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(短編集)
夜市
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夜市の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全350件 341~350 18/18ページ
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| 「夜市」と「風の古道」が含まれた一冊。ふっと絵が浮かぶほどビジュアルで余韻を残す文章が実に印象的。しかも職人芸的に無駄がない。「風の古道」より「夜市」の方が完成度が高い気がするが、好みのレベルだろう。 | ||||
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| 百鬼夜行の世界に迷い込んだ様子が描かれる。しかし物語が進むにつれて、必ずしも迷い込んだのではなく、必然に導かれていたことが明らかになる。がっちり組まれた虚構性と、描きこまれた叙情的な風景とが確かな小説世界を形作っている。 「夜市」と「風の古道」とは、似たような世界(この世とあの世の間の世界)を描き、少し重なりを持つ。二つとも、この世の論理を超えても果たしたいと願う妄執の、悲しい帰結を形にしている。表題作よりもむしろ「風の古道」の方が、整合性と広がりを持っているように思う。 1月5日の今日、本書は18年上半期の直木賞候補となった。東野圭吾や恩田陸などの大人気作家と伍してのノミネートは、このデビュー作への出版界の評価の高さを物語っている。 | ||||
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| 「日本ホラー大賞」の選考委員たちが激賞し、各誌の書評も概ね好評と、恒川光太郎の「夜市」は、今、絶賛の嵐に包まれている。確かに、これがレビュー作とは思えぬ卓越して薫り高い文章力、抒情的で、郷愁を感じさせる雰囲気の中で描かれる"宿命"と"贖罪"の物語は、堂々たる出来映えだ。「夜市」でも「風の古道」でも、"理由"あって、放浪を続けざるを得ない者たちの哀しみと性は、胸が締め付けられるが、ただし、これはあくまで幻想小説、怖い話をお望みの方にはお薦めできません。それにしても、いかにも、高校や中学の現国の教材に使えそうな作品。 | ||||
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| 内容的には興味をそそる分野で、サクっと読めて面白かったです。 「小説」というカテゴリはニガテ・・という方でも 挑戦出来るものではないでしょうか? この方じゃなくても書けそうな内容ですけど、また読んでみたいとも思いました。 | ||||
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| 人間社会であれば当たり前のような、ちょっとした社会のルールが、徹底されている『夜市』の世界。 そこに幼い頃に一度だけ行ったことがある男と、その青年に連れられて、初めて訪れた女。 かつて、どうしても欲しかった“野球の才能”と引き換えに弟を売ってしまった男は、 弟を取り戻すために、再び『夜市』を訪れた。 何も知らない女は、『夜市』のルールを聞いて、愕然とするが、そこには、男の悲しいまでに 強い決意があった。 人間の心のほんの僅かな隙間に入り込む、『夜市』の妖しいまでの魅力。 弱さと浅はかさを嘲笑うように、そして、そんな嘲りをひた隠すように続く、『夜市』。 極めて静かな文体で表現も美しく、これがデビュー作品とは思えない。 同時収録されている作品とも、実に素晴しい。 いつか長編で読んでみたい作者である。 | ||||
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| 星も月も出ていないのに、ほのかに白いものを内に秘めた蒼い闇夜。風がしきりと吹いているのに、音が全く存在しないような静かな世界。そんな情景が脳裏を浸すような独特な風情を感じます。寒くもないのに全身に鳥肌が立つような不思議な違和感。ガールフレンドを連れて岬の森で催されているという夜市に出かける青年。その奇妙な市場での顛末を描いた表題作。何の説明もなく「学校蝙蝠」だとか「永久放浪者」という言葉がひょいと出てくるのですが、おぼろに雰囲気が浮かび上がってきて、作品に一層の深みを与えているように思います。どこまでも続く舗装されていない小道を巡る物語「風の古道」もなんともいえない味わいのある逸品です。また、装丁がこの本のテイストを非常に上手く表現しています。 | ||||
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| 中篇2本からなるこの本はとても幻想的で美しい文体と、かつ斬新な内容の物語です。読みやすく、情景描写が巧みでイメージが容易に浮かび上がります。 最後まで飽きずに一気に読んでしまいました。 ホラーというよりも上質なダークファンタジーという感じです。 | ||||
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| まず、作品自体は、表題作および併録されている「風の古道」共に良作だと思う。ホラーというより「千と千尋」テイストの入った怪異譚といった趣で、失われたものに対するノスタルジックな感情を呼び起こす構成はなかなかのものである。少なくとも私は、この本を読んで後悔というものは全く感じなかった。 問題は帯の「日本ホラー小説大賞 史上最高傑作」という謳い文句である。これはいかがなものか。科学とホラーを融合させエンタテインメントとして結実させた「パラサイト・イヴ」、怖いという点では比類なきレベルの「黒い家」、方言や土着というものから恐怖を紡ぎ出す斬新な「ぼっけえ、きょうてえ」など、みなこの賞の大賞受賞作品である。小説のタイプも様々で、一概にどれが優れているともいえないであろうと個人的には思うが、そんな中での「最高傑作」とは何を根拠にしているのか。編集部の感想か?選考委員の意見か? この帯をみて買う人が相当数いるであろうことを考えると、随分無責任なことをやっているなと感じざるを得ない。こんなことは著者自身のためにもならないだろう。もしホラー大賞のテコ入れをするなら、こんな煽り文句を載せるのではなくまず選考委員を全とっかえしてはいかがか? 最後になるが、この著者は次回作もぜひ読んでみたいと思っている。 | ||||
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| 本の帯に表題の謳い文句が記されていたが個人的には正直首を傾げてしまう。 確かに言葉少なな描写でありながら読者に夜市の奇妙で空恐ろしく、 それでいて惹かれずにはおれない空気を体感させる表現は評価に値する。 しかし逆に言えば本書の魅力とはその一点のみに尽き、 時々現れる前置き無しの突飛な物語進行には閉口させられる。 また、重要かと予感させていた伏線が実は最後までどうとも絡まなかったり、 弟の半生に纏わる話などにはむしろ削ってしまってもさして問題無かろう という部位もあるなど粗作りが目立った。 | ||||
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| カバーの見た目に惹かれて手に取りました。幻想的な雰囲気を作り出す言葉の運びが最高です。あっという間に読み終えてしまい、あともう少し夜市を見たかったような不思議な気持ちになりました。 これはホラーというより、人間の心を描いた美しい短編という感じ。やりきれないような、切ないような、少し温かいような終わり方に、感動しました。 | ||||
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