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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全337件 81~100 5/17ページ
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#夜市 2005 #恒川光太郎 #kotaro_tunekawa #角川ホラー文庫 #第12回日本ホラー小説大賞 晩夏を惜しむようにホラー付いているというわけでもないです。あまり読まないジャンルも新鮮です。 夜市-- 今宵は夜市が開かれる。 夕闇の迫る空にそう告げたのは、学校蝙蝠だった。 という書き出しで、一気に異界へと移動する意識。仄暗い森の中に立ち並ぶ如何わしい店々で売られている命に纏わるもの。永久追放者、のっぺらぼう、人攫い、それぞれが不気味な商売人たちです。売り飛ばした弟を取り返す?という突飛な物語のペースに知らぬ間に迷い込んでいきます。 風の古道-- 私が最初にあの古道に足を踏み入れたのは七歳の春だった。 小金井公園の桜から、同様に謎めいた始まりです。こちらは道そのものが物語を語っているような世界です。 それぞれの物語は、空想的な設定なはずなのに、同時に存在するパラレルワールドが展開されて、途中で話者がスイッチする構成が巧みです。ふとしたきっかけで現実の枠組みから外れて異界へと嵌まり込みます。それは、自分の生き方そのものが解体されるような読書体験、意識そのものが運ばれていくような奇妙な感覚を楽しめました。 | ||||
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忘れていた 幼い頃の記憶や風景が蘇ってくる過程をページを捲るごとに辿るような、不思議な既視感のある感覚に誘われる。 タイトル作も ”風の古道” も、著者の内部に拡がる統一した夢想世界にすでに存在していて、著者はそこからただストーリーを引っ張ってきているだけのような気もしてしまう。 読んだ者の記憶の片隅にずっと沈殿して永遠に残るかのようなモチーフを多く湛えていて、個人的な経験では 筒井康隆氏の怪作「驚愕の嚝野」のイメージのように何の前触れも無く、夢で観たの景色のように脳裏に画像として浮かび上がりそうな作品。。(人によっては悪夢になる予感も、、) | ||||
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文章も読みやすく久々に面白い作品を読んだとおもいました。他の作品も読もうと思いました。 | ||||
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大好きな本の中から1冊選ぶなら迷わず夜市です。 前半の自然な若者の会話や心理描写から、圧巻の後半へ。 実は恒川氏はあちらで暮らした経験があるのでは?と思うくらいリアリティが凄まじく、読んでいる本の文字が動画に見える気がするほど、脳内が物語で埋まりました。 読後はまだ現実に戻りたくなくて、そのまま繰り返し3回読。 最初に読んでから随分経ちますが、今も愛読書です。 | ||||
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日本的な異世界を描いており、現在隆盛しているアニメやコミックの異世界もの、なかでも日本的な異世界ものを先取りしたような作品だと感じた。 ホラー小説というより、怪異譚と呼ぶ方がふさわしく、恐怖は感じられない。 同書に収録されているもう一つの作品「風の古道」も、日本的な怪異譚であるが、こちらの方が、異世界の描写や筋立てが良くできており、より完成度が高い。 | ||||
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平易な文章に、奥行きのある世界観。 ほんのりと頬をなでる恐怖。 ただただ見事でした。 | ||||
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以前、友達から借りて夜市を読んだ。面白かったという記憶はあったけど、内容は全く記憶になく、つい最近この本がKindleにあったので久々に読んでみた。 久々に読み返して改めて面白いと感じた。内容は小難しい訳でもないが、大人の絵本のような世界観で、自分たちの住む世界とは全く違うことなのに、何処かで通じているような懐かしい気持ちになった。改めて読み返す事が出来て良かった。 | ||||
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小学4年生の娘がホラー好きなので、ホラー小説でマイルドな感じの当作品を購入して先日読み聞かせを完了しました。 怖かった?と聞いたら怖くは無かったとの感想で、確かに怖さを求める作品では無いなと思いました。日常の延長に現れる異界的な夜市に踏み込むというところやその後の展開といったプロットは非常に面白いなと感じました。ただ、夜市自体の魅力がもう少し描写されていたら、とか、主人公と他の登場人物のあいだにある関係性がもう一つ薄い感じがしたり、とか、なかなか良いんだけどという冷静な感想はあっても、心にぐっとくる満足感のようなものが無かった感じがします。とは言え、子どもと一緒に読書をする時間を持つのにはまずまず良い小説であったかなと思います。 | ||||
