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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全346件 241~260 13/18ページ
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| 読んでいて今の萩尾望都さんの作品を思い出しました。 「ここではないどこか」シリーズに載っていそうで、 読みながら萩尾さんの絵で風景を想像していました。 『風の古道』のほうが印象深かったです。 | ||||
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| ホラーというよりファンタジーという前評判を聞いたので、そのつもりで読んだ。正直、ファンタジーとしても手放しで評価しにくい。文章は稚拙といっていいほどだし、「夜市」の設定の使いこなしも甘い。展開についても、確かに予想外ではあるけれど大して感慨はわかなかった。読み手が予想しがちな展開を登場人物に言わせるなどして予め切り、それをあらためて裏切るパターンが多く、またこのパターンかと思いながら読んでいた。肝心のファンタジー要素に関しても、普段から民話や異界譚を読み慣れている身としては、思いつきで書いたんだろうなという程度で、大して心躍るものではなかった。 新人としては上手いと思うが、大絶賛されるほどではないというのが、全体の感想だ。 ただ、テンポよく話が進むのと文章があっさりしているので、非常に読みやすい。こってりした物が読みたい人には向かないだろうが、軽く読めるものを求めている人にはお勧めできる。 | ||||
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| 「夜市」、「風の古道」の2つの中編を収めた作品。 「夜市」は、異界の「何でも市」に迷い込んだ兄弟の運命を、幻想的な雰囲気と巧緻な構成で描いた傑作。この市では不治の病用の薬のような実用品の他、夢、才能、教養、希望、絶望、信頼、裏切り、悔恨、復讐、愛憎、責任、諦観と何でも扱っている。作品の意匠とは別に、自分にとって大切な物とは何かを考えさせる作品でもある。また、不思議な郷愁を覚えさせる作品でもある。 「風の古道」は、死霊の道に入り込んだ少年とその古道で産まれた青年の道行きを描きながら、ある因果譚と世界観を綴ったもの。さりげない話から入り、次第に緊迫感を増して絵解きされて行く構成が巧み。人生とは、迷路を永遠に歩いて行くようなもの、と言った印象を受ける。 何れの作品も独特の世界観と巧緻な構成力が光る。異能の作家の登場と言うべきで、これからの活躍が楽しみである。 | ||||
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| 友人に薦められ読みました。 読み終えての第一声は 「え、これで終わり?」 でした。 中途半端な締め方ですね。更に展開をつけながら物語を進めていけば、もっと良くなったのではないかと思います。 矛盾点を見つけるのも難しくありませんし、伏線も大したものがなく、説明文も慌てて書き足したようなものばかりで読んでいる途中で苛々してしまいました。 私はどんな作品も、過大評価と過小評価はしません。正直な感想です。 | ||||
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| たぶん、普通に本屋に並んでいても、きっと見過ごしてしまうだろう 地味目な表紙とタイトル。 評判が良いので、手が伸びた。 …というより、探して購入した。 結果、読んで正解。 とにかく、文体が読み易い。 そして、導入が上手い。 蝙蝠が夜市?ここで、いきなり引きこまれる。 導入に反して、奇をてらうようでもなく、静かに淡々と進む。 そして、いつのまにかこの不思議な異次元世界へハマってるのだ。 皆さんのレビューにあるように、ファンタジーの世界。 ホラー文庫だから、ダーク・ファンタジーになるのかな? タイトルの「夜市」は、オチが半分わかったような気になって読んでたら 全然思いもよらない展開になり 先が読めた気がした自分が恥ずかしくさえ思えた。 「風の古道」という、もう1篇。 これも夜市と系統は似ているけど、また違った意味で楽しめた。 子供の頃に、道に迷った記憶が蘇り、懐かしいような不思議な気持ちに させてくれた。 この哀しくて、綺麗で、面白い本に出合えて 素直に嬉しいと思える。 読み終えて、しばし余韻に浸れるホラーなんて そうそうあるもんじゃない。 | ||||
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| 発想と設定が素晴らし過ぎる。俺の頭をいくら捻ってもこんなん出て来ない。 これがまたデビュー作と言うのだから末恐ろしい。 独特で幻想的な雰囲気に引き込まれます。 夜市も良いが、風の古道の方が個人的には好みです。終わり方が美し過ぎる。 二作目も良かったし、素晴らしい作家が出て来てくれて嬉しい限りですね。 | ||||
