■スポンサードリンク
(短編集)
夜市
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全346件 301~320 16/18ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 才能のある作家の小説を読むと、喜びと共に妬みさえ感じてしまうことがある。 恒川光太郎はそういった類の作家である。この作品における世界観や人物造形、 繰り広げられる物語は文章でありながら非常に立体的で、読む者を惹き込んでいく。 あっと言わされたラストを超え、本を閉じたときに感じた気持ちは感動よりも 妬みだった。星五つではないのは五つ以上をつけたくなった妬みである。 これからも追い続けるであろ作家であることは確実だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 素直に面白い。 夜市に登場する妖怪達や商品を詳細に書き込んで、1000枚くらいの 大長編として仕上げてもあきないと思う。読み終わった後で、短くて もったいないと感じる作品はそうそうないが、この夜市はそういう 満足感があった。 同時に収録された「風の古道」もよい。 設定がしっかりしているので安定感がある。これも短くまとめて あるのが残念な感じがする。 もっと長い作品を期待したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 個人的には、「風の古道」が超好み。「夜市」に関しては、他の方が言っていたように、もうちょっと長編の方が良かったかな?という印象。感想は他の方が言っているのと大差ないので、ここでは控え、作者の恒川光太郎氏について述べたいと思う。 この「夜市」は平成17年10月30日に発売されたが、平成18年9月20日に「ヤシ(夜市)」として韓国でも発売されている。日本版では恒川光太郎を「1973年東京生まれ。大学卒業後、様々な職業を経て、現在沖縄県在住。2005年、「夜市」で第12回日本ホラー大賞を受賞。本書がデビュー作」とだけ紹介しているが、韓国版はもっと詳しい。「1973年東京で生まれ、大東文化大学経済学部卒業。卒業後、定職には就かず、アルバイトをして小説を書き(フリーターとして過ごす)、1996年から約1年間、オートバイでオーストラリアを旅する。帰国後、しばらくの間オートバイの店でアルバイトし、その間、沖縄、北海道などをオートバイで訪れた。この旅行中に、妖怪、怪物が出てくるイメージが浮かび「夜市」を書いた。現在は、オーストラリア旅行中に知り合った妻と一緒に旅行を楽しみ、沖縄で暮らしている・・・・・」 日本版の「夜市」は表紙が3匹の金魚で表現され、いかにも古風な作りであるが、韓国版は真っ赤な表紙に、頭が植物で出来ている少年の絵となっていて、実にインパクトがある。見比べると「陰」(日本版)と「陽」(韓国版)といった趣である。中身も韓国版では、「風の古道」が「風の都市」となっていて、順番が「風の都市(風の古道)」「夜市」となっているのに対し、日本版では「夜市」「風の古道」の順となっている。 日本版の「夜市」では「老紳士」に哀愁や、せつなさを感じるが、韓国版にはいくつかイラストがあり、この「老紳士」が「たくましく、したたか」に見える(?)ので、ある意味ほっとしている(この意味は日本版を読んで感じてもらいたい)。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 日本ホラー小説大賞を受賞しているが、分類としてはホラーというよりもむしろファンタジーに近いという感じである。どちらかというと「千と千尋の・・・」に出てくるような世界観である。いずれの話も幼少のころの奇妙な体験を成長して後再び体験するという内容である。短篇であり非常に読みやすい。 いずれの話も最後のエンディングがよい意味で読者の期待(思い)を裏切る結末であり、最後の1ページまで楽しんで読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「ホラー小説」というジャンルのようですが、単なるおどろおどろしい小説とは違う。現世とつながる入口。そこで繰り広げられるその世界の決まり。掟。うーん、「千と千尋の神隠し」みたい。と、最初は思いました。でも、後半部分の展開は想像を超えていました。 「夜市」も「風の古道」もその発想の新鮮さで、今後の作品が期待できる作家といえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 「夜市」は読みやすかった。が、もう少し長くできたのでは?だが逆に言えば軽い読書にはもってこいの作品である。 驚いたのが後半の展開。確かにこのような展開を思いつく作者はすごいと思う。 「夜市」もいい作品ではあるが、どちらかというと私は「風の古道」の方が好きである。しかしどちらの作品にしても、後半の展開には驚かされる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 絶賛する。物悲しい幻想に強く惹き付けられた。 こんなに哀愁の漂う、凄味のある幻想が他にあろうか? 文章は美しく、まるで詩だ。 しかし、内容は残酷だし、空虚感にも満ちている。 