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すべてがFになる
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すべてがFになるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全351件 121~140 7/18ページ
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テレビも、アニメも観ていませんでした。 ミステリーランキングに載っていましたので、思わず購入。 20年ほど前の作品にもかかわらず、色あせしない内容で驚きました。 まぁ、この小説の登場人物は携帯電話を誰も持っていませんでしたから、 それなりに時代の変化の影響はあるのでしょうけれど・・・。 細かいところですが、読んでいて「貴女」の文字が解っていても、素直に 「あなた」と頭の中に入らずに、慣れるまで気になりました。 そんなことはどうでもよいことですが・・・。 ところで、最後に鳥肌もののシーンがあります。(わたしだけでしょうか?) 久しぶりにゾクゾクッとする小説で楽しめました。 | ||||
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この物語は天才プログラマーである真賀田四季とこのシリーズにおける主要人物の大学生、西之園萌絵が対談する場面から始まる。序盤から様々な数字を絡めて会話が進められていき、著者が国立某大学工学部助教授であった(2005年に退職)ということを頷かせる。 物語が始まる前に、「すべてがFになる」というタイトルが書かれたページをめくると青木淳の『オブジェクト指向システム分析設計入門』より人間の交換について書かれた部分が引用されている。なぜ人間は交換をするのか。その理由は情報を交換する器官である脳にあるという。脳はまったく異なるものを交換し、等値化できるアナロジーを有している。脳の中で電磁波と音波が等値変換されることによって私たち人間のシンボル活動が生じている。交換され、代替が起こり、シミュレートを試みる。これが抽象化を生み、オブジェクト指向の考え方になったとあるが、この文章が物語にどう関係しているのかは読み進めてみないとわからない。 萌絵を含む建築学科犀川ゼミのメンバーで四季の研究所がある孤島のキャンプ場へ向かったことが犀川と萌絵が事件に巻き込まれることになった発端である。犀川と萌絵の2人があわよくば四季に会うため、真賀田研究所に向かったところで事件は発生する。地下にある密室状態の四季の研究室から両手・両足が切断され、ウエディングドレスを着た四季と思われる死体がワゴンに乗せられて出てきたのである。その後犀川と萌絵、研究所の面々が初めて四季の研究室に足を踏み入れるが、そこにいたのは四季が作ったと思われる言葉を話すロボットだけで、外に繋がっているような出口もなかった。では一体、誰が四季を殺したのか?研究室に四季のほかに誰かいたのか?四季の研究室に入れるような人間は存在したのか?そもそも、なぜ四季は地下の研究室に15年間誰とも会わず籠っていたのか?四季の伯父や妹、研究所の面々、さらに孤島に駆け付けた萌絵の叔父である刑事らも交えて物語は進んでいく。 本作の最も魅力的な部分は、数字を絡めて物語が進んでいくところである。まず、萌絵との対談の場面で四季が言った「7だけが孤独な数字でしょう?」「BとDもそうね」という言葉。これだけを読んでもこの時点では何のことなのか全くわからない。だが、この言葉は後々とても重要な意味を持ってくるのだ。それがわかった時の爽快感は他では味わいがたい。最初は意味のわからない数字やら用語やらがたくさん出てきて謎ばかりだが、読み進めるにつれて少しずつその数字や用語が何を意味するのかがわかっていくところも本作の面白いところである。まるでパズルを解いているような感覚であった。数学の問題を解く感覚とも少し似ているのではないだろうか。私は文系でプログラミングの用語などを理解するのに時間がかかったが、もともと数学が好きだったので楽しく読み進められた。だが、数学が嫌いな人や数字を見るのも苦手だという人には少々苦しいかもしれない。とにかくたくさんの用語や数学に関する言葉が出てくるのだ。著者が理系であり、そもそも理系ミステリーと銘打っているのだから当然だが、やはり理系向けであり、文系に優しくない小説といっても良いだろう。しかしずっと頭を使う場面ばかりではない。萌絵は執事がいるような生活を送れるほどお嬢様育ちで世間知らずなのである。よって庶民がどういう生活を送っているか、どのような食事をしているかなどは全く知らない。レトルトカレーを知らなかったり、キャンプ場に日傘を持ってきてしまったりと世間知らずで突拍子もない行動をする萌絵や、それを指摘する犀川ゼミの学生とのやり取りは思わずくすっとしてしまう。 理系でさらに情報工学を専攻の人ならまだしも、読者の大半はそれらとは無縁だったのではないか。私がそうだったが、大半の人が半分を過ぎてもなお全くわからないことばかりではないかと思われる。一つ謎が解けるとそこからはあっという間に様々な謎が解けていくのだが(やはりパズルや数学の問題と似ている)、後半の解説部分と比べると、中盤までは少々展開が遅いように感じる。展開が遅いというか、一つ何かが判明するたびに一つ謎が増えていくのである。何もわからないまま半分以上を読み進めなければならないので、途中まではつまらなく感じるかもしれないがそこを我慢した先にとんでもない爽快感が待っている。理系の人や数学が好きな人はもちろん、数字が嫌いだという人にもその先入観を捨てて読んでみてほしい。きっと数学の世界の面白さがわかるはずである。 | ||||
