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すべてがFになる
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すべてがFになるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全351件 281~300 15/18ページ
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それなりに飽きずに読めはするのですが… 読後はなぜかトリック含め特に印象に残る感じではなく、 読んでしばらくたつ今となっては、「で、トリックって 何だったっけ?」という感じです…。 何よりも人物像がイマイチ頭に浮かびませんでした。 博士の天才ぶりの描写も、プロフィールは克明なものの じゃあどんなとこが天才?というエピソードの具体性には 欠ける気がします。 事件の謎を解く犀川助教授のイメージもつきにくかった。 説明は詳細にあるんですが…雰囲気が伝わってこないんです。 (かっこいい部類に入れるべきなのか否か、最後まで 掴めませんでした(笑)) シリーズ第1作とのことなので、他を読めば面白くなってくるの かもしれませんね! 小説の構造しかり、人物描写しかり、ディテールは面白いのに、 全体として伝わってこないもったいなさを感じます。 | ||||
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作品の良し悪しはひとそれぞれなのでおいとくとして。 タイトルの「すべてがFになる」というのは犯人が残したキーワード。で、これがトリックの 鍵になるのだが、種明かしされてもこれが理解できるのは理系の人間、またはプログラマなど に限られる(かくいう自分もUNIX系のSEだったが、種明かしされるまで全然気づかなかった)。 文庫本でかなりのページ数があるが、途中途中「これって意味あるの?」と疑問を抱くシーン もいくつかあり、そのうちの半分は意味がなかったように感じた。50ページくらいは省略でき るのでは?と思っている。でも真賀田博士の様々なエピソードが最後にすべて伏線だったのが 明らかになった場面は結構快感だった。 人物描写については、主人公の犀川は典型的な理系人間で人付き合いが嫌いなタイプ。でも 思考ルーチンはあくまで理知的で交換持てた。 ヒロインの萌絵はまぁ悪くはない。今後の二人の進展はちょっと興味あり。 | ||||
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とりあえずこれだけ読んだ感想。 推理小説としては破綻・・・というか最初から推理小説の形態は意識されていませんね。 今読んだからかもしれんが基本的にトリックの部分が何でもありなのであんま考える余地は無い。 理数系の書いたスペクタクルというかサスペンスというか。 理解出来ない人には全く理解出来ない現実が全てコンピューターにという話の真剣なやりとりとかもう所々に振り落とし場所が満載。 最初から続き物として構成されてる内容でキャラ付けやシリーズがどこに向かうかとかいう指標は凄くしっかりしてる。 今から読むとしたら一気にシリーズ何冊か読んだ方が面白くなりそう。 一冊で評価するとなると中途半端な近未来が古い時代と同居する変なSFという感じ。 | ||||
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―発端は単純にして明快― ―手順は単調にして繊細― ―動機は短絡にして必然― 犀川助教授と西之園女子、そして天才真賀田四季のこれからの事件の数々の原点にして出発点の事件。客観性を重んじ、人という者に論理を当てはめようと画策している。 日常では決して現れないであろう、天才との会合を、あなたも楽しんでみてはいかがだろうか。 | ||||
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当初書かれていた作品の時系列ではないので多少違和感があります。シリーズ最初にこの作品を最初に持ってくるようにしたのは正解。冒頭のあのシーンから始まらないならここまでブレイクしなかった筈です。二人の面談シーンが「有限と微笑のパン」までシリーズを牽引。専門用語に違和感があるのかどうかは疎いので不明。違うと萎えてしまう場合と「作品」の範疇である場合があるからです。作者仕様の人物造形と文体にも好き嫌いが分かれます。ごく個人として人物たちは身の回りにいないし想像の範疇にもないので興味深くあり、嘘のようですが「まとも」に見えました。 | ||||
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科学者(某国立大学助教授)である著者が、登場人物たちを通して見せる独特の価値観が面白い! シリーズ全編に渡る謎の出発点。 まさに「THE PERFECT INSIDER(全てはこの1冊に)」←誤読(笑) | ||||