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| 日本ホラー小説大賞受賞作ですが怖くありません。それが個人的によかったです。怖いの苦手なので(汗) 自分もそうなのですが読書慣れしていない人でも気軽に読めると思います。わかりやすく短くまとめている文章だと思いました。 逆に活字中毒な方とかですと作中の文章量が少し物足りなく感じるかもしれません。 この作品は『夜市』と『風の古道』という中編小説が2遍つづられています。感想としましては、小説としては夜市のほうが完成度が高く、好感をもてたのは風の古道といった感じでした。どちらも甲乙つけがたい出来栄えです。 興味がある方は一度手にとってみても損はないと思います。 | ||||
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| タイトルの【夜市】も良いのですが、所収されている【風の古道】もなかなか。むしろこちらの方がレベルが上のものに思えます。どちらもモロにホラーと言う感じではなく、幽玄や寂寥といった独特の雰囲気をかもし出しています。 どちらも共通しているのは、現実の世界と隔てられた知る人ぞ知る異形の世界に足を踏み入れる。と言う事です。ま、簡単に言ってしまうと【千と千尋の神隠し】の様な感じです。あんなにコミカルではありませんが、あくまでもスタンスが似ているという感じです。しかもこの二作品は異形の世界の何処かでシンクロしているらしい表現がありました。 【夜市】は夜市を中心にして複数の世界と繋がっているという構造でした。そして、それ無しには後半のストーリー展開はありあえないとも思えました。 【風の古道】は現実世界のど真ん中に平行して網の目のように膨大に広がっていく道という構造でした。こちらの物語は複数の伏線が絡み合って一つの物語を形成しています。 本当に以前から気に成っていた作品だったので、偶然手に入れてから食い入るように読み、あっという間でした。何故、以前から気になり欲していたのか私にもよく分かりませんが、上手い事まとめられた商品説明と、この本に対する評価、そしていかにも幽玄そうな表紙。それらの組み合わせが作用して、私をこの本に巡り合わせたのだと思います。とても良い本でした。この作家の本を他にも読んでみたいと思いました。 なお表題作は 【第12回(2005年)日本ホラー小説大賞】受賞作。 | ||||
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| どこか世界のすみっこで行われる夜市。そのときは様々な世界が重なりあい、商人たちがあやしい笑みを浮かべながら買い手を待っている。 夜市が行われるのを知ることができるのは限られた人間だけ。 そこに迷いこめば買い物をしなくては帰ることができない。 まるで光を絞られた世界をみているよう。いろんなものが鮮明に見えて、手触りまで感じられそうな。 でも、異界。だから触れてはいけない。かかわってはいけない。 そこにあるのに見つけられない。とても心がざわつく。 表題の夜市は悲しい。ずっと苦しかったんだろうなと思ったり。つないだ手を離したときのさみしさが伝わってくるような。 とても惹かれた本です。 自分の想像する世界を人に伝えるのがすごく上手いと思いました。 文章を読んでいるのに映像を見ているようでした。 | ||||
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| 「夜市」「風の古道」の2作品を収録。 「夜市」 『悪魔との契約』もののパターンだが、展開がおもしろい。契約をした本人はダメ人間で自滅してしまうが、契約で売られた弟が意外な展開をみせる。 ただ、でてくる妖怪が一つ目のゴリラだったりして夜市という異界のイメージが雑なのが、ほんの少し残念。 「風の古道」 民族学的要素が強く反映された異界のイメージは鮮明でおもしろかった。ただ、話の展開に意外性が乏しいかも。 ホラー系の新人賞を受賞しているが、ホラー的要素は薄く、万人受けしそう良質なエンターテインメント短編だと思う。オススメです。 | ||||
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| 背景は、見たこともない夢の中。しかし、どこか通ったことのある懐かしい風景画の途中。 誰かと「本気で」何かを交換したことがあるだろうか? 仮面ライダー・カードだったり虫キングだったり。目に見える・所有するモノばかり。 この物語の背景は、まさしくノンジャンル。 ノスタルジーに汚れた大人を空しく重ねてみたければそっとふれてみるといい。 この本の2作目にある「風の古道」も、世田谷だったり田園調布本町だったり想起するシーンは、 ともかく身震いがするほど10代。 少年で、果てしないイマジネーション。 もしもこの作家に巡り合うことができても、無言の称賛がすべて。 しょうもない「つくった」ストーリーにミステリーなどお感じの皆様。 この作品のあとこうして「何か」書くことができれば、それもよし。 それほど「すごく」残ります。 | ||||
