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ぼぎわんが、来る
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ぼぎわんが、来るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全268件 221~240 12/14ページ
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最近では低迷しているとも言われていたホラー小説大賞ですが本作は本物。 とにかく展開が早く、キャラクターも立っているしぼぎわんの描写も淡泊ながらも気持ち悪い。 要所要所で出てくる衝撃展開も鳥肌物。 若干キャラ小説といった雰囲気もあり、ぼぎわんの恐ろしさが薄れてくる部分もあるのだが。 本作が映画化されるというのはなんとも楽しみです。 内容についてはネタバレを見る前にとにかく読んで頂きたい。 間違いなく面白いですよ。 | ||||
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映画化とのことで読んでみた。序盤こそホラーものにしては軽やかなテンポで進むがじょじょにグロさや恐怖感がましていき、ラストもすっきりしない展開で後味が悪く残念。 | ||||
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続きが気になって一気に読めた。 ししりばの家を読んでから、ぼぎわんを読んだので、琴子が活躍していたのは面白かった。 | ||||
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評判悪いけど面白そうだけどなあ、なんて思ってたんだけど、確かにイマイチ。 やっぱ美少女霊能力者が不味いのか。やはり霊能力者はおばさんかおばあちゃんでしょ。テレビの心霊特集だって今みたいにアイドルがきゃあきゃあ言ってるより冝保〇子が物々しい口調で心霊現象について語ってる方が怖かったもの。 髪の毛ピンクな美少女では実写にすれば痛々しいし、興ざめする事この上ない。映画になるならこの設定はない事になるだろう。そもそも映画化するほど売れてるかは知らないが。 それだけでなく、美少女霊能力者が早々に出てくる上に人脈ありすぎで、「どうしようもない恐怖」みたいなのが無い。化け物の倒し方を熟知してる人間がわらわら出てきちゃうと、何だかんだどうにかなるのではと言う気になってしまうし実際何とかなってる。出てくるならせめて3章くらい。ギリギリの窮地で出てくるくらいで良いと思う。 それにぼぎわんにも今一つ従来にないアイディアが足りない。 個人的にホラーはアイディア勝負であると思う。人は未知のものに恐怖する。だから、「何かこれみた事あるな」と思ったとたん、読者や観客は然程恐怖しなくなる。恐怖させるためには従来になかった独創的なアイディアが必要だ。 今ではギャグだが、リングの貞子はTVの中から出てくる幽霊、ビデオなど(当時は)最先端だった機器を幽霊が支配し襲ってくると言う所に、新しい怖さがあった。 それに引き換えぼぎわんの人の襲い方には今一つ新しい所が無い。殺し方もこれぞと思えるようなものが無い。 まあ、新しいアイディアなんて早々出てこないだろうけど。現代の社会問題を盛り込んでるのは新しいかな?でもそう言う現実的な問題を入れて来られると寧ろ冷める。 そして一番駄目な所はぼぎわんが倒されちゃうところ。やはりホラーの名作って、倒されたと見せかけて倒せてないとかそう言うパターンが多いと思う。倒せると言う事が証明されてしまった時点で怖くない。しかも真っ向から倒しちゃうし。ピンク髪の美少女に力技で倒されてしまう化け物など、ホラー史に残る資格なし、だ。 ホラーのラストはせいぜい「回避できた」くらいが良い。回避できたと思って回避できてないのならなお良い。 人の力や意志でどうにもならないから化け物は怖い。と個人的には思うのだが、その考えが恐らく著者と私で全く違う。観て来たものの違いだろうか。個人的には、「キャリー」や「富江」など、名だたるホラーの名作は、倒したと思ったら・・のラストあってこその名作ホラーだと思うのだが。ハッピーエンドで良かった良かったで終わるホラーで面白かったホラーなどあるだろうか。 審査員はこの作品でもう一度ホラーブームが来る事を期待していたらしいが、うーん。可もなく不可もなくだった。 それを期待するには無難な内容すぎる。 | ||||