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犀川シリーズの第1段。本シリーズは人気シリーズとなったが、第1作の出来、犯人のカッコ良さが要因になっていると思う。最初に断っておくが、私はプロのプログラマーである。その目から見て、部屋脱出のトリックは甘い。また、特定の日付に、プログラムを誤作動させるのは作成者にとっては容易であり、逆に何十万ステップのプログラム(作品ではUNIXライクのOSを想定しているらしいが)中でそのような箇所を検出するのは事実上不可能である。それをいかにも犯人が天才のように書くのはフェアではない。そして題名である。Fは「0xff」のことだろうが、これではオーバー・フローしない。もう一つ進んで「0x00」になった時、オーバー・フローするのである。作者は、最先端のコンピュータ技術を作品に盛り込むことで、作品及び犯人のカッコ良さを狙ったのだろうが、もう少し正確に書いて欲しいものだ。 | ||||
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この小説は、他の小説とは大分異なるように思えます。 というのも、私がこの作品に見た最大の魅力は、物語そのものではないからです。 正直、トリックには誰の目にも明らかな欠陥がありますし、文書力も極めて低いです。 が、森氏がこの作品を書くにあたって最も表現したかったことは、「天才とは何か」ということにあると思います。 世間一般に考えられている種の「天才」とは一線を隔す、「真の天才」を彼は描こうとした。その体現者として真加田四季という人物を描いた。 私はそう思うのです。 そして、真加田四季は頭が良いから天才、というわけではありません。 森氏の考える「天才」は実に面白い! この天才像に一度触れてみることは非常に価値のあることだと思います。 この小説を読んだのは大分前ですが、当時の私にとっては「理想の人物像(=真の天才)」はそのまま真加田四季のことでした。 そして今も、わずかに変わってきてはいますが、私の中にある天才像の基礎としてあり続けています。 それだけのインパクトが、真加田四季という人物にはあります。 一読する価値は必ずあります。 | ||||
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面白いとの話で読んでみたものの登場人物の固有名詞も場面設定等についても一々くどいというかしつこいというか変に特別性を誇張するようで楽しめなかった。 密室事件の問題背景(関係者の相関関係など)や解決についての設定は良質と思うが、固有名詞のくどさもに辟易する時があった。 もっとシンプルな文面・構成にすると加速的に面白みが増し、小説に飲み込まれるという爽快さがあると思う。 | ||||
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トリックとかはまあよくできてると思うんだけど、設定が突っ込みどころ満載で(なぜあの人は監禁状態にされていたのかとか、きっと○○を隠すためだろうけど、だとすると最終的にああいう行動に走ったのは筋が通らないとか、別にあんな手のこんだ危険性の高いことしなくたって方法は他にいくらでもあるだろうに、とか)、そういう細かいことをうだうだ考えてしまう私は「文系人間」なのだろう。 というわけで謎解きミステリーとしては星4つだけど、全体的な小説としての完成度では饒舌すぎて途中読んでてダレる部分も多かったので、星1つ。 | ||||
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とは言えある程度楽しんで読むことは出来ました この内容ならここまで厚くする必要がないと思いますが。 次の巻に期待します | ||||
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あんまり楽しめませんでしたね。無駄に長いし。('-,_ω-`)プッ 人物描写が甘いためか、犀川も萌絵も魅力的な人物も思えないんですよね。 それにトリックの方も確かに「すべてがFに」なったんですけども、「天才」という免罪符があればどうにでもなるんじゃないかと思わざるを得ませんでした。個人的には納得のいかないトリック。そして犯人でした。 これシリーズ物でして、このあとに9冊続くんですけど、別に読みたいとは思いませんでしたねぇ。結構人気のある書物みたいなので、楽しめなかった自分が悔しくもありますが。 最後の最後に展開される犀川と真賀田女史の会話が良かったので☆二つにしときます。あれがなかったら☆一つでした。真賀田女史萌え。('-,_ω-`)プッ | ||||
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孤島の研究所の中。しかも外界との接触を制限された個室で天才工学博士・真賀田四季は生活を送っていた.ゼミ旅行として、その島を訪れていたN大学助教授・犀川創平とお譲様女子学生・西園萌絵は真賀田博士に会うために研究所へ.しかし、彼女達が出会ったのは両手両足を切断されウエディングドレスを着た真賀田博士の姿であった.唯一、博士の部屋につながる通路は監視カメラで録画されていて、10年以上もの間他人の出入りが無いというのに殺人が起きた.犯人はどのようにして殺人を犯したのだろうか?密室殺人ミステリー. 多少工学系の知識を知っていれば分かりやすく読める作品だと思います.知らない方には、少し難しく思えるかもしれません. 西園萌絵のお嬢様キャラが作品を明るくしていて良かったと思います. | ||||