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| 私自身、現実と幻想の間を駆ける作品は大好きなので、この作品に出会えたこと、恒川光太郎さんを知ったことを幸せに思います。 自分もこんな世界に一度でいいから行ってみたい!と思わせる作品だと思います。(夜市には行きたくないけど笑) 休日なんかのゆっくりした時に読むのに最適です。是非! | ||||
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| 日本ホラー小説の大賞を取った作品という事で興味を持ったのですが、ファンタジーチックでとても面白かったです。 | ||||
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| 残虐な描写や読後感の悪さはありません。 不思議+ホラー+懐かしさ+和風 漫画の「虫(虫が3つ並んだ字)師」あたりが好きな方におすすめ。 | ||||
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| 多数小説を読んできましたが、ホラー小説は初めてでした。 読む前は一つ目小僧やロクロ首が出てくるような事をイメージし あまり期待せず冷やかし半分で読み始めたのですが・・・ 読み出したら止まらず、悲しさと美しさを併せ持つ 凡人では考えられないストーリー展開でした。 ズバリ!切なくて美しい読み応えのある傑作です。 | ||||
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| 夏の気配を色濃く感じるお話でした。 忘れてしまった秘密めいた過去や、夏休み。 後戻りの出来ない世界であったとしても、連れて行かれたいと思うのはどうしてでしょう。 夜市に迷い込んでしまったら何を願うだろう、そして失ってしまうのだろう。 風の古道に入り込んでしまうことがあれば、元の世界に戻って来たいと願うだろうか。 本を読み終えた後も、ずっと「もしも」の時のことを考えてしまう意味で怖く恐ろしい本です。 | ||||
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| 美しく、幻想的でかつ残酷な物語です。 語られない細部を想像すると闇がさらに濃く感じられるようでした。 理想郷と異世界をこれだけ見事に描き切って最後にあっと言わせてくれる。 この筆者だけの世界にずっと怖いけれど浸っていたいと思いました。 | ||||
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| これはホラーだろうか? 読み終わったあとに残るのは恐怖よりも清涼感に近いものだった。 「夜市には3度しか行くことができない」 これは強烈だ。 人はこのチャンスを生かすことができるのか? 夜市は,余市で開かれているのかもしれない。そこには良い血が流れているのかもしれない。 でも,できることなら行かなくてすむように生きていきたいのだ。 | ||||
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| 面白いのかな、これ。 プロットのひねりはお見事。雰囲気もある。 でも、結局、それだけじゃないのかな。作者の主張というか、この作品を通じて伝えたいことがわからない。 主人公の裕二自身、何をしたいのかよくわからない、ぼうっとした性格で、弟を売るほど野球に執着していたのかと言えば、そうでもない。ずっと良心の呵責に苦しめられてきたと言う割には、弟を取り戻すためにしゃかりきになったかと言えば、そうでもない。(しゃかりきになれば、もうちょっとお金たまりますよ)弟の方にしても、自分を売った兄を一心に恨むかといえばそうでもない。代わりに赤の他人を恨み、反省し、恩を施し、その話が発展するかというと、それはそれでおしまい。 夜市で再び兄に出会い、知らぬ振りをして近づき、偶然の機会を捉えて、昔自分を買った人攫いを切り捨てる。弟は夜市から戻ってくるが、兄はそのまま残る。 それで?だから、どうしたっていうの? 長編小説の第一章だけ読まされたような、そんな気がする。 ファンタジーが好きなだけに、フワフワした雰囲気のある異世界が出てくれば、それでもうファンタジーと思われるのが残念です。 | ||||
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| 著者が繰り広げる不思議な世界での 出来事や、そこで登場人物が感じる 恐怖感や罪悪感は、そんな経験は したはずがないのに、どこか 「根っこ」のほうで身に覚えが あるような気がしてしまう。 だから・・・・怖くて、面白い。 | ||||
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