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遅ればせながら読ませていただきました。 ホラー小説を読むのは本当に久しぶりでしたので、 心地よい?恐怖が新鮮でした。 私、40代、関西生まれ関東在住なので、 昭和の頃からほんのつい最近まで、 すごく話が身近に感じられました。 子育て夫婦のすれ違いや、子供を持たない大人の想いなど、 現実的な人間模様に、非現実が絡み合ってくるのも、 ぐっと引き込まれる魅力だと思います。 想像力旺盛だと、目を瞑るとぼぎわんが視えてくるのかもしれませんが、 私の場合、なかなか字ずらで追ってしまってその域に達せず、 著者が与えてくれた恐怖に至らなかったかもしれませんが、 それでも大変満足できました。ありがとうございます!! | ||||
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ガッカリです。途中まで面白いんです。題材も良いし、イクメンごっこに振り回される奥さんを気の毒に思ったり男性のしたいことと女性がして欲しいことの違いみたいのが生々しく描かれていたり、と良いんですが、姉貴が出てきた時から中二病みたいになって最終的に無理矢理終わらせた感じになってしまっていました。途中から読むのが苦痛でした。 | ||||
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構成は巧い、題材もいい。 民俗学的なホラーは大好きだし、話題性もあって楽しみながら読み進めていた。 一章を読み終えて二章を読んだ時は背筋がひやりとした。 しかし最後の章で突然ラノベファンタジーバトルが始まった。 『ぼくのかんがえたさいきょうのキャラクター』が何もかもを台無しにしてしまった。 いやいやラストでどんでん返し、と思いきやこの本の中だけでは謎が解けない仕様。 ぼぎわんが全く怖くない事がホラーとして致命的なのだと思う。 ぼぎわんは恐ろしい力を持った化物でしかも賢くてとにかくすごく怖いんだってば! という熱意は伝わって来たけど「怖くて振り向けない」「カーテンの隙間が怖い」といった感覚を全く抱かなかった。 二章で怖いなと思ったのは全く別の要素が原因。 他の方も書かれている通り2chの怖い話殿堂入りをリミックスしてラノベ風味を添えただけ。 しかも家庭板、鬼女板要素もある。 せめて最後の謎がこの話の中で解決していればなあ。 | ||||
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幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹に訪れる様々な怪異。 それは、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん"という化け物の仕業だった! 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。 果たして真琴たちは、田原家に迫り来る極めて凶暴な“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。 怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー! 全選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。 以上、そんな作品です。 まず言いたい事は、他のジャンルて比べて圧倒的に名作率が低いホラー小説に於いて、 貴志祐介さん以来の『本物』が降臨したという奇跡!!! 星は10あげたい! 近年読んだ小野不由美さんの『残穢』と大まかには同じようなテイストでありながら、圧倒的に面白く・圧倒的に恐ろしく・圧倒的に納得いく展開の神作品O(≧∇≦)o 同じ霊媒師が出るシリーズ続編の『ずうのめ人形』も同クオリティーの神作品であり、 今や衰えた貴志祐介さんに変わって『ホラー小説復活』を期待したい希望の作者でもあります。 このシリーズが扱う恐怖は、呪いや都市伝説ですが、 素晴らしいのは呪いや都市伝説が現実化する原因を被害者が持っている事。 現実化の理由付けが僕としては納得いくものであり、上手いなと思いましたし、 また作品の中で3章に別れていて、それぞれ語り手が違うのですが、 語り手が変わる度に別の見方の真実が明かされていく手法も素晴らしかったです(*^-゜)⌒☆ 一昨年、久しぶりのホラー名作だった『THE CHAT』の作者はその作品だけで面白さが終わってしまい、 去年末から期待して読み続けたホラー小説大賞・読者賞の『藤堂比奈子シリーズ』は化ける事なく凡作化してしまい、 もうホラー小説の未来はないのか?とも思っていたので、 澤村さんの神作品ぶりに狂喜乱舞するばかりです(^o^*)☆彡 和風ホラーが読める方・怖い作品を読みたい時に、是非是非オススメな神作品ですO(≧∇≦)o | ||||