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この作品が刊行されたのは1996年、今から数えて実に21年も前のこと。1996年といえば、やっとインターネットが一般に普及し始めたばかり。 そんな時代に、2017年にも通用するほどのネットワーク社会やプログラムの知識を載せた作品を書くという事に驚きを隠せません。 そして、三重の密室で展開される不可思議な事件。 読み終えた時に感じたのは、真賀田四季という途方もない才能を持つ人物(キャラクター)に魅せられてしまった、という事でした。 人間という精神、感情を超越したかのような存在はどうなってしまったのか…。 | ||||
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売り手は素晴らしいサービスを提供します。 彼女は私をたくさん助けました。 製品は非常に良いです。 いいぞ。 お店は大丈夫です。数回を購入するには、サービスや古い顧客は非常に思慮深い、後で頻繁に来る!店がそのようなサービス態度を保つことができれば、それはすぐに王冠であることを信じる! 偉大な、私は2番目の1つを買って 価格のためのかなり気の利いた 非常に簡単で便利です。 | ||||
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すごく面白かったです。話のテンポも良く、登場人物もそれぞれ個性があるなと感じました。 | ||||
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3週間ほどかけて読みましたが、ハラハラワクワクでき、楽しかったです。 また、他の作品も読もうと思います。 | ||||
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確かに面白かったです。 すぐにシリーズを読破したい!と 思うまでにはならなかった。 | ||||
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たまたま、日間賀島に行ったことがあったので、ストーリーの中で日間賀島が出てきたときは驚きました。 話の内容的には、理系の人が好きそうな推理ものといった印象で、正直ちょっと設定を理解するまで難しかったですが、アニメやドラマにもなっているので、小説読んでみようと思ったけど難しくて挫折したよって人は、まずアニメをちょっと見てから小説を読むといいかもしれません。 名大のひとは結構この小説を読んでいる人がおおいので、知り合いに小説とかアニメがすきな名大の人がいたら話題として盛り上がるかもしれません。 | ||||
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【ストーリーの概要】 大金持ちで各界に顔が効く大学生・西之園萌絵と彼女が入り浸るゼミの教授・犀川創平が主人公。彼ら2人が所属するゼミの夏合宿が、天才博士・真賀田四季が外界から隔絶されて生活する島で行われることに。真賀田博士がいる研究所で不可解な密室殺人が次々と起き…。 【感想など(ネタバレ含む)】 ○他のレビューで批判されている点は主に下記2点という印象がある。個人的にはこれらの批判も全うなものだと思う。 ・ミステリーとするには無理がある設定。 犯人が島から船で脱出する際、他の乗客は同じゼミの学生なので不審に思われるはず。 ダイエットをしたからといって20代女性と10代女性が見間違われることがあるのか? ・よくある小説にある人間描写がない。 犯人の動機が「自由になりたいから」などといった理由で済ませられている。 これら批判点については、巻末の瀬名秀明氏による解説で説明(個人的にもこじつけ的な印象が拭いきれなかったが…)がなされている。動機など人間の中身を語り過ぎず距離を置いて客観的に記述しようとしているという趣旨だと受け取った。 具体的な常識を働かせて読むとそこかしこで違和感を感じてしまうが、論理だけで考えて読むと拘泥せずに読めるのではないか、とも思う…。 ○上述のように人間描写は深追いすると突っ込み所満載なものの、密室トリックは想像していなかった方法で作られていて、面白かった。「人形」や「F」などの伏線の回収され方も必見。 | ||||
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時間を無駄にした。 ネタバレありです。 最新ハイテク施設で起こった殺人、アリバイや証拠などすべてハイテクでどうにでもなる可能性がある、結局ハイテクでトリックが成立していた。ミステリーとは程遠い。 主人公コンビはまったく魅了的ではなくヒロインはライトノベルに出てくるようなテンプレお嬢様設定。 花嫁衣装を来た死体が扉が開いた暗闇から近づいてくるという絵を書きたかっただけなんじゃないのと思ってしまうくらいくだらない出来でした。 | ||||
