悲しみにさよなら
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先に読んだナンシー・ピカードのジェニ―・ケイン・シリーズ第6作『虹の彼方に』が楽しめたので積んであるミステリ本の中を探したらシリーズ第7作の本書『悲しみにさよなら』を見つけたので再読することにした。 奥付を見ると1994年10月31日発行(初出1991年)と記してあり評者が読んでのが22年も大昔になる。 例のごとくまったく内容は記憶ないから新しく購入した本のごとく楽しめそうだと期待しながら読み始めた。 マサチューセッツ州のポート・フレデリックという港街の市民財団の所長として勤務する本書の主人公ジェニ―・ケインの母親の葬儀シーンからこの物語は始まる。 本書の冒頭のシーンが濃霧に包まれた墓地から始り主人公ジェニーも先によんだ『虹の彼方に』とは別人のような性格として描写されて読みすすむ気が削がれてしまった。 母親が入院したころジェニーは実家を離れて大学生活をしていたから母親のマーガレットが入院したとだけ父親の電話で知ったのである。 帰省してみたら母親が精神病院で治療を受けていることを知り嘆き悲しむが、時すでに遅しと悟った。 何故母親が精神を病むようになったかへの疑問は澱のようにジェニーの心の底に沈殿していたまま時は過ぎたのである。 墓地でのセレモニーを終えようと歩き出した心身ともに疲れ切っていたジェニーの背を誰かが押してきたから危うく母親の棺の上に落下しそうになったその時「あれは事故だった。許してほしい」との声を聞いたのである。 心を乱していたジェニーだからこの墓地での記憶もあいまいであったが、その事件がきっかけとなり母親のことを調べ始める。 父親ジェームスが何代も続いた事業を破たんさせた原因などもあわせて調べ始めるジェニーだが、先に読んだ『虹の彼方に』の臨機応変、勇猛果敢に危機を乗り越え謎に挑んで行くジェニーと、この物語のジェニーのひ弱さと比べるとあまりにも落差がありすぎて違和感を覚えながら読み進んでしまったのである。 テーマが重くて暗いのが大いに関係しているのだろうとは思ったが、アガサ賞、マカヴィティ賞最優秀長編をダブル受賞した作品であるが、読了してみると読者の評価は二分されるだろうと想像してしまった。 『虹の彼方に』を、高く評価した評者でしたが、本作『悲しみにさようなら』は、もちろん評者の好みではなし、我慢して読み終えた作品でした。 | ||||
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精神病を患い死んでいった母の謎を追う作品なのだが、中盤までひたすら関係者一人一人に会いに行き 大した情報も得られないだけの展開が続き、読んでいて退屈だった 主人公が殺されかける流れもなんともマヌケで、犯人も推理とは無関係に捕まる 母親の死の謎もインパクトがあるものではなく普通 見所は主人公夫婦の仲の良さぐらいだろうか いまいち楽しめない作品だった | ||||
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