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従来には無かった、それでいて土着性を感じさせる化け物の恐怖を鮮やかな筆致で描いている。更に秀逸なのは三部構成で語り手が交代して行く事。それに依って当事者と成るキャラクターがまるで違って見えて来る。前のパートでは善良な好人物に見えていた男が身勝手な男に見えて来たり、淡々として見えていた人物が、実は可成り複雑な人物だったりして、それ等がまたサスペンスを盛り上げている。 | ||||
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怖い、怖くないと言えば そう怖くはないが単純に面白く読めました。『ぼぎわん』の正体がイマイチ分からないと仰ってる方が居ますが終盤で明らかになっています(巫女さんが言っている)。 心霊系のホラーをお望みの方は少し物足りなく感じるかも知れませんが、自分は面白かったです。この作者の他の作品も読もうと思いますよ。 | ||||
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怖い話は好きなのですけれども、好みに偏りがあるので、小説だと三津田信三しか読んでいないのですが、あらすじを読んで迷わず購入してしまいました。 大変面白かったですね。 日常感が損なわれない範囲内における染み入る様な怪異性の怖さ。 文章、構成が巧みで、すんなりと作品に入り込むことが出来て、頁を繰る手が止まらなかったことから、☆5評価としました。 | ||||
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日本ホラー小説大賞系でなかなか納得できるものはないが、これもそのひとつ…。 まず、文章が読みにくい…。次の文章で突然シーンや時間や状況が飛んでいるので、え…あ…もうこの時点に着いた設定なのね…などという部分が結構あった。そして説明不足すぎなくせに、作者自体(登場人物)が一人で納得してるので、読み手はついていけない。え…登場人物が「そうか。そういうことなのか!」と納得してるシーンがとても多いが、どういうこと!?となり、先を読み進めるが、いまいち明確な答えはなく、想像で、たぶんこういうことなんだろうな…と解釈するしかない…。 一章はそれなりに不気味で面白かったが、一章終盤、冒頭に書いている内容にまで戻らないといけなかった。一章終盤が冒頭に繋がるのだが、冒頭に書いている内容と端折りすぎて、冒頭で書いている重要な内容が一章終盤には掛かれておらず、一章終盤が陳腐になってしまっている。 二章はホラーではない。湊かなえなどの人間ドラマって感じ。二章終盤だけはかろうじてホラーかな。 三章は幻滅。ぼぎわんと激しく明瞭なバトル。お化けを明瞭化してしまうと怖さもなくなる。 しかも、やられまくっていたのに、最後はあっけなく倒せたので残念…。 最後まで、色んな疑問があったから読み進めたが、解決ならず…。 301ページにある「※個人の~」という※マークの意味もわからないし、巫女である琴子が妹のことを「最後の家族」といったのもわからない。意味ありげに作中で「上の子と下の子がいる」などと書いているのに、あとの子どもはどうなったのかという疑問が残ったまま…。 さらに、「ちがつね」というぼぎわんがちらほら言う発言の意味もわからないまま。 銀二が娘と息子を殺したというのも、息子はただの事故死なのに強引すぎると思った。 | ||||
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ホラー好きなので色々読んでますが普通ですね〜 あまりホラーを読まない人に貸したら、怖いと言っていましたが… 内容も、チョイチョイ突っ込みたくなるところもありますね でも日本ホラー小説大賞受賞作とあれば、ホラー好きなら一読したいですよね | ||||
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2015年ホラー大賞を受賞した恐怖小説。傑作である。 「ごめんください、ギンジさんはいますか」 最近聞かなくなった挨拶の言葉とともに、ある日誰かが訪ねてくる。ガラス扉に人影がぼんやりと見える。 いないと答えると、「ヒサノリさんはいますか」と、すでに亡くなっている人の名を出してくる。返答に困っていると、 「ち、ちがつり」 と意味不明の言葉が聞こえてくる。 突然、認知症で寝たきりの祖父が怒鳴る。 「帰れ!」 私のように恐怖小説が好きな人間は、冒頭のこのシーンでもう、うれしくなってしまう。 第一章は父親であり夫である秀樹、第二章は母親であり妻である香奈、第三章はオカルトライター野崎の視点から物語は進行するが、この書き分けが、感情のすれ違いを浮き彫りにし、ストーリーを説得力あるものにしている。個人的にはもう少し重厚な文章が好きだが、スタイルが一人称の語りなのだから、これはこれでいいのだろう。 この本には超自然的な存在が登場するが、「化け物」は別に恐怖小説の絶対条件ではない。物語が恐怖小説と呼ばれるために必要なのは、恐さ、不気味さ、ストーリーの面白さである。 そしてこの本にはそれが全部揃っている。 | ||||