物語の組み立てが度肝を抜く。 同時収録されている「風の古道」も秀逸な幻想だ。 ただ、それぞれの作品は、約80ページ程度のもので、 もっと長編であればなお面白いのにとも思う。 この種の内容の長編は、全体の構成が難しいのかも知れない。 この程度のページ数で、この価格は一般的には少し高い。 しかし、この素晴らしい幻想に接する事が出来るのなら、 値段など問題ではない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 夜市ですが、程よい暗さと読んでいて不安にさせない感じの文章でした。ありえない、という非現実的な話なのですが、それでも現実的な文章で、読んでいて飽きませんでした。 個人的には「夜市」よりもその次の「風の古道」の方が好きです。こっちの作品は、やっぱり、友人が途中で死んでしまうという哀しさがあるけど、なぜか清清しいさっぱりとした感じでした。 この本はオススメです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| これだけのオチがあったならもう少し文章力をつけてから投稿してほしかった。もちろん『おっ』と思える文章もいくつかあったのだけれど、全体的にまだ洗練されていない。 文章力のせいか完全に世界観に浸ることができなかった。映像化するにはいいかもしれないけれど小説となるといささか物足りない。 それから文字数もやや少なめだ。行間が必要ないのでは? と思える箇所が多々あった。 本当にもったいない。残念すぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 夜市。それは何でも手に入る市場。そして限られた人しか行けない市場。そんな市場にとある主人公が足を運ぶ。過去を背負ったその青年の目的は?最後は意外な結末が・・・。 ホラーと言うほど怖いわけではなく、何となく不思議、そして何となくミステリーな小説です。ページ数が少ないのでさらっと読めます。その分ボリュームを求める方には今ひとつ読み応えが少ないかも・・・。 同書にはもう一作「風の古道」が収録されていますが、個人的にはこちらの方が好きです。話の雰囲気は「夜市」と似ているのですが、著者の「古道」という発想が何とも言えずすばらしい。 2作品とも、どこか懐かしさを感じるようなお話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 姉飼やぼっけえきょうてえとか、正直言ってあんまり面白くなかったんだけど、これはいいですね。ホラーっていうよりもファンタジー風味なんだけど、文章のどこかにノスタルジーがある。あとはネーミングセンスがいいです。永久放浪者、学校蝙蝠など。どこか小林ヤスミを感じさせる。 二編を収めてあるのだが、それぞれが微妙にリンクしているのもいい感じだ。感動するわけでもないし、怖いわけでもないんだけど、どこかすっとする素晴らしい読後感だ。 二編とも同じ傾向の作品だが、今度は違う切り口の作品も読んでみたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ’05年「第12回日本ホラー小説大賞」大賞受賞作。 また、’05年下半期「第134回直木賞」の候補作でもある。 「日本ホラー小説大賞」は過去に、’95年、瀬名秀明の『パラサイト・イヴ』や’97年、貴志祐介の『黒い家』など、共に映画化された名作を送りだしているだけに、この、ほとんど文句なしに大賞に決まったという作品を期待して読んだ。 本書は表題作と『風の古道』という作品が併録されている。どちらも似通った設定の作品で、アニメ映画『千と千尋の神隠し』のような異世界に迷い込んだ主人公を描いている。 ホラーと名のつく賞の大賞でありながら、本書は生理的な恐怖を感じさせる描写や、人間の奥底に秘められた狂気の言動・心理表現などはまったくなく、背筋がゾクゾクするような怖さは感じない。 「欲しいものを手に入れたい」そして「手に入れたあと、さいなまれる罪悪感」、さらに「失ったものを取り戻す」といった人間の持つさまざまな欲望や感情が、むしろ全編にわたって抒情的につづられていて、私は少年時代に夢想・空想したような一種ノスタルジックな世界を思い出した。また、実際には存在しえない者や物が登場したり、起こりえない現象が描かれたりしているにもかかわらず、不思議とそれぞれの場面が明瞭な映像として頭に浮かんできた。 本書は「身も凍りつくホラー」をしのぐ、アニメなどに映像化もできる「ファンタジー・ホラー」とでもいうべき文学作品である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 不思議な縁日が舞台のどこか、ノスタルジックで空恐ろしい作品です。主人公が子供の頃行った不思議な縁日に、彼女と二人で行くというふうに物語は展開していきます。彼が取り戻したいのは、思い出なのか、それとも別の「何か」なのか?彼と夜市の因縁とは? ひやっとした空気が全体を通して流れているお話なんんですが、読み始めるとついつい読んでしまいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ホラー小説ってあんまり好きじゃないんだけど。訳の分からない怪奇現象やお化けが出てきたり・・・ でも、書店に並んだこの本を見て思わず手に取ってしまいました。