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コンビニ人間
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コンビニ人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1009件 961~980 49/51ページ
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会社のおっさんから面白いと言われて読みました。 面白いは面白いですよ。主人公も、それに絡んでくるコンビニに婚活目的(マジか…)で入ってくるなんとか君も、 そうそう、こういう人いるよね という人たちで。すーっと読めます。 今の日本、周囲とコミュニケーション取れない人、たくさんいますからね。 ただ、読んだ後に何も残りません。 変わった人が、超自己中のいい年したバカ男と出会って、 やはり、私は変人のままでいいのだと再確認する。 ただそれだけ。強いていうなら、コンビニの仕事ってこんなものなのかという発見はある。 芥川賞って欲しがる人多いですけど、こんなんでとれるんですね。 私、小説の中でトルストイの「戦争と平和」(今時、こんなもん読む人皆無だろうな)が一番好きなんですけど、 それに比べてあまりに小粒で。まあ、どうでもいいですけど、どうでもいい話でした。 以上。 | ||||
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芥川賞の作品、最近は変わってきましたね。。これは面白い!ページ数は少ないし、ちゃんとした小説がお好きな方には物足りなさを感じるかもしれませんが、読みやすいです。 | ||||
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この本の主人公はおそらく発達障害なのでしょう。我が家にも発達障害の家族がいるのでとても共感できます。評価の低い方たちのレビューを拝見していると、多分、発達障害のことをご存じないのだろうな、と思われるものが多く、悲しくなりました。この本を通して、発達障害についての理解が少しでも深まれば、きっと救われる人たちも増えることでしょう。主人公のことを「気持ち悪い」なんて言わないで。発達障害のことを少しだけ勉強して、もう一度読み直してみてください。きっと評価が変わると思います。 | ||||
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読みやすくてイッキに読めます。 多分、発達障害のある不思議ちゃんが天職と生きる術を再確認する話。 ある意味主人公がうらやましい。 自分が普通でないことは分かっていてその処世術も心得ている。 私は世間の普通から外れた人間なんだとこの本で客観視でき、途中辛い気持ちで読んでいたけど、自分らしく自分の納得いく人生を送ればいいのだと最後は生きる勇気をもらいました。 5つ星ではないのは、本の中の世間の言葉が金槌で叩かれるぐらい辛かったから。 痛快なストーリーでテンポもよくて村田さんの他の本も読みたくなりました。 | ||||
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作者の方には申し訳ありませんが、私には理解できませんでした。値段の価値はなかったです。 | ||||
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1日に4〜5回コンビニを利用するため、コンビニ内の細かい描写だけで十分引き込まれました。 主人公の古倉恵子36歳は就職もせず、結婚もせず彼氏もおらず、18年間ひたすらコンビニでバイトをする生活を送ります。 当前のように変人扱いを受け、戸惑いながらも自分なりに対応していく様子が細かく描かれていていました。 ただ、今の時代は少し価値観も違ってきてて、普通以外を排除する周りの反応の方が極端に感じて違和感を覚えました。 周りの評価を気にせず、一つのことに没頭できる能力がある人はあまりいなくて、凄く羨ましい気持ちになります。 周りに「コンビニ人間を極めたらいい。」という人がいたら主人公はどんどん凄い人になって、その時はコンビニ人間が美談になるんでしょうね。 | ||||
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コンビニのアルバイトを18年間続けている36歳独身、恋愛経験なしの主人公(女性)は、子供の頃から「普通の人の」感覚が分からない為に様々な軋轢を生み、周囲から「治さなきゃいけない」と言われてきた。コンビニでバイトを始めてからは、社員としてマニュアル通りに完璧に振る舞うことにより、また身近にいる「普通の」女性たちの話し方やファッションを真似することにより、正常で、社会に受け入れられる存在になろうと努力してきた。これまでバイト経験しかなく、恋愛にも興味ないが、それで良いと思ってきた。ところが、35歳新人社員の白羽(男)の登場から、話は思いがけない方向に進んでいく。 就職も結婚もしていない、「普通」の範疇外にいる36歳フリーター女性に対して、社会が向ける冷ややかな視線というのを、これでもかという程、暴力的で品性の無い言葉で登場人物たちに語らせるので、読んでいて気分が悪くなった。白羽という男は、ネット上に溢れている身勝手な被害者意識・歪んだ世界観・差別や偏見を具現化したような存在で、想像しただけで吐き気がする。 読後、こんな「普通」じゃない生き方もあるけど、どう思いますか?と問われているように感じましたが、別に良いのでは、他人はそこまであなたに興味ないと思いますよ、という感じです。 | ||||
