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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全346件 261~280 14/18ページ
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| 著者が繰り広げる不思議な世界での 出来事や、そこで登場人物が感じる 恐怖感や罪悪感は、そんな経験は したはずがないのに、どこか 「根っこ」のほうで身に覚えが あるような気がしてしまう。 だから・・・・怖くて、面白い。 | ||||
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| 2005年、第12回ホラー小説大賞を受賞した「夜市(よいち)」と、「風の古道(こどう)」、二つの中篇を収めた一冊。 両作品とも、普段は見えないし行くこともかなわないけれど、この世界と隣り合わせに存在している場所を舞台に、話が進んでいきます。幽明のあわいのエアポケット的空間に引っ張り込まれて、ふと気がついたら、ゆらゆらとたゆたう蜃気楼の世界を旅していた、みたいな・・・。作品のそんな空気感を感じましたね。 この世ならぬ妖しい売り買いがそこでは行われている夜市と、ドラえもんのどこでもドアをつないでいる目に見えない通路みたいな古道。長いこと離れていた故郷に久しぶりに帰った感じ、とでも言ったらいいかな。不思議になつかしい気持ちに誘われました。 殊に、その世界独自のルール設定が、作品世界の魅力をいや増している表題作「夜市」が面白かった。百鬼夜行の化け物が跳梁し、店主を務めたりしている夜市の雰囲気は、昔読んだ諸星大二郎の怪奇コミック『諸怪志異(三) 鬼市』の「鬼市(きし)」に通じるものがありました。 表紙カバーの中で泳ぐ三匹の金魚が、本書の風情に錦上花を添えているのもいいですね。印象的なこの装丁は、片岡忠彦。 | ||||
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| ホワホワいいよ、これは不思議なホラー小説だと思います。 ホラー小説でありながら、幻想的で、ほんわりした不思議さを感じる本である。 もう一つの話である、風の古道は確かに千と千尋のような物語でもある。しかし、千と千尋のように主人公の少年が物語を通して成長していったとはいえなく、頑張ったのに報われない不条理さがある。 話の構成も無駄がなく、この幻想的な感じを保てたのはすごいと思います。 | ||||
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| ゆったりとずっと中をただよっていたくなるような、 心地いい幻想小説です。 決して甘いだけじゃなく、むしろ厳しい状景のほうが多いのですが、 それでもずっとこの小説を読んでいたい、とそう思わせるような心地よさがあります。 展開やストーリーもおもしろいのですが、なによりその心地好さが、 この作品の凄さではないかと、そう思います。 | ||||
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| 本好きにとって、自分好みの本と出会える事は幸運だ。 そうゆう意味で、この本との出会いはまさに幸運だった。 正直、改行の多さが少し不安だった。 物語の展開に、少し失敗したかなとも思った。 だけど読み進めるうちに、物語の世界にどっぷりと入り込んだ。 読了後は言い様のない満足感があった。 また読み返したとページを捲った。 この本のお陰で有意義な時間を使えた。 唯一の不満といえば、他の人も言っているけどホラーではないところだろう。 身の毛がよだつようなホラーが読みたくて買った身としては、かなり物足りなかった。 | ||||
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| 読みながらなぜか夏の涼しい夜に風鈴を聞いてる風景が思い浮かびました。 暗い場所にいるのに綺麗で、逆にそれが切なくて。 和風な感じがまた良かったです。 風の古道も同じくらい面白かったです。 | ||||
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| 初恒川作品でした。 全篇にわたる、憂い、物悲しさ、優しさ、刹那さ・・・。 ノスタルジックな風情を感じさせる物語は、余韻を残して次の作品を読みたくなる衝動に駆られます。 | ||||
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| 夏ごろに書店で見かけて、ずっと気になっていたのですが やっと購入しました。 「夜市」「風の古道」ともに世界観に引き込まれました。 どちらも、他の話(別Ver)があったら読んでみたい気がします。 夜市がいつでもそばにあるように、レンの旅が永遠に続くように、 物語もいろいろな形が考えられるように思います。 あと、二つとも映画で見てみたいです。 原作が好きな場合、映像化でがっかりすることが多いので微妙ですが、 この話を彩る色や光を見てみたいのです・・・。 | ||||
