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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全337件 101~120 6/17ページ
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読んで損はないと思うけど、好みではなかった。 | ||||
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状態は良好でした。 | ||||
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ずいぶん薄い文庫だなと思いながらレビューがいいので読んでみました。 しかも表題の「夜市」という短編は本の半分のボリュームしかありません。 読んでその理由がわかる気がしました。あまりにも描写が簡素なのです。 夜市と言う響きや、人外の者が寄り集まってこの世のものではない品を売り買いするという幻想的な設定から、「千と千尋の神隠し」のような世界を想像しますが、それは小説の描写力によるものではなく、読者が既存のイメージで足りない描写を補完するからに過ぎません。 例えば 「なぜ、人攫いとわかるかというと、どこからどう見ても人攫いだったからだ」 小説家としてこの言い回しはあまりにひどいと思います。 どう見ても人攫いな外見てどんなの? 服装は? 姿形は人間なの? 作者もイメージできてないんじゃないの? 「僕は本当にどうかしていた。でも、どうにもできない状況だった」 ラノベかよ。いやラノベでももうちょっと心理描写するよ。 「この世界の神は〈夜市〉なんだ。なぜならここは夜市だからね」 小泉進次郎構文か。 というように、万事粗筋の段取りをこなしているだけの文章で、独自の心理描写や情景描写はほとんど見られません。 「いずみ」という女性の視点で物語が進みますが、この人物、相槌を打ったりツッコミを入れたりするだけの存在で、容姿も性格も何も見えて来ません。 主役である裕司も然りです。 後半の「弟」の半生もサイドストーリーみたいで蛇足にしか感じませんでした。 過酷な人生を送ったはずですが「出来事」だけが上記の調子でダイジェストのように語られ、なんの感動もありません。 主役の二人をほとんど描写できていないのに、終盤からそんな込み入った設定の弟を出して来ても、ますます世界観が分散して薄まってしまいます。 作者は当時新人だったのかもしれませんが、ラノベにも満たない簡素すぎる描写力にあっけにとられました。 しつこいと思えるほどの描写の沼田まほかるの小説を読んだ直後だったので、圧倒的実力の差を感じてしまいました。 どうしてこんなにレビューがいいのか不思議です。 ティーンズ文庫ならアリかもしれません。 | ||||
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なんらかのきっかけで別の世界に行った子供の話二点。 自分も行けたらいいなぁと思った。 | ||||
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レビューが良かったので購入。全く興味惹かれる点無し。何が良いのかわからない? | ||||
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本作品「夜市」についてレビューで好き勝手に書評されておられる方々が見受けられますが、私にとってそのレビューこそ読みにくかったです(何を伝えたいのか分からない、くどい等)。だったら恒川氏以上の作品を貴方たちが書かれては?とも思います。さて、本作品は一言で言うならば、夢のような不思議で魅力的な世界へ誘ってくれる素晴らしい作品でした。あたかも本当にその不思議な世界に俯瞰しているような...。その居心地も良かったです。風の古道も大変面白かった!恒川氏の作品はハズレが無いのでオススメします! | ||||
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ホラー小説大賞受賞作ということで買って読んだが、今まで読んできたホラー小説の足元にも及ばない・・・ 本当に大賞受賞なのか?選考員が見る目ないのか?他の作品がよほどひどいのか・・・ 先ず文章力が無い。 不自然のオンパレードでなんでそうなる?やそうはならんだろ!が多数。感情移入どころか、場面の想像すら困難な場面も・・ 解説ではこの文体はわざとであり無駄の無い知的な文章なのだとか。 小説の醍醐味(?)自分で想像して場面を作りだし没頭していくことができる必要最低限の文章は無駄にしないで欲しかった。 怖くない。 ホラーの欠片も感じられなかった。 物理的な(スプラッタ系のような「血」がでるような)怖さ、もしくは精神的な(日本怪談のような心の奥からゾクゾクするような)怖さが全く無い。 物語にのめり込めないせいか、ただ淡々と物語が進んでいき、展開も読めるため驚きや感動も無く終わる。 解説でも書いてあるが、「ホラーかファンタジーか思いもよらぬ方向へ二転三転」らしいが、 結果、中途半端なジャンルとなって怖くはない薄いファンタジーと化している。 ホラー初心者や小説入門には優しいかもしれないので星2つ | ||||
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出版当時から気にしていたが、何故か避けていました。 そういう作家が何人かいますが、もっと早く読んでおけば良かった。デヴュー作にしては、とても完成度の高い作品でした。大作家の片鱗がすでに見えています。タイトルの「夜市」も面白いが「風の古道」はもっと素晴らしい。 これから当分著者の既刊を読み漁ることになりそうだ。 | ||||
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不気味な世界に迷い込んだ少年や青年が、短くて奇妙な巡り合いをする。というコンセプトで構成された二編が収録されている。 読んでいる最中はとても面白く引き込まれ、読み終わったあとは切ない余韻で胸を締めつけられる。 両編必ずしもグッドエンドとは言えないが、巧妙な筆致で描かれる物語は必見だ。 キャラクターもかっこいい。 とくに『夜市』の老紳士や『風の古道』のレンさんは、頼もしいのに儚げな雰囲気も漂わせていて、ついつい感情移入してしまった。 幸せになってほしいなぁ、と月並みな思いを抱いている。 | ||||