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ほんと引き込まれて一気に読んでしまいました! 込み入ったことは書かれていないのですが示唆深いです。考えさせられました。 | ||||
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改めて個性というものを考えさせられる作品でした。 自分も何か人と違うと思っていたけど、これ読んだら 普通の人だなと自分を客観的に観れた。 | ||||
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古くからの文学的なものは感じませんでしたが、ようやく現代の文学というか、読みやすくて良かったです。他の作家さんもどれだけ読みやすい文章が書けるのか、その能力を磨いてほしいです。一つでもヘンテコリンな文字を使うと大半の人は活字物語から去っていきます。 | ||||
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感動して、胸がいっぱいになって、涙が溢れて…なんてことは起きませんが、読んで得たものは大きいです。 ワクワクするストーリー性や人情話みたいなものを求めてる人には向きませんが、傑作だと思いますよ。 主人公に感情移入できない、というレビューがちらほらありますね。それこそ「普通」の人なのでしょう。普通の人からしたら、この主人公の感性は異常に思えるのでしょう。 私もそうなりたかった。 主人公に共感できる!と書いてる人が一定数いることに安心感を覚えました。 レビューも楽しめる作品ですね。 | ||||
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レビューがあまりに面白かったので、つい購入してしまいました。 「救いがない」なんてとんでもない。久しぶりに希望に満ちた小説を読んだような気分です。 構成に無駄がなく、短いので 文庫本400円などと比べると高い感じはしますが 映画館で出来の良い映画を見たと思えばちょうど良いかと思います。 キャラクターの造形が巧みだったので 作者の他の本も読んでみたくなりました。 とっさに「普通」を演じることができる白羽さんが可哀想に見えてしまうのが不思議です。 | ||||
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芥川賞受賞作が面白い。しかも『火花』に続いてだ。文学とは何かを問いかけても現代においては難しいのかもしれない。そこで、面白くなければ文学ではない、と開き直って書いているのだとしたら、歓迎したいと思う。 | ||||
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自分と重ねて考え方とか共感できると思いました。多くの人に読んでもらいたいと思います。 | ||||
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私は『コンビニ人間』でも『普通』でもなく、都合よく両者を行ったり来たりして、都合よく生きている。どちらにもなりたくないくせに両者を分かったふりをしている自分に、少しだけ嫌気がさす。それでも、一番楽に生きやすい道を外れる事は出来ない。 | ||||
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ワクワク感が全くない。 登場人物の個性が、全体的に薄っぺらい。 歳が近いものの、主人公に感情移入が全くできない。 感情を揺さぶられるとか、考えさせられるとかが全くない。 だから・・・・結局は何を伝えたいんだろうか? これを読んで何を思えというのだろう・・・・ 幼稚すぎる。 こんな薄っぺらい内容で、芥川賞なんですか? 作者には申し訳ないけど、本当に本当にこれが?? 審査員はどこが面白かったの? 本離れが進んでるのは、こういう作品が選ばれているからじゃなくてと思える程。 本当にがっかりしかないです。 | ||||