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特に感情移入できる登場人物がいるわけでも、何か感情が揺さぶられるような話でもない。 話の内容も、ストーリー構成も目新しい事はない。 ただ、後味が悪いとかいった不快さは無く淡々とと読み終わった。 | ||||
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夜にならないと現れない、地図にない道。 18時以降の外出が許されなかった子どもの頃、夜闇の中に何があるんだろうと怖いながらもどこか惹かれていた世界が、そのままの形でこの本の中にありました。 | ||||
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ホラーというよりもファンタジー系の内容だと思います。 怖い系を求めている人は他の作品を読んだ方がいいかもしれません。 | ||||
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恐ろしさよりも切なさが印象に残ります。 平易な読みやすい文章で非常にとっつき易いのも、ホラー物としては少し珍しい。 少年少女が覗き込む異世界のお話なので、少し爽やかな印象もありました。 | ||||
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すごく面白くて読みごたえがありました。 誰もが持っている人間の闇にスポットを当てた作品。 ご都合主義じゃないところがとても気に入りました。 | ||||
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自分だったら何を買うか考えながら楽しく読みました。お勧めです。 | ||||
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初めての作者で夜市を読みましたが世界観が好きでファンになりました。 | ||||
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人物造形に深みを感じられなかった。 売ってしまった弟への想いは? クレープの挿話のくだりくらい? これが若い層から面白いと薦められたが、忘れた頃にたまたま観てしまったミステリーテレビドラマの薄味の印象しかなかった。 | ||||
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恒川光太郎さんの本です。この人の本ははじめてですね。 日本ホラー小説大賞を受賞したらしく、巻末に選評が書かれています。 「夜市」と「風の古道」の二編をおさめた本です。 ホラーもの、というような感じです。 「夜市」は、夜に開かれる市に紛れ込んでしまう、というような話です。 その夜の市に紛れ込んでしまったら、取引しないと、その市から出られない、というような展開になり、はたして、どのような取引をするのか、というような話。 「風の古道」は、いつのまにか異世界に紛れ込んでしまう、という話。 これも、なんか「夜市」っぽさがある、というか、パターンがまったく同じですね。 なんとなく幻想的っぽさというか、泉鏡花っぽさというか、そういう感じを演出しているのだと思いますし、異世界の世界観で勝負しているのは、よくわかるのですが、 どこかしらパターン化されているような展開があって、あまり展開の面白さはありません。 また、文章も特筆するものはありません。 暇つぶしには良いでしょう。 | ||||
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ホラーというほど怖さはないが、粘着質の不気味な雰囲気が物語序盤から終盤まで続き、ラストにはそうした雰囲気が一掃されるというようなカタルシスが素晴らしい作品だと感じた。 『なぜ、青空に吸い込まれる、自分が打ったホームランを見て泣きたくなるんだ?』 作品の一部ではあるがワードセンスも非凡だと思う。 | ||||
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匂いがちょっときになりますが期待通りの本です。 | ||||
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収録された短編2作品ともに、和の原風景というか独特の世界観が表現されていて、一気に読了してしまいました。不思議な世界観ながら、誰もが幼い記憶の中に持っているような、懐かしさ・爽やかさが感じられます。 千と千尋や夜行堂奇譚といった作風がお好みなら、ドンピシャの世界観です。 | ||||
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