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有名作品にも共通する“神隠し”と、この世ならざる場所(世界)の“ルール”に縛られてしまう。。この“夜市”は、さまざまな語り手によってアレンジされていくのでしょうね。 | ||||
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一気に、読みあげました。また、著者の別の作品も読んでみます。 | ||||
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ホラー小説だけど、そんなに怖くはなくて、 少し爽やかさだったり、切なさだったり感動がある。 | ||||
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主人公が、弟を夜市で売ってしまいます。ただ、弟を手放したことが騒動になるかというとそんなことはなく、その後の現実世界は変質しており、弟がもともと存在していない世界になっています。そこで、主人公は罪悪感を抱き続けています。しかし、世界が変質してしまうと、弟はもともといなかったんじゃないか、弟のことは全部夢だったんじゃないかと思う筈だ、と思う自分と、罪悪感を抱き、精神的に引きずり続ける主人公は何が違うのだろう。自分は合理的なのか、自分勝手なのか。罪悪感の重さに、もし主人公が精神病になっても、医者からは「弟がいたなんていうのは、あなたの妄想ですよ」と診断されるのは明らかです。それなのに、主人公は弟を取り返そうと夜市に入ろうとする、そこがよくわかりません。弟の生死も不明なのに。兄弟愛の描写とか、弟がいないと困るという描写でもあればよいのですがそういう描写は一切無く、最初の時点で主人公の考え方の描写が不十分だと思います。ただ、弟が生き延びた経緯や、夜市という設定など、魅力的な物語であることは認めます。 併録の「風の古道」は、死者を物理的にずっと引きずっています。この作品の一種の懐かしさ、爽やかさを感じさせる作風は、「夜市」以上に魅力的ですが、この作者が、この後の作品で時折見せる暴力描写もすでにここにあり、この作者の二面性をよく表していると思います。 | ||||
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これ系の小説は初めて読んだ、ホラーではなくなんと言って良いんだろう。不思議な感じ。 読んでいて妖怪の姿がしっかり想像できて面白い。一つ目ゴリラとか特にね。 男女の会話も飛んだりすることもなくクドさもない、物語に入り込める。 個人的に風の古道は泣きそうになる箇所あった。新聞の切り抜きの事件の辻褄があった時、母の事、友人の事など。小説を読むのは凄く遅いのだが、2日くらいで読み終えてしまった。続きが気になり集中して読めた。最後は複雑な気持ちになったかな。複読む人によってどう受け止めるかは様々だから何とも言い難い。 夜市って名前と表紙の美しい金魚? も素敵だと思った。持論だけど今ってスマホでも簡単に読めるけど、スマホだといつか消えてしまいそうに思う。私自身、表紙の絵に引かれて本を買う時も希にあるので、(勿論中身も面白い)実物の本を持ちその価値を大事にしようって思える作品。 | ||||
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昨年大学生のビブリオバトルで一位になっていたので読みたいと思っていた。 しかしホラー文庫なので「ホラーか…」とちょっと手が出なかったのだが、 いざ読んでみると恐ろしさよりも哀しさの方が強く感じられて、 おどろおどろした気味悪さ全開ではなく、 日本の原風景を切り取ったような懐かしさに満ちている。 ネオンに照らされた大都会ではなく、郷愁の感じられる地方都市の風情、 人の温もりも冷たさも感じられると同時に、 人ではないものの存在も認めている、ファンタジー要素が強い部分も人気の一つか。 そして登場人物も弱そうで意外に強くて個性的。その背景の謎解きも面白い。 | ||||
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表題作の夜市ももちろんですが、私は風の古道の方がより面白かったです。 両作品とも救いはないですが、何故か終わりは爽やかで一気に読み進められました。おすすめです。 | ||||
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静かでひんやりとした空気が文章全体に漂っていてそれがなんとも心地よい。 どこか懐かしさを感じる世界観。 ミステリアスで伏線もしっかりしていて、読み手を引きずり込む。次から次へとページをめくってしまう。 シンプルで無駄のない綺麗な文章。 ぜひ他の作品も読みたい。 世にも奇妙な物語でドラマ化したらとても良いと思うなあ。 | ||||
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話は2編あり、どちらも読み易く面白いが、すぐに読みきってしまうため、軽く何か読みたい時にどうぞ。 | ||||
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複雑に入り組んだ、奇妙な世界の住人たちが魅力的。 五歳児には泣くことしかできない。しかし試練を乗越え、 無関係なはずの、他人を救助するほど成長した心の強さはすばらしい。 対照的に、欲しいものを望むことすらできない程、弱っている、兄。 彼にとって、「弟」の件は逃れられない呪縛だったんですね。 どこにでも続いていく古道の住人達もミステリアスで引き寄せられます。 殺人鬼は、困った奴ですが、個性的な宿泊客たちがいいですね。 思いがけず、出生の秘密を知ることになってしまった、牛車の旅人は、 どんな映像を見てきたんだろうかと、惹かれます。 | ||||
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状況の変化のスピードのわりに読みやすく作者の書いてあることも分かりやすい 蟲師のような認知でできない不思議な隣人を想像できて楽しい | ||||
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