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論破型の人間が理性で書いた作品を再構築してメッセージ性を持たせているので軽い孤独を感じましたが。尊敬します。 | ||||
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続きが気になってしかたがない!と思うほど面白かったです。退屈しませんでした。ただ、コンピュータの専門的な知識がないので、わからない部分が多々ありました。それでも楽しめたので、続きが気になっています。 | ||||
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理科系ミステリ作家として語られる著者のデビュー作。 しばしばミステリにおける探偵というものは浮世離れした非常識な人物で、それ故に常人ならざる洞察を持っていたりするものですが、本作の探偵役もその範疇に漏れず世間からややズレた研究者です。 その他の登場人物も所謂理系の人間が多くを占め、作中に示される彼らの理路も過剰に論理的であったりするので、非合理な現実に流されがちな小市民である私としてはそれらにどこか小気味良さを感じながら読み進める事ができました。 ただそんな論理的かつ合理的な登場人物達の中に潜む犯人によって企てられた本作における殺人は、その目的に比して余りに迂遠で不合理なものに映りました。それは簡潔で加不足なく必要十分である事に美しさを見出す理系的な価値観との齟齬があるように感じました。まるで冗長で美しくないコードのようです。 読後そういった違和感が拭えなかったせいで、私はミステリに期待する種明かしによるカタルシスを本作から充分に得られませんでした。 本作を批判するとすれば理系的であるせいで動機や人物の描写に欠けるというよりは、寧ろ合理性を欠いている点、つまり理系的である事を充分に突き詰められていない事にあるのではないでしょうか。 | ||||
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この作品はかつて出版と同時に読んだことあり,当時はスタイリッシュな理系ミステリーとして,とても面白いと思った記憶があります.メインのコンピュータのトリックも,途中で登場するVRのシーンも,当時の理系研究者の日常の「ちょっと先」を感じさせる部分があって,だいぶ引き込まれました.現実世界には存在しない(と書いたら言い過ぎか)理系ヒロインの姿も,よいスパイスになっていたと思います. 今回kindle unlimitedの対象になっていることもあり,久しぶりに再読しました.当時感じた面白さはまだ保たれているし,現実が当時の設定を追い抜いてしまったことによる陳腐さもさほどありません.今回も面白く読ませていただきました.ただもともと非現実的な設定だし,作られた世界での「なんでもあり」のミステリーなので,☆は3つにしておきます. | ||||
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ミステリーとして読むにはいろいろ無理がある気がする。 もう少し若かったら面白く読めたのか? | ||||
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印象深かった文章は 自分の中にある複数の人格の影響力が均衡を保っていることが、優れた客観性を生み出し、それが優れた指向性を生み出す。 といった内容の文 多重人格が自分を守るために生じるもので、これは病気ではないんだなと思った。 | ||||
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多くの読者が読了後、なぜ犯人はこのような犯行をしたのか理解できないだろう。 普通、こういうミステリー物の多くは、犯行を犯した人物の動機を逐一説明して終わるのが常識だと思っているからだ。 しかしそれこそ筆者のミスリードで動機を自分で考えろ、と押し付けている。 犯人も人間だからこういう犯行に及んだんだよ、書かれてあることだけで満足するなと。 ある意味男らしい筆者ではある。 完全な密室から出てきたのは一体何であったのか、どういう意味があったのか、答えは・・・ | ||||
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一般的なミステリーとはなんか違います。 シリーズを通して、トリックとか動機とかそういうミステリーっぽい部分はそれほど重視されてなくて。 じゃ何が重要なのかといったら、よく分かりませんが、とりあえず一気にこのシリーズのファンになってしまいました。 | ||||
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Fの意味は容易に想像できたし、Perfectとか完全とか「〜はあり得ない」と断言しておいてオチはそんなやつ?作者は鼻息荒く書いてるのかもしれないけど設定が幼稚。最後まで読んだけど中二の言動に付き合ってあげてる気分だった。この種の分野自体が古臭いのかな | ||||
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現在の環境と比較すると、だいぶ昔に書かれたことが感じられる。 | ||||
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