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村田さんの小説は、サイコパスなんじゃないのと思う主人公ばかり。 何故人間は恋愛して子供を作るのか、とか家族とは…とか「そもそも普通にあること」について疑問を持ち、小説のテーマとしている。 この作品を絶賛している人はコンビニでの仕事の様子や人々の会話が「あるある」要素満載だからではないか。芥川賞受賞作であるある話が読めるのが楽しいからではないか。 主人公は常識がわからない。どう振る舞っていいのかわからない。そもそも他人の感情に無関心なのだから。 そのため就活で内定ゼロ。大学生のときに始めたマニュアル固めのコンビニの仕事を淡々とこなす。その小さな世界で「恋愛、就活、結婚」や、そもそも性別によるロールモデルなどジェンダー論にまで触れている。主人公は他人に興味が無く、感情の起伏もない。他人の感情がわからない。ロボットのようだ。 作中に「怒りという感情がそもそもわからず、周りの人の真似をしている」という表現があったが、矛盾している。主人公は「結婚や恋愛」等の自分ができない、常識の押し付けをされるとイライラし、「どう言えば相手が納得するか」ばかり考えている。妹の赤ちゃんが泣けば、ナイフで刺せば静かになるのに、と考える。 タリウム事件の犯人みたいだと思う。裁判での発言をニュースで読み、この小説の人とそっくりだなと思った。 この小説の作家先生はいつも極端すぎる。作家仲間にトリッキー村田って呼ばれてるんだっけ? この人の作品を続けて読んでるとゲンナリする。 | ||||
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周囲との違和は誰しもが感じるものである。そういう意味で本作品は極めて日常的な部分を描いているのだが、その切り取り方が非常に冷静かつユニークで、太宰の『女生徒』に似た新鮮さを覚えた。 特に印象的だったのは「今の「私」を形成しているのはほとんど私のそばにいる人たちだ。特に喋り方に関しては身近な人のものが伝染していて、今は泉さんと菅原さんをミックスさせたものが私の喋り方になっている。」というフレーズである。人間が周囲に溶け込むためにおそらくは無意識のうちに行っていることを、改めて言葉で認識させられ、なるほどと何度も頷いた。 新たな視点をもって自分自身を見つめなおす機会を与えてくれる、そんな作品であった。 | ||||
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この作品に対する批判的なレビューを読んでいると、 「正常ではない」主人公に対する「怯え」が見えてくる。 そして、その「怯え」は、「こんな主人公が、作品が、許されるわけがない」という、作品そのものに対しての怒りになっているように見える。 「主人公が気持ち悪い」「何が面白いのか分からない」「分かりたくもない」 これらの感想全て、 「こんな作品を世に放って、わたしたちの正常な世界を壊すな。」 そんな悲痛な叫びに聞こえてくる。 自分の信じる「正常」が生まれて初めて脅かされた人たちの叫びだ。 今まで、盲目的に「正常」を信じ、そのために無自覚にある種の人を傷つけてきた人々に、ささやかなしっぺ返しがきた。 それがこの作品だと思った。 | ||||
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大学一年の時に大学の近くにオープンしたコンビニでバイトを始めた恵子は、そのままバイトとして働き続けて18年になった。彼女にとってこの世界と人は理解不可能なものだ。自分は世の中の異物なのだが、そんな自分を「治す」ということもどういうことか子どもの時からわからない。 そのコンビニにある日、白羽という男がバイトとして入ってくる。骨に皮がくっついているみたいにがりがりに痩せていて、髪の毛が薄く眼鏡をかけ黄色い歯をしている長身の青年だ。 この人物は、典型的な自己愛パーソナリティの人間である。社会のいかなる土俵にも上がらない。彼がここをバイト先に選んだのは婚活のためであり、この店ってほんと底辺のやつらばっかですよね、コンビニなんて底辺ばっかりだ、と呟き続ける。彼もまた、この世界は異物を認めない、僕はずっとそれに苦しんできたんだという。 早々に彼はクビになるが、ある日ひょんなことから恵子は彼を自分のアパートに寝泊まりするようにさせてしまう。“社会不適合者”二人の奇妙な生活のはじまりだ。白羽は恵子の風呂場で寝たり恵子から与えられた「餌」を食べたりするが、彼は、こういう生活形態を取ることが最早古びた子宮しか持っていない36歳の処女の恵子には必要だという。彼と一緒に暮らしだしたことをコンビニの店長やバイトの面々、友達や妹にいうと皆なぜか異様に驚喜する。 白羽の借金の問題もあり長年勤めたこのコンビニをやめ、二ヶ月。嬉々として毎日恵子の就職先をネットで探す白羽。ついにみつかった面接先に彼に付き添われ、恵子は正社員の面接に向かう。だが、その途中で白羽と共にトイレに入ったコンビニで恵子の「本能」は目覚める。 コンビニのなかの音の全てが意味を持って震えていた。恵子は途端に活気づくと共に気づく。自分の細胞全部がコンビニのために存在している。人間として食べていけなくても野垂れ死んでも、そのことからは逃れられない。その本能は裏切れない。自分は人間である以上にコンビニ店員という動物なんだ!こここそが自分の「世界」であり自分はここにだけでしか生きれない動物、コンビニ人間なんだ! 恵子に白羽のような歪んだ自己愛もない、嫉妬もない。 衝撃と震撼を覚えるだろう。だがこういう人間は、実は何十年も前からいた。ただ社会の変化に伴っていよいよ増えてきただけだ。今日も社会のどこかで「○○人間は」たくさん、棲息している。 | ||||
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