十津川警部「標的(ザ・ターゲット)」
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十津川警部「標的(ザ・ターゲット)」の総合評価:
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短編3話。 十津川警部の標的 十津川警部「いたち」を追う(十津川警部捜査行 神話と殺意の中国路) 十津川、民謡を唄う(十津川警部 哀しみの余部鉄橋) いたちは、横山大観と橋本関雪の絵。民謡は正調安来節、日本の文化のおさらいになる。 | ||||
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総理大臣誘拐事件。 まさかの大事件。 社会派西村京太郎がやりたかったことはこれなのだろうか。 偽の総理大臣をたてて,様々なことをしようとする人がいる。 十津川警部はじめ,警察官が辞職して,偽の総理大臣を誘拐しようとする。 男のロマンなのかもしれない。 壮大すぎてついて行けない人もいるかもしれない。 | ||||
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久しぶりに西村京太郎の本を読んでみたが、森村作品とは違った魅力をひしひしと感じる作品であった。情景・人物描写はほとんどなく、ただ事件の素早い展開(それは時として予想不可能な展開)に、私は興奮を覚えながら読んでいった。なにせ恋愛サイトの殺人予告から、終局的には「総理誘拐暗殺計画」という国家規模での犯罪へと大きくグレードアップしていくからだ。調べてみると、西村京太郎の「トラベルミステリー」はテレビ放送でもずいぶんと長い歴史がある。現在も十津川・亀井刑事のコンビは、高橋英樹・愛川欣也(テレビ朝日:土曜ワイド劇場)と渡瀬恒彦・伊東四郎(TBS:月曜ミステリー)が演じているが、本作品はどちらのコンビが演じているのか、内容的には渡瀬・伊東コンビなのかもしれない(迫力ある、凛々しい数々の発言に高橋英樹演じる十津川警部を私は連想したが)。とはいえ、本作品をテレビドラマ化するのは大変であろうし、きちんとした2時間ドラマとして放送することは不可能であるとも思った。著者はどういう経緯からこのようなストーリーを思い付いたのか、その源泉は何であるのか知りたいものである。西村京太郎作品に不可欠な人物である十津川省三警部の推察力の的確さ、大胆な行動力、並外れたリーダーシップの強さは、男いや人間として十分な魅力をもっている。刑事はどこかで陰鬱な過去を背負って事件を追及しているという設定が多いが(森村作品の牛尾や棟居はともに親類を殺害されたという経緯をもつ)、彼の場合はどうなのであろうか。膨大な「十津川警部シリーズ」のほんのわずかしか読んでいないので、現時点で私には分からない。暗い陰鬱な過去を背負ったヒーローというのは、ヒーローでありながらどこか人間味に溢れた人物でもある。世間離れしていない情感を伴ったヒーローであるがゆえに愛されるのかもしれない。一ファンとしてこれからもこのシリーズを見守ってゆきたい。 | ||||
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久しぶりに西村京太郎の本を読んでみたが、森村作品とは違った魅力をひしひしと感じる作品であった。情景・人物描写はほとんどなく、ただ事件の素早い展開(それは時として予想不可能な展開)に、私は興奮を覚えながら読んでいった。なにせ恋愛サイトの殺人予告から、終局的には「総理誘拐暗殺計画」という国家規模での犯罪へと大きくグレードアップしていくからだ。調べてみると、西村京太郎の「トラベルミステリー」はテレビ放送でもずいぶんと長い歴史がある。現在も十津川・亀井刑事のコンビは、高橋英樹・愛川欣也(テレビ朝日:土曜ワイド劇場)と渡瀬恒彦・伊東四郎(TBS:月曜ミステリー)が演じているが、本作品はどちらのコンビが演じているのか、内容的には渡瀬・伊東コンビなのかもしれない(迫力ある、凛々しい数々の発言に高橋英樹演じる十津川警部を私は連想したが)。とはいえ、本作品をテレビドラマ化するのは大変であろうし、きちんとした2時間ドラマとして放送することは不可能であるとも思った。著者はどういう経緯からこのようなストーリーを思い付いたのか、その源泉は何であるのか知りたいものである。西村京太郎作品に不可欠な人物である十津川省三警部の推察力の的確さ、大胆な行動力、並外れたリーダーシップの強さは、男いや人間として十分な魅力をもっている。刑事はどこかで陰鬱な過去を背負って事件を追及しているという設定が多いが(森村作品の牛尾や棟居はともに親類を殺害されたという経緯をもつ)、彼の場合はどうなのであろうか。膨大な「十津川警部シリーズ」のほんのわずかしか読んでいないので、現時点で私には分からない。暗い陰鬱な過去を背負ったヒーローというのは、ヒーローでありながらどこか人間味に溢れた人物でもある。世間離れしていない情感を伴ったヒーローであるがゆえに愛されるのかもしれない。一ファンとしてこれからもこのシリーズを見守ってゆきたい。 | ||||
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十津川警部は、某サイトへの殺人予告の書き込みに注目する。 書き込みと同一イニシャルの俳優が爆弾で殺害され、更に首相の河原が誘拐される。 誘拐された河原の安否が一切わからず、アルプスの山中で首相の死体と思しき遺体を発見する。 十津川警部は首相誘拐殺害犯人は、某IT企業の社長の仕業と推察するが、なんら証拠が見つからない。 首相の安否に関して絶望感や焦燥感が漂う中、ニセ首相が登場し、突破口を得るために十津川警部はニセ首相の誘拐を試みるが…。 ラストの謎解きがあっけなさ過ぎる。それまでのストーリとの繋がり、 特に俳優殺害との関連がわかりにくい。 首相が登場して勧善懲悪のラストだけ見ていると、遠山の金さんや水戸黄門を見ているような錯覚に囚われる。 無理やり終わらせたような気がする。もう少しナチュラルなエンディングにしてほしかったような気がしないでもない。 | ||||
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