず、実にそれらしい日々。

夫が残したものは、滞納した事務所の家賃とリボルバー、そして苦い思い出だけ。

三月には珍しい雪の日、伊豆の山荘で惨劇は起こった。

ロンドン、ヒースロー国際空港を夕刻に飛び立ったNIA二〇二便は、百三十七名の乗客を乗せて東京へ向かった。

台湾から日本に向かった100億円規模の密輸品を積んだ小型機が、台風直撃を受けた沖縄海上で、通信中に消息を絶った。

琉球王家最後の姫君が名門・井伊家に嫁いだ事から始まった彦根の名物行事「ブクブク茶会」。

十七歳の夏、高校を休学したぼくはRの家を訪れた。

時は、幕末。時勢は否応なく男たちを呑み込んで行く。

時代は激しく動いた。徳川慶喜は朝廷に大政を返上。

ぼく花山仁は迷宮入り事件を捜査する特捜班に配属された。

建設コンサルタントの二宮啓之を、三たび誑しこんだ疫病神・ヤクザの桑原保彦。

洪敏成―記者でありスパイ。

摩天楼の不可能犯罪御手洗潔の挑む壮大な謎。常にミステリ界のサミッターでありつづける島田荘司の更なる頂点。

そんなアホな!いや面白い!読む者に怒りと笑いを共有させたユーモアミステリの決定版、六とんこと『六枚のとんかつ』がパワーアップした第二弾。

父が急死したため、京都で葬儀社を継がざるを得なくなった石原明子は、ある日、著名な大学教授から葬儀の依頼を受けた。

よれよれの着物、よれよれの袴。いつ床屋へ行ったのやら、もじゃもじゃの髪。

神田お玉が池の佐七は、人形とよばれるほどの男ぶり。度胸がよくて、男まえがよくて、捕物にかけちゃ三国一。

覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。

南極大陸部の厚さ3600メートルの氷の下に眠る巨大な湖に、今まさに調査の手が届こうとしていたその時、最強最悪の生物が出現した。

一人の刑事が死に、一人が失踪した。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。

被害者は資産家の老婦人だった。屋敷の階段から突き落とされて死亡したのだ。

仕掛けられた世界同時サイバーテロ。それは資本主義の終焉か?そう遠くない未来。

カノジョたちから「ひーくん」と呼ばれる僕の日常。

はやてがあやめさんと出会ったみたいに、人と本だってとってもすてきで、すごく大切な出会いをすることがあるの。

1860年、日本使節団の来航に沸き返るニューヨークで勃発した奇怪な連続殺人。

ついに日本使節団が到着し、ニューヨーク市をあげての空前の祝賀行事が催される中、新たな殺人事件が発生する。

乱歩賞作家が満を持して放つ驚異の歌舞伎ミステリー。京都と東京―同じ日、同じ時、遠く離れた舞台上で、二人の名優が怪死した。

あたし、夏美。19歳、んでギタリスト。

世界最強のクライマー・山野井夫妻を襲った「一瞬の魔」。しばしの逡巡の後、宙吊りになった妻の頭上で迫られた究極の決断とは。

永井姉妹と森口兄弟は、姉と兄、妹と弟が同級生同士で、常に互いの消息を意識してきた。

鬼が女の頚に、ぞぶりと噛みついていた…。平安の都に次々起きる怪事件。

首のない屍体が、びくりと背を反らせる…晴明と博雅は俵藤太らとともに、平将門の死の謎を追ううちに、彼の遺灰を盗み出した者がいたことを突き止める。

鳥取藩士・深尾角馬は短躯ゆえの反骨心から剣の道に邁進してきた。いまでは藩の剣法指南役も勤め、藩主の覚えもめでたき身。

水島月菜と夫・良城は結婚八年目。表向きは仲睦まじく見える二人だが、実は大きな悩みを抱えていた。

浮気調査を依頼され、使用人を装って山奥の邸に潜入した私立探偵・鵜飼杜夫。

「多重債務者」に「高額所得者」、「エステ会員」に「かもリスト」…。

落魄した石田三成の娘の前にあらわれた盲目の法師。

終戦から六年後のある日の夕方、ひとりの男が新聞社に勤める私のところに訪ねてきた。

島の夏を、美しい、とふいにあたしは思う―強くなりたいな。強くて優しい大人になりたい。