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三河湾にうかぶ孤島に作られた窓一つない研究所に、人との接触をいっさい断ち切った天才科学者が住んでいる。そんな島にゼミの夏合宿で訪れた工学部助教授の犀川と、助手を決め込む萌絵らが、リアルタイムに監視された密室から解き放たれた殺人に遭遇する。森博嗣のデビュー作にして、S&Mコンビの第一作。近年のハイテクによって、推理小説の筋として完全犯罪を成り立たせるのが難しくなるなかで、逆にテクノロジーを筋立てに積極的に織り込んだ点では新鮮な印象を残すミステリー作品に仕上がっています。作品の面白さを全て享受するには多少のコンピューターリテラシーが要求されますが、むしろそういう人の方が最近の若者には多いのですから、著者の狙いは的中しているといえるでしょう。ただし、ミステリーを読み慣れた読者には、あり得ない状況設定(研究所の構造や生活習慣に代表されるような)や、生かしきれていない伏線(例えば冒頭の萌絵と博士の会話)がつまらなく感じられるかもしれません。探偵と助手が、事件に対して感情的葛藤を持たず、Perfect outsiderにとどまっているのも、ライトノベル的な平面さを抜け出ておらず、多くの人が書いているとおり、よくも悪くも登場人物の設定だけで成り立っている作品といえます。重い読後感を感じる事なく、ゲーム感覚で一気に読み通せますし、トリック自体も注意深い読者には自明な程度に易しいので、脳の体操に著者との知恵比べをするのも、また一興。 | ||||
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こんなに楽しめるとは思いませんでした。はっきり言って読み終えた今も「F」について説明せよ、と言われたら困るのですが、有無を言わせずページをめくらせてしまうスピード感と斬新で専門的な世界でくりひげられているというのに最後に心に残る哀愁・・・見事だと思いました。私は理系オンチですが十分に堪能できました。是非読んでもらいたい1冊です。オススメ! | ||||
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これは本当に衝撃的だった。綿密に組まれたプロットと、相対する犀川と犯人。 トリックも展開も動機なんかも申し分ない、正真正銘の傑作。 ただ、謎解きのあの車だけは疑問符。 | ||||
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なんか古臭い少女漫画に理系の小難しい理論を取り入れたというだけで、それ以上に感心できる点が無い。感心できる点よりもむしろ気障なところばかり気になる。中途半端に瀟洒な知識や技法をひけらかす割には、表面的な流用に過ぎず、かえって作者の拙さが目立つ感じがする。この客の嗜好を狙ったようなあざとい気障さは田中芳樹と同類項の匂いがするな。良くも悪くも少女漫画的な思い入れが作品に存在しないと読めない作品だと思う。 | ||||
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比較的長い本ですが一気に読めました。ただ、話が進むにつれて、文章表現が大雑把になっていったような気がします。流れの良さと登場人物の個性の強さが文章の粗っぽさをある程度カバーしていますが、もう少し丁寧さがあればよかったと思います。 | ||||
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1996年リリース。S&Mシリーズの第一作にして森博嗣のデビュー作。『理系』という新しい分野を持ち込んだ氏の作風はなるほどなかなか斬新でプロットも良く出来ていてなかなかなのだが、一点だけ気に入らないところがある。それはMacフリークからみると本作の設定にはたくさんの矛盾点があるということだ(●^o^●)。まずリリースした1996年においては作中に出てくるSEやPlusは余りに古い。System7がアメリカで登場したのが1991年であるからしてこの段階でSEやPlusはSystem6.0.7までしか事実上受け付けられなかったはずで天才科学者四季のプログラミング技術を持ってしてもデスクトップに燦然と置かれているのは可笑しい、と思うのだが・・・如何だろう。次にウイルスで送信側だけ狙うスクリプトは難しいと出てくるが謎である。送信はSMPT、受信はPOP3とサーバ形態が別々であるからしてターゲットにするのは優しいのではないだろうか。また、ウイルスのターゲットに狙われるMacというのもかなり可笑しく、Disinfectantの時代から極めてウイルスがMacは少なく、その辺も謎だ。おそらく氏は僕と同じくMac好きで分中に登場させたかったのかもしれないがむしろそれが知っているものに物凄く『おかしいなこれ』という気持ちを与えてしまっている気がする。『理系』を売りにするからには『理系』で突っ込まれないことが必須ではと思う。ゲーム化もされ、大ヒット作であるが故にそこが残念だ。 | ||||
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とっても面白かったです。表現の仕方も物事の捉え方いちいち難しいですが、その難しさを1個1個かみ締めながら、確認しながら読み進めていくときの、あぁそういうことか~という納得が満足感に繋がる感じです。登場人物のキャラも個性溢れて、そのキャラに引っ張られて読み進められるのであっという間に読み終わってしまいました。実は今、S&Mシリーズ最終章10作目を読んでいます。とうとう最後まで読んでしまいました。10作目を読んでいるから最初を思い出して、Fのレビューを書いてみました。 | ||||
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