ミスティー・レイン
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失恋して失業した女性が、ふとしたことから、芸能プロダクションに入り、タレントのマネージャーとして奮闘していく姿を、ミステリーと恋愛を絡めて描いている。芸能界の裏側がよく描けており、タレントをどのように育てていくかもよくわかる。主人公が成長してゆく姿が活き活きと描かれており、読後感が良く、ほろ苦くも甘い余韻が心に残る。とりわけ、エピローグが感動的で、印象深い。 | ||||
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はじめて柴田よしきの作品を読んだ。 本書は恋愛モノであり、そして芸能界モノであり、 そしてミステリーも入っている、という感じの作品である。 失恋したうえに失業した和泉が、 モデルあがりの俳優である雨森海と出会い、 そしてそのまま流れで芸能界入りし 海のマネージャーとしての生活がはじまる。 もちろん和泉に芸能歴はなく、 舞台裏のような彼らの世界にただ圧倒されるだけだが、 精神的に海とともに成長していく。 ミステリーがメインなのか、恋愛がメインなのか、 そこのところがよくわからない。 ミステリーはミステリーでちゃんと成り立っていたのだが、 いささかオマケ的要素が強かった。 というか、必要ない気すらしたのだ。 しかし、本書では駆け出しのマネージャーである和泉が、 自由奔放な海にまとわりつくスキャンダルに揉まれるという 筋書きになっているため、 事件はかなり物語の核に触っているという感触はある。 ときおり、和泉はあらゆるものに対し疑問を投げかけるのだが、 その疑問が緩急となり 非常に物語そのものを読みやすく仕立てている。 だが、ミステリとしては若干弱めな印象を受けたことは確かだ。 とはいえ、和泉と海の性格、また洋子や冴子など、 それぞれの性格や位置付けなどがきっちりしており、 かなり感じよく読めた。 海の性格の裏や、その成長などを見ているとほほえましく思える。 ラストはなかなかよかった。 読んでるこっちが寂しくなるほどに感動するものだった。 | ||||
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不倫の代償に、男も仕事も失った茉莉緒。マイナー俳優・海と知り合った事から芸能事務所に就職する事になるが、 次々と起こる事件。「傘じゃ守りきれない。私はレインコートになって海を雨から守ってみせる」 右も左もわからない芸能界に放りこまれた茉莉緒だが、海のためにとどんどん強くなって新しい世界を切り開いていく・・・。 芸能界をマネージャーという立場からリアルに描いた物語と読んでも、傷ついた女性の再生の話としても楽しめます。 しかし、殺人事件のトリックは無理があるような・・・。あれを大量に使う時は、スポンジか濡れティッシュ使用でしょう。 | ||||
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主人公は不倫の末仕事を辞めた茉莉緒。その茉莉緒が、偶然モデル出身の俳優の海と出会い、仕事を探している時にエキストラに応募し、そこで海と再会した。そのことがきっかけとなり、海の所属する芸能事務所に就職することになり、生き甲斐を感じるようになった茉莉緒だが、その最中に殺人事件が起きた……。 物語は殺人事件のミステリーというよりも、ほろ苦く切ない恋の物語。仕事に恋を持ちこまないと決めた茉莉緒だったが、海への恋、そして仕事での別れ……が切なく悲しい結末へと向わせる。柴田よしきとしては珍しい恋愛ミステリーですが、茉莉緒と海の恋の行方、そして関わることになった殺人事件と、展開に引きこまれていく物語でした。 | ||||
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