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| 構成が面白かった。 ただ怖がらせる話だと思うと、拍子抜けするかも。 何が怖いって、ストーリーの芯が怖い。 ひょっとするとだれにでも起こりえそうで、怖い。 | ||||
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| 私が恒川氏の小説を読んだのはこれが初めてです。 なぜこの本を購入するに至ったかといいますと、最近書店に並んでいる氏の最新刊『草祭』がきっかけでございます。ページをパラパラとめくってみますと、なんとまぁわかりやすいこと。恒川氏の美しき文体に惚れたといいましょうか、何だか氏の小説を買わずにはいられなかったのです。安価な文庫版でとりあえずはと思い、『夜市』を購入した次第ですが、やはり氏の文章は読みやすい。氏の描く"異界"へとすぐに感情移入できます。ぜひおすすめしたい本だと思います。本小説に載ってある二つのお話のうち、私はどちらかというと『風の古道』の方が好きですが、『夜市』と『風の古道』、どちらも面白かったです | ||||
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| 子供のころに感じた、懐かしい匂いのようなものを感じつつも 寓話のように淡々としつつも恐ろしい夜市 そして美しくも悲しい世界風の古道 どちらもちょっとそちらの世界へとちょっと行きたくなってしまうような、 蠱惑的な幻想譚 | ||||
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| ホラー作品ということですが、妖怪がでてくる点がホラーというだけで、怖いわけではありません。 ただ、読んでいくとすごく透明感のある文章に引き込まれます。そして不思議な空気感をもった作品で、読んだあとにさわやかな感覚になりました。 内容についてはふれられませんが、先の展開が読めなくて、飽きることもなく一気に読み通せました。 ちなみに本書には、短編が 2 編収録されていて、「読むぞっ」と気合いを入れなくてもサラッと読めますよ。 | ||||
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| 夜市のラストは良かったです。 個人的には「風の古道」の方が気に入ってます。この道での別の物語を、もっと読みたいな...などと思ってしまいました。 洗練された文章ですから、どなたでもスラスラと読み終えられると思います。 中学生から私のような中年までイケるんじゃないでしょうか。 60を超えた母に貸したのですが...コメントが無いんですよね〜...読んだのかどうかも分からないけど...ファンタジーっぽい作品って、馴染みのない方には向かないのかしらね... | ||||
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| 新人のデビュー作品集にして、第12回日本ホラー大賞受賞作、第134回直木賞候補作を収録しているということですが、私にはどうも合わないらしくて、あんまり楽しめなかった。残念です。 表題の短篇と「風の古道」の2作品とも、構成は同工異曲。日常生活と隣り合わせに存在している幻想的な異世界へと迷いこんだ主人公が彷徨ののちに帰還するという物語。文章が端正だという評価もあるようですが、私には薄味に感じられた。手垢のついた未熟な表現が目立つ。 ストーリーの展開はなかなかユニークだけど、短篇小説と呼ぶには中途半端に長い枚数。なんだか間延びしている。評価は人それぞれですね。 改まってホラーの定義をたずねられると答えに窮してしまいますが、この作品集の内容ならば、いわゆるホラー(怪奇小説または恐怖小説)よりはむしろファンタジー(幻想小説)と言ったほうが適切ではないかしら。 | ||||
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| ホラーと言いつついわゆるホラーではありません。でも闇夜に誘われるように気がつけばその異世界に踏み入れてしまっているでしょう。そういう意味で怖さは感じます。 ただ、僕は運が悪かったのか相性なのか、オチが途中でピンときちゃったんです。だから結果★3つ。もっとこの世界観の不思議さに委ねてグルんと意外すぎるラストを期待したかったのですが、、お願いそうは言わないで、ああ、やはりそうなのね。と。 装丁が好みだったので単行本で持ってますが、人に勧めるとしたら文庫版が出たなら文庫でいいかもと思います。 | ||||
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| 無駄を省いた文章なのに情感溢れる不思議な作風。 読みやすい。 | ||||
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| 豊かな叙情性、ノスタルジックな感情を喚起せずにはいられない世界/異界。ホラーというよりも、多くの戒めを孕んだ昔噺を聴いているような読中感覚。禁忌的なモノに触れる慄きや、同時に未知を拓く昂揚が充ちている。一切の余剰を廃し、丁寧に紡がれる言葉の磁力はとてつもなく高く、読み手を軽々と異界の空気へと嵌め込んでいく。独特の世界観/その構築力ともに素晴らしいの一言。ラストに至るまで、息つく間もなく流れていく。 併録の『風の古道』にしてもそれは全く同じ。部分部分で先の『夜市』ともリンクしながら、こちらもやはり心の原風景とも言うべき、郷愁を擽る独自の世界を描いている。怖いというより物悲しい、しかし全体に緩やかな昂揚感を湛えるという不思議な作風。ベタな例で申し訳ないが、宮崎アニメに通じる世界を感じた。他に類を見ないタイプの素晴らしい作品。各所での絶賛がそれを物語っている。 | ||||
