ロンドンに住む花屋の店員アルマは、妻ある歯科医ウォルターとひそかに愛し合っていた。

実直そうな青年アレックスは、茫然自失の状態だった。新婚旅行の初日に新妻のドリーが失踪したというのだ。

腕利きの救命外科医・奈津川四郎に凶報が届く。

英国ミステリ史上、ひときわ異彩を放つ重鎮ブランド。本書には、その独特の調理法にもとづく16の逸品を収めた。

このドーチェスターの街で、マフィアに狙われる人間の依頼を受けることは、最大の自殺行為だ。

古都ボストンに探偵事務所を構えるパトリックとアンジー。彼らのもとに二人の上院議員から依頼が舞い込んだ。

ロンドンから70マイル。ここ田舎町のデントンでは、もうクリスマスだというのに大小様々な難問が持ちあがる。

ある日曜日、作家である「私」の元に一本の電話がかかる。10年ぶりに聞くその声の主はルシアナ。

16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。

9マイルは遠すぎる ｱｰﾑﾁｪｱ・ﾃﾞｨﾃｸﾃｨﾌﾞ・ｽﾄｰﾘｰの定番。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

『オックスフォード連続殺人』に続く アルゼンチン発の傑作本格ミステリー 碩学の名探偵セルダム教授、再臨。

主人公ソーンは、CIAの暗殺者だったが、妻と娘を事故で亡くして以来、アフリカに移住して引退同然の生活をしていた。

16世紀イングランド。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

ルイジアナ州デイボーン。姿を消したマロリーをさがし、彼女の故郷を訪れたチャールズは、子供を抱いた天使の石像を見て驚いた。

1514年夏。

伝説のマジシャン、マックス・キャンドルの遺作“失われたイリュージョン”が今、旧友オリバーによって演じられようとしている。

コペンハーゲン警察の特捜部Qは未解決事件を専門とする部署だ。ある日ここに一本の電話が入った。

一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。

英国史上最も悪名高い王、リチャード三世——彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか？　退屈な入院生活を送るグラント警部はつれづれなるままに歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理する。

奇抜な言動と悪趣味ないたずらで、周囲に騒動をもたらす美女クローディア。

マロリーが殺された?部下の報告で検視局に駆けつけたライカーが見たのは、彼女のブレザーを着た別人だった。

匿名の電話の警告を無視してフリーダは婚約者の実家へ向かうが、その夜のパーティで殺人事件が起こる。

ケンブリッジの町への帰途にある巡礼一行。

被害者捜し、探偵捜し、と一作ごとに新機軸を出して読者を魅了した才媛パット・マガーの長編代表作。

娼婦が何者かに吊された。金髪は切られて口に詰めこまれ、周囲には虫の死骸。

画廊で殺されたアーティストの胸には、1枚のカードがタイトルのように「死」と告げていた。

1930年代の英国。バーフォード伯爵家の荘園屋敷に、テキサスの大富豪、大公国の特使、英海軍少佐など豪華な顔ぶれが集まる。

流感が猛威をふるう町に中傷の手紙がばらまかれ、切り裂き犯も老女を襲う。

夫を事故で喪ったアリスは、亡夫の書斎でミス・ラッシュという知らない女性の名が書かれた封筒を見つける。

ミステリ作家の卵であるアニーは、大叔母の住む村に招かれた。

迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。

押し花を受け取った著名人が連続で殺される事件が起きた。

議員の娘だが周囲から軽んじられるタイピストのルース・エルダーは、職場で拾った奇妙なメモのことを警察に話すと同僚たちに吹聴した。

バーフォード伯爵邸のオールダリー荘へ、映画関係者たちが新作の下調べにやって来ることに。

キャロラス・ディーンはゴリンジャー校長 から直々に事件捜査の依頼を受ける。

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

暗号法に取り組んでいた伯父の死をきっかけに、ヒロインの周囲で不可解な出来事が次々と起こる。マクロイ円熟期の暗号ミステリ。

飛び降り自殺に偽装された女性の死。その背後にはさまざまな事件と、二重三重に塗りかためられた嘘があった。

クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。

故郷の雪山に帰ってきたエリーは、姉と看板猫とともにミステリ好きの集う書店、ブック・シャレーを切り盛りしていた。

約一年前の深夜、ルーシーの妹はパブを出たまま消息を絶った。

殺人から窃盗に至るまで、さながら犯罪見本市と化した一月のデントン市。

人工知能の研究で世界的な名声を博す科学者。

密室で夫人が自殺して以来、奇怪な噂の絶えないダーンリーの屋敷。

<おまえは殺されるのだ>素人演劇の公演を前に、三人の出演者に不気味な死の予告状が届く。これは単なる嫌がらせか。

祖父殺しの嫌疑をかけられた御曹司、城坂論語。

ガラス職人のイヴが首を切り裂かれた父の遺体を発見した。

ヨークヴィル大学構内でフォイル次長警視正が拾った紙片には“殺人計画"が書かれていた。決行は今夜八時。

雪に閉ざされたニューヨーク州スパータの町は、殺人鬼HOGの凶行に震え上がった。彼は被害者を選ばない。

不良巡査カーターについての調査過程で関係者が不審死を遂げる。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。