(短編集)
桃色東京塔
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桃色東京塔の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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東京の挫折した刑事と過疎化した田舎で東京に憧れても地元を捨てられない夫を亡くした女婦警の連作短編集。1篇目で事件を追ってその田舎で出会い、過疎化された小さい村であるが為の悲しい事件の解決する。 | ||||
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警視庁捜査一課に配属されながら、事件で失敗し出世の道を閉ざされた黒田岳彦。一方、過疎の村にあるI県警上野山署捜査課係長の小倉日菜子は警官の夫を職務中に亡くしていた。捜査を通じて心を通わせてゆくが、いくつかの事件がふたりの距離を変えはじめる。悩み、葛藤する男女を描く「遠距離恋愛」警察小説。 | ||||
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柴田さんにしては退屈で引き込まれることもない作品でした。 警察恋愛小説といいながら、大筋は過疎の村がテーマで、とにかく全体に重苦しく、愉しさがありません。人物にも魅力も説得力もありません。 主人公の男性は、物語の後半で突如、お相手の女性に好意を持っているということで個人的なやり取りが語られはじめますが、踏み込んだ話もせず、精気に欠け、情熱も若々しさもありません。 お相手の女性も感情の起伏が激しいのか、行動がなぞで、未亡人ながら30前だし夫ひとりで終わるつもりはないのよね!と前置きしながら、後半は別人のように大人しくなり、暗い話で焦らしてばかりでちっとも進展しません。 また過疎の村についての記述がたくさんありますが、作者さんが都会人なためか知ったか感、有り合わせ感、違和感が否めません。 猫についてもお詳しいのでしょうが、ちょっとくどいです。 緑子シリーズのような完成度や熱をお求めでしたら、残念ですがオススメできません。 | ||||
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この本で描かれる関東地方の超過疎地域のことは、現実にあるんでしょう。小さい子がいない村。 そういった村を所管する警察署の女性刑事課係長と警視庁の刑事との交流を描く短編集。 なにか温かいゆったりしたものが流れる心地よい小説です。 著者の柴田よしきさんはいろいろなジャンルを描かれますが、こまやかな女性の視線を感じます。 今後もすてきなお話を読みたい作家です。 | ||||
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柴田よしきさんの書くものは、どれも好きです、今忙しくて最初の出会いのところまでしか読んでません、続きを早く読みたいです。 | ||||
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警察ミステリーの短編集としても,かなり面白いと思う。 しかし,本作を特別なものにしているのは,捜査する側(刑事)の出自・人生に由来する背景と,微妙に交差する男女の警官の心の機微を,推理仕立てのプロットに織り込ませ,単なるミステリー以上の物語としての奥行きを作り出していることだろう。 首都近郊のベッドタウンで生まれ育って実質的な故郷を持たず,仕事に挫折しまた妻を病で亡くした男と,圧倒的な過疎地で生まれ育って今でもそこで働き,やはり事故で夫を亡くした女。彼らが,連作の短編ごとに入れ替わりに,そして時には一緒に顔を出して,徐々に距離を詰めてゆく。最後まで男女の仲としてはあいまいなままだが,将来への予感も持たせて連作は終わる。 明快な筋立てを求める向きには物足りないかも知れないが,人物や人生の陰影を楽しめる作品である。 | ||||
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