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| 恒川氏原作の作品をめぐって思いもかけない目に遭ったので、どうしようかと迷っていたが、やはり好きなものは好きなのだし、個人の読書記録としては外せないので、やはり書く。 正直に言えば、新古書店で見かけ購入したのだが、拾い物であった。ただ、これをホラーと呼ぶかどうかはずっと疑問に思っていた。同じようなレビューが散見され、ほっとする。懐の深ーい「ファンタジーノベル大賞」か何かの方が著者にとってはよかったように思う。ハードルが高い分、大賞は無理だったかもしれないが、その後の活動の幅は広がったはず。 「夜市」は、ごく普通に好きであり、時々読み返す程度。やはりファンタジーである「グラン・ローヴァ物語」や波津彬子氏の作品に出てくる「鬼市」の、この世ならぬものの市の、ちょっぴり怖いもの。 私がこだわるのは、やはり「風の古道」。どういう経緯で書かれたかはわからないが、読むごとに発見のある、味わい深いいい作品だ。これが恒川氏本来の持ち味ではなかろうか。今までの氏の作品の中で、一番自由に書かれたもののような気がする。なまじ多摩地区に住んでいると、入り口を探したくなるほどに。 ここで注意。同じ「古道」を舞台に「レン」という少年の活躍を描いたコミックが出回っている。恒川氏の名前で検索すると原作者として出てくるが、「風の古道」とは全く趣を異にする作品である。決して手を触れてはならない。万が一手にとってしまった方、頭にきても書き込みはされない方がよろしい。相手はわけのわからない子どもであるからだ。 | ||||
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| 最近これと言った当たりがなくて、遠ざかっていたホラー大賞だが久々に 「単純に面白いお話」に出遭えた。やはり良作は1ページ読んだだけで 作者の力量が伝わってくる。 解説にもあった通りの「異界小説」である。優れたオリジナリティと 芯の通ったストーリー。 ただ星5つではない所は、ストーリーに意外性が薄く、自分としては 「異界散策小説」としては星5つだが「小説」としては星3.5個と 言う印象であった。他作品も読んでみたいと思う。 | ||||
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| 各所で取りあげられている人ながらまだ未読だった恒川さんの初文庫です。 「夜市」ホラー大賞の受賞作ということですが、読んだ感じで言えばホラーというよりはダークファンタジーというカテゴリの作品のような気もしますが、そういうジャンル分けをするには最近の新人の中ではダントツのオリジナリティと個性がありすぎる作家さんだなと思いました。 デビュー作の「夜市」と、この本のための書き下ろしの「古道」の二作品を収録。 どちらも切れ味が鋭い作品です。 ざっとあらすじを紹介すると、「夜市」は、いくつかの世界が重なり合うところで開かれる夜市という市場に迷い込んだ男女の物語。人間以外の客と店主が溢れかえる夜市におびえる彼女を横目に、男は確信に満ちた足取りで歩く。彼の目的と、意外な過去とは・・・。もう一方の「古道」はこちらも古来からある不思議な道に迷い込んだ少年と、そこでであった青年の話。こちらの「古道」も、現実の日本と重なり合うよりにありながら、特殊な人間以外は入れない、そしてそこには独特のルールのある異界が存在していたという物語。 どちらも、日常の陸続きに異なる世界が存在しており、そこに入り込んでしまった人間の物語です。 特徴としては、やはり語り口の不思議な味わいと、思い切ったストーリー展開でしょうか。こことは違う世界、異界だからでしょうか、人間の価値は絶対ではなく、あくまでその価値は相対的なもの。だから、売り買いもされれば、殺され、食べられ、捨て去られます。しかしながら、だからといって人間が一方的に弱いわけではなく、人間も数ある種族の一つとして独自の地位を築いています。あくまで人間が下位なわけではなく、ただ違う世界であるということがしっかり根底にあるからでしょう。そのあたりのさじ加減が絶妙だし、それはきっと著者の目には未耳にはその違う世界がくっきりと見えているからでしょう。だからこそ、その世界を説明する言葉はいたって平易、特におどろおどろしい形容や、ことさらに大仰な描写はありません。だけれども、明確なビジョンがあるからこそ、普通の言葉の組み合わせでも、読み手にはその世界が明瞭な輪郭をもって恐怖とともに伝わってきます。それも、ハードな勢いがあるものとしてではなく、しっかりとひそやかにあるものとして。 才能、なのでしょうね。 ということで、ベタポメすぎるように聞こえるかも知れませんが、才能を感じさせる作家さんにまた一人巡りあえました。 個人的には、「古道」のほうが「夜市」より数段気にいりました。 | ||||
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