虹の彼方に
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また、また、大昔購入したミステリ本を再読することにした。 タイトルが安っぽく通俗的なので本書ナンシー・ピカード著『虹の彼方に』は、いつもパスして読む気にならなかったのである。 が、訳者あとがきを読んでみたら原題の「BUM STEER」翻訳すると「デマ、嘘の情報」という意味の熟語だと知り、著者のナンシー・ピカードの作品も多少は読んだ記憶もあり読むことにした。 本書の奥付を見ると1994年2月28日発行と記してあるから、評者が本書を読んでから22年も時が過ぎているから物語の内容をすべて忘れていたが、読み始めたらどんどん物語に引き込まれてしまい一気読みしてしまった。 さすがに「アガサ賞最優秀長編賞受賞」を獲得しただけあって著者ナンシー・ピカードのストーリーテラーとしての才能に魅入られてしまった。 主人公のジェニ―・ケインが勤務するマサチューセッツ州のポート・フレデリックの市民財団に、ある日突然縁もゆかりもないカンザスの大牧場を財団に遺贈する知らせが入った。 彼女は楽しみにしていた休暇を返上して現地へ調査に行くことになり、ここからこの物語は始まるのである。 もう二十年以上も前に書かれたストーリーであり携帯電話もコンピューターも登場しないが、ジェニーがカーボーイたちとカンザスの牧場で過ごしたり南部のダラス/フォート・ワースへ飛んでいったり、謎解きはテンポよくスピーディに息もつかせず展開して行く。 意外な結末を迎えて物語を締めくくっていたが、期待しななかっただけにより面白く楽しませてくれた作品であった。 第四部の「寂しい大草原に私を埋めないで=Bury me not on the lone prairie 」といタイトルは、映画『駅馬車』であまりにも有名なテーマソングなので、これひょっとして・・・と、思っていたら、各章がカントリーソングの曲名になっているなんてことを訳者あとがきで宇佐川晶子さんが紹介していた。 そんなことから訳者の宇佐川晶子さんの翻訳も秀逸だったことも付記しておきます。 | ||||
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