「夜市」っていったい何なんだ。「よるいち」なんだかとても怪しげな言葉。 どんどん本の中に引き込まれていきました。単に「恐怖」を感じさせるようなホラーではありません。人間の欲だとかエゴ、哀しみを感じさせるような奥の深いホラーです。そう、読んで「怖い」という印象は受けませんでした。それよりも、なんともいえない哀しみを感じました。 「夜市」では何でも手に入れることが出来る。欲しいものを手に入れるために、実の弟を売る。そんなことなんてあるのだろうか。人を「夜市」で売る。それは恐怖に通じる。そして、夜市で怒る様々な出来事が恐怖のみではなく倫理、道徳、哀しみ様々な問いかけをしてくる。 そして、この本には「夜市」の他にもう一作、「風の古道」という作品も収められているが、こちらも基本的にはホラーなのだが、やはり、「夜市」同様、単なるホラー以上のものだ。 どちらの作品にも民俗学的な視点での、禁忌のようなものが底辺にある。それが本能的に怖いもの見たさのようなものを感じさせるのかも知れない。ともかく、久しぶりに面白い本を読んだ、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 自分は小説はほとんど読みません。なんというか文字が多くて読むのが面倒くさいのです。しかし、この本は違いました。読むのが面倒くさいではなく逆に読みたいという感じでした。この本はざっと200ページくらいなのですぐ読み終えられます。でもハリーポッターとか何百ページもある小説より全然面白かった。 夜市と風の古道。どちらも昔の日本にしかなかったような昔のことを思い出させてくれます。夜市と風の古道はどちらも切ない物語で本当に泣いてしまいそうでした。後から明らかになる理由など驚きの連発です。本当にいい小説なので是非一度読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 子供時代行ったことで、すっかり忘れていたのに、ふと夢にうなされて突然思い出す出来事がある。 夜市に行ったらそれを取り戻すことをするだろうか、自分には夜市で買うものがあるだろうかなど、いろいろ考えて、ホラーなのに泣いてしまう小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ホラーは読んだことがなかったのですが、本屋さんで見つけてタイトルと表紙に惹かれてしまい手に取りました。 『夜市』と『風の古道』の2作が収録されていますが、別々の作品でありながら、何処か通じるところがあるような気がします。 『夜市』の世界はとても幻想的で、すぐに引き込まれてしまいました。ラストの静かな終わり方には切なさが残りました。 『風の古道』は、描写が丁寧なせいか、風景が頭の中に浮かんできて、物語に入りやすかったです。 どちらの作品も一言で言い表すならば「不思議」な作品なのですが、色々な要素が盛り込まれていて、ちょっと考えさせられたりもする、想像していたより濃い内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 失われしものを取り返しに行く、その着想に、驚きました。最近にない、新しい感覚を呼び起こさせる、ホラーだと思います。ホラー好きには、たまらない、ニュー・テイストを味わえます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 私はホラーは読まない。でも色々な方たちが絶賛していたので思わず買ってしまった。 この本は表題作の「夜市」と、「風の古道」が収録されている。どちらも綺麗な作品だ。風景描写がとても鮮やかだ。夜市の方は、後半の展開に驚かされた。まず、設定が凄いと思う。あんまり詳しく語ってはいけないのが辛いw 風の古道は、夜市から繋がる部分がある。どちらの作品も、現実社会から遠ざかった話で、ホラーというより、ファンタジーかも知れない。かといって、ただほんわかした妖精が出てくる話でもない。独特の雰囲気がある本だと思う。思わずその雰囲気にのめりこんでしまう。 恒川光太郎の本をもっと読んでみたいと思わせる作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ハードカバーにしては薄い本で、読み始めてもなんとなく字数がすくなく、あっさり読み終わるかもと思ったのですが、 これがなかなか中身の濃い本でした。 メインの登場人物であるいずみと裕司の関係が少々希薄で、夜市にいったいきさつもなんとなく?という感じがしたのですが、 それも伏線だったとは、少々オドロキでした。 いわゆる”こうなるだろうな”と言う予想を かなり大きく裏切るストーリー展開には脱帽でした。 とはいっても、わたしとしては書き下ろしの「風の古道」のほうが、より面白く読めました。 どちらの作品も根底にあるのは”だれでも迷い込む可能性のある不思議な場所”ですから、 ストーリーにB.G.M.をつけるとすると、 同じ曲になってしまうかもしれませんが、 「風の・・」はわたしが主人公になる可能性がある、 いや、なってみたいと感じるくらい、 興味をそそる世界でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!






