(短編集)
風のベーコンサンド 高原カフェ日誌
- 奇跡 (159)
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一人の女性がこれから歩む道は不安という二文字が有ります。そこには数知れない出会いと別れ、えもいわれぬ迷いもあります。それで、いいのではありませんか。こころの澱は生きていいる以上誰でも鬼が見えかくれします。そんな自分の周りにいつの間にか沢山の手がやさしく迎えてくれることを教えてくれる本です。 | ||||
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楽しく読ませていただきました。 『みをつくし料理帖』、もしくは『水戸黄門』的というか。 カフェ経営や田舎暮らしの現実もきちんと描かれていますが 結構ドロドロな内容も、深入りせずに サラッとすませているような気がします。 後、『秘密の花園』を飯テロ小説として読んでいたのは 柴田さんご自身ですね?(笑) 『ミス・マープルもの』が好きなのも(私も~) | ||||
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柴田よしきの手による「旨そうなご飯」もの小説である。いわゆるミステリーではない。柴田というとどうしても、猫探偵正太郎シリーズが頭に浮かんでしまうが、このところ鉄道を絡めた成長物語小説とか、いろいろ新境地ものが目立っている感じ。 本編は、とある事情で高原の村にカフェを開いた女性の奮闘記、といったところか。東京から移動してきて店を開き、地元住民との良好な関係を築きつつ、東京に残してきたとある事情のややこしい話が途中でからまり、、、という流れでまずは開店から1年の様子を描き切ったという分量。文庫で300ページ弱、この人の特徴でもある読みやすい文体もあって、さらっと読み切れる。 個人的にポイントは2つ。 (1)美味しそうな料理 読んでいて舌なめずりをしてしまう旨そうな料理の数々が登場する。この主人公が超絶技巧のシェフだから、のような設定ではないのは一つポイント。ローカルの良い素材のおかげ、というのが再三説明される。それに加えて主人公の丁寧な仕事、という形になっている。絵空事っぽく思えないように書き込まれているところはさずが。 (2)高原の村でカフェを営業するという難しさ 超有名観光地ならともかく、バブル期に流行りました~という設定では営業的に苦労するだろうことは想像に難くない。そのあたりも数値は出さないまでも主人公は頭を悩ます。高原ゆえのシーズンオフ問題やら、気候と維持費の問題やら、なかなかちょっとリサーチしました(主人公も、著者も)という雰囲気がでていて好感であります。よくありがちな地元住民との軋轢、のあたりはサラッと流されている感じではありますが、まぁここを掘り下げても仕方ないというところか。丁寧な話作りで読んでいてひっかかることもなくて楽しめた。 実は一か所だけ言葉づかいで引っかかった。 「山スキー」。 少々あいまいなのだが、文脈を読むと普通にリフトに乗ってゲレンデで楽しむスキー、のことを指して主人公&関係者が口にしているように読める。しかしもともとスキーゲレンデを営業していたような地域(スキーと言えば全員がクロスカントリーを思い浮かべるような北欧某国のような地域ではなく)であれば、それは単に「スキー」というと思う。わざわざ山をつけると、バックカントリーとか、自分で担いで山頂へ登るとか、ゲレンデ外を自己責任で楽しむスキーという意味に近くて、子供たちがたくさん滑っているというのは雪国とはいえ微妙だ。(それもあって、この単語が発せられた時、おぉーなんと、冒頭からずっとホンワカ系で来たのに、ここへきて舞台を移してアクロバティックな展開がこの後?柴田よしきスゲー、と期待して読み進めたら違った、ということです。笑) | ||||
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新刊コーナーに平積みされたこの本の表紙を見て、失礼ながら初見では『中身の浅いラノベ的作品かな』と感じてしまい、一旦はスルーしました。 しかし、単行本のレビューを読んでみたところ、高評価だったので購入。 カテゴリとしては、「食堂かたつむり」「しあわせのパン」などのほっこりとしたカフェものですが、登場人物の境遇が意外とドロドロしていたり、嫌なヤツが登場したり、所々にスパイスが効いています。 ミステリー系の作品が多い作家さんだということを知り、納得しました。 心優しい田舎の人たちと、広大な自然に囲まれてほんわか暮らすだけのお話にとどまらず、散らされたスパイスのおかげで続きが気になって、ぐいぐいと読み進めてしまいます。 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』もそうですが、文章力と構成力を併せ持つ作家さんが書くほっこり系ストーリーは、とても読み応えがあります。 またこういった作品を出してほしいです。 | ||||
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自分もカフェを持ったような気持ちになれました。楽しく読めました。 お料理の参考にもさせて頂きました。 | ||||
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