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こんなに直球で面白いホラーを読んだのは久しぶりだと思う。ずうのめ人形も買います。 | ||||
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前半からグイグイ引っ張ってくれるが、後半にかけ怖さが薄れ、若干残念! | ||||
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中盤までは、 「ぼぎわん」とは何ぞやと伝承を探ったり、夫婦の歪曲した関係の描写がありと、単なるホラーでは無いと感じさせられたが、 問題はラストの方の霊能バトルである。 私見では、このラストによりエンターテインメント性を帯びたと感じたが、純然たるホラーファンには叩かれるのではないかと感じた。 私は、好きですが。 | ||||
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秀樹の原体験は子供のころだ。遊びに行っていた大阪の祖父母の家を突然訪れた正体不明のおそろしい「何者」。玄関の外で、秀樹の家族の名前を呼び続けるそれに対し、どうしたものか逡巡していた彼に、それまで寝たきりだった祖父が「答えたらあかん」と秀樹にはっきりと言ったことをよく覚えていた。祖父はそれを「ぼぎわん」と言っていたらしい。 成人した秀樹の勤務先に突然の来訪者があり、とりついだ後輩が理由もわからずとんでもない大怪我をする。その来訪者はあの「ぼぎわん」なのか? 「ぼぎわん」はかなり暴力的です。実際にこんな経験をしたら、さぞかし怖いだろうと思うのだが、残念ながら、本を読んでいて怖さを感じることは全くできなかった。 そもそも登場人物たちの恐怖心が全然伝わってこないのだ。 それでも、「ぼぎわん」の正体が知りたくて最後まで何とかたどり着いたが、クライマックスも何が起こっているのかわからないし、読み終えても「ぼぎわん」の正体はイマイチわからなかったし、これがまた全然怖くなかった。 文章がこういう話に合わないのだろうか?あんまりあっけらかんと書かれるとダメなのだろうか?なんだかわからないが、読み終えたら何の話なのか、記憶にも残らない。すごく損した気分です。 | ||||
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ホラー作品としての怖さに加え、物語のおもしろさも兼ね備えたとても読み応えのある一冊でした! 次にぼぎわんが何をしでかしてくるかわからない…という恐怖にどんどん引き込まれ、あっという間に読み終えてしまいました! 登場人物にも各々の魅力があり、漫画にしてもおもしろそう…!など、作品、作者のポテンシャルにも期待です! 他の作品を読むのも楽しみです。 | ||||
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妖怪・幽霊ものにはあまり興味がないのですが、綾辻さんと貴志さんが推薦しているということなら、読まないわけにはいきません。 まず、良かったところ。 こちらの作品は3章仕立てになっており、1章では「ぼぎわん」の脅威にさらされた男が、それから逃れようと、「ぼぎわん」について調べていきます。この1章が、ある結末でいったん閉じた後、別の人物の視点の語り口で2章が始まるのですが、この1章→2章への流れがとても見事です。 「ぼぎわんとは何なのか?」という謎がありますが、それよりもっと、物語の序章から読者の心をつかむ謎は、「ぼぎわんは、なぜ主人公のところへやってきたのか?」という部分です。 ある霊媒師のセリフ 「あんなえらいもん、呼ばな来ぇへんやろ」 なぜ、ぼぎわんは主人公の男のところへ来てしまったのか?これが2章で明らかになったとき、イヤミス的な気持ち悪さに突き落とされます。この展開はかなり衝撃でした。 しかし、残念なところ。 2章までで終わっていれば傑作なのですが、この時点では、ぼぎわんの真の正体も分かっておらず、退治されていません。つまり3章は収束部なのですが、ここで物語が失速してしまいます。 つまるところ、ぼぎわんと戦うのですが、ホラーである限り、最後の戦いまで迫り来る恐怖を感じさせてほしいのに、肉体系ガチンコバトルになってしまっており、恐怖度が半減しています。 2章までのノリで、ホラー系イヤミスに徹してしまったほうが、この作品に評価は上がったのではないかと思いました。 | ||||
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