「ガラスの鍵」賞、英国推理作家(CWA)協会賞、スウェーデン推理作家アカデミー賞の3冠に輝いた傑作! エーランド島に移住し、双子の灯台を望む屋敷に住みはじめたヨアキムとその家族。

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

【人気シリーズ第2弾、文庫化! 解説:恩田 陸】 いったいこの書類はどこから送られてきたんだ? いつのまにか特捜部Qのデスクに置かれていた20年も前の事件の書類。

オスロにその年の初雪が降った日、一人の女性が姿を消した。彼女のスカーフを首に巻いた雪だるまが残されていた。

死体は蝋燭と花で装飾されていた。事件を追う異常犯罪専従の刑事カーソンは、30年前に死んだ大量殺人犯の絵画が鍵だと知る。

エーランド島の石切場のそばのコテージに暮らしはじめたペール・メルネル。

フィンランド郊外の村の雪原に横たわる惨殺死体。

連続放火殺人を解決、異常犯罪担当部署に配属された刑事カーソンには秘密があった。誰にも触れられたくない暗い秘密だ。

刑事カーソンが漂流するボートから救い出した赤ん坊は、謎の勢力に狙われていた。

卒業式を目前にひかえた朝、グレンデール高校に銃声が響く。

地位も名誉もある男たちの事故死。病院に入院している少女の不審死。

エーランド島に美しい夏がやってきた。

刑事カーソンが休暇で赴いたケンタッキーの山中で連続殺人が。

犯罪組織の中枢にまで潜り込んだスウェーデン警察の潜入捜査員パウラ。

灼熱の太陽の下、放置された赤ん坊に出会った二人の少女。乳母車はしだいに熱を帯びるが、家族の姿はどこにも見あたらない。

失業中の元新聞記者テスに、友人のロックから仕事の依頼が舞いこんだ。

依頼人のやり方は探偵の気に障った。

裕福な家で大事に育てられたピュアな女―それが探偵パトリックの抱いた、カレン・ニコルズの第一印象だった。

貧しい娘だったわたしは、ビジネススクールに通いながら怪しげなクラブで経理の仕事をしていた。

大好評、探偵パトリック＆アンジー・シリーズ最新作！ 誘拐された四歳の少女。麻薬取引の売上を持ち逃げしていたアル中の母親。

第一次大戦末期の1918年。

母親と妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所の床に血みどろの抽象画を描いた女。

独房からは信じがたい静寂が漂ってきた。獄内の静けさを残らず集めたより深い静謐が。

クリスマス間近のある日、私立探偵テスに父の古い知人の女性から依頼があった。

精神を病んだ犯罪者のための病院で女性患者が謎のメッセージを残し、姿を消した。

境遇を越えて友情を育んできた、ショーン、ジミー、デイヴ。

殺し屋の前に自称発明家が現れた。

わたしは33歳になり、新しくできた住居に引っ越した。

郊外の住宅地に住み、子どもとともに平均以上の生活をしているエロイーズ。

ロサンゼルスのスラム街「ザ・ボクシズ」で、犯罪組織に所属する十五歳の少年イースト。

これは仕掛けられた巧妙な罠か?私立探偵テスは、市の福祉団体から数多の家庭内暴力による殺人事件から無作為に選ばれた五件の追跡調査を依頼された。

Everyone knew the kind of girl Jean Timberlake was -- ask anybody in the sleepy surf town of Floral Beach and they'd say

十セントの古本の山から、数百ドルの値打ちの本を探しだす―そんな腕利きの“古本掘出し屋”が何者かに殺された。

裕福な毛皮商ルービンの美しい妻ナタリーは幼い子供たちと一緒に突然行方不明になった。

クリスマスを控えた町から、二人の少女が姿を消した。誘拐か?刑事ルージュの悪夢が蘇る。

【アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞受賞 『ミスティック・リバー』の巨匠がアメリカ裏面史を描く大作 】 禁酒法時代末期のボストン。

いくら元新聞記者で好奇心を抑えられないとはいえ、テスだって厄介事に関わる気はなかった。

突然の閃光と業火―それが路線バスを襲った。

『その女アレックス』の刑事たちのデビュー作 連続殺人の捜査に駆り出されたヴェルーヴェン警部。

このドーチェスターの街で、マフィアに狙われる人間の依頼を受けることは、最大の自殺行為だ。

念願かなって私立探偵となったテスに、元受刑者だという老人が依頼を持ちこんできた。

憤怒―それを糧に、ボブは追う。別れた妻を惨殺し、娘を連れ去った残虐なカルト集団を。

ロス暴動大混乱の最中に発生し、まともに捜査ができず心に残っていたジャーナリスト殺害事件から20年。

古都ボストンに探偵事務所を構えるパトリックとアンジー。彼らのもとに二人の上院議員から依頼が舞い込んだ。

長野県警から警視庁へ出向中の御子柴刑事。おおむね平穏な生活を送っていたものの、暮れも押し詰まってから次々と事件が発生。

巨匠ルヘインが20世紀を駆け抜ける男たちを描く3部作、完結篇。 1943年、第二次世界大戦下のフロリダ州タンパ。

ローン未払いを理由に家を差し押さえられたシングルマザーが、大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

私立探偵テスは、怪しい古物商の男ケネディから偽の骨董を売りつけてきた相手を捜してほしいと依頼された。

カーヴィ少年の失踪は誘拐事件に変貌した。

流感が猛威をふるう町に中傷の手紙がばらまかれ、切り裂き犯も老女を襲う。

わたしが所長をつとめる市民財団に、いささか風変わりな寄付がよせられた。

殺人から窃盗に至るまで、さながら犯罪見本市と化した一月のデントン市。

一九七六年五月。

渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。

わたしのオフィスを訪ねてきたのは、8年間の刑務所暮らしを終えたばかりの女だった。