恋雨
- 恋愛ミステリー (42)
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不倫で退社した元OLが偶然若手俳優と知り合い、その後撮影現場にエキストラとして出演することになり再会、そして何故かその俳優のマネ-ジャ-となって、事件が起きて若手俳優が容疑者になって、その彼と恋をしてと、女性の夢物語です。 | ||||
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元OLの茉莉緒は偶然が重なり、売り出し中の俳優である海のマネージャーに。 その海が殺人事件に巻き込まれ・・・。 「傑作恋愛ミステリー!」というより 茉莉緒や海の成長が読みどころであろう。 ミステリー要素を重視する人には物足りないかも。 あいかわらず柴田よしきは心理描写−特に女性のそれ−が本当に上手い。 そのひとつひとつが心にしっとりと染み入る。 茉莉緒の海に対する切ない感情はもちろん、 未知の世界での仕事にがむしゃら且つひたむきに向き合う姿や、 女性の悪い面さえも丁寧に描かれている。 茉莉緒に感情移入できなかったとしても 海の所属事務所の冴子になら感情移入できるという人もいるのではなかろうか。 「傘」ではなくて「レインコート」に。 茉莉緒は身を切るような想いに苛まれながらも最後に決断を下す。 いつか海のレインコートになるため。そのための悲しい決断。 この茉莉緒の決断はほろ苦さを感じさせるものの 茉莉緒の成長を如実にあらわしており また「めでたし、めでたし」で終わらせなかったからこそ この作品全体が陳腐なものにならず、よかったのではなかろうか。 ただ 茉莉緒と海の蜜月とでも申しましょうか 心を通わせてからのふたりの幸せな時間が いまひとつ描ききれていなかったため 茉莉緒の最後の決断も あともう一歩感情移入できなかったのが残念である。 | ||||
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