象は忘れない

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

象は忘れないの評価:

4.03/5点 レビュー 29件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全86件 41〜60 3/5ページ
No.46
(5pt)

一つのドラマとして

いわゆる本格推理小説というより、「"ミステリ仕立て" の悲劇」ととらえると、なかなか良かったです。「本格〜」として話の筋やら謎解き等々がどうの、とそういう観点よりも、主要登場人物たちだけでなく、作中で「象」にたとえられる脇役たちも含めた心理劇として、私には強く印象が残りました。
象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44)より
4150700443
No.45
(5pt)

一つのドラマとして

いわゆる本格推理小説というより、「"ミステリ仕立て" の悲劇」ととらえると、なかなか良かったです。「本格〜」として話の筋やら謎解き等々がどうの、とそういう観点よりも、主要登場人物たちだけでなく、作中で「象」にたとえられる脇役たちも含めた心理劇として、私には強く印象が残りました。
象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300325
No.44
(4pt)

過去への旅路

あれって思う出だしです。
 これ一回読んだことあったっけ?
過去の事件の探索、回想、そしてあらわになる真実。

 そんな錯覚も当然です。
 作中、アガサ自身がこのプロットを読者に謝っているところが
あります。
 五匹の子豚、マギンティー夫人、ハロウィーンパーティーと言った
作品とダブってしまう。

 天才アガサと言えど、殺す薬剤はジギタリスが一番多いのです。
ネタは限られてしまいます。
 しかしながら、その中で、巧みというか、酷いと言うか、読者の
記憶の糸を紡ぎにくく描く。
 その世界の中でポアロは踊ります。

 流石にこの作品だけは、結末が途中で分かってしまいます。けれど、
このくらいで良いのではないでしょうか。
 他の作品では、最後の場面で明らかになることが多すぎて、ちょっと
辟易するくらいなので。

 何と言っても82歳のアガサの作品。その姿を思い浮かべて、あっと
いう間の2時間半でした。
 評価としては80点。
 減点はとうとう出てこなかったエドワード、そして犬。使い損ねた
将棋の駒みたい。でも上々。
象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8JOHS
No.43
(4pt)

過去への旅路

あれって思う出だしです。
 これ一回読んだことあったっけ?
過去の事件の探索、回想、そしてあらわになる真実。

 そんな錯覚も当然です。
 作中、アガサ自身がこのプロットを読者に謝っているところが
あります。
 五匹の子豚、マギンティー夫人、ハロウィーンパーティーと言った
作品とダブってしまう。

 天才アガサと言えど、殺す薬剤はジギタリスが一番多いのです。
ネタは限られてしまいます。
 しかしながら、その中で、巧みというか、酷いと言うか、読者の
記憶の糸を紡ぎにくく描く。
 その世界の中でポアロは踊ります。

 流石にこの作品だけは、結末が途中で分かってしまいます。けれど、
このくらいで良いのではないでしょうか。
 他の作品では、最後の場面で明らかになることが多すぎて、ちょっと
辟易するくらいなので。

 何と言っても82歳のアガサの作品。その姿を思い浮かべて、あっと
いう間の2時間半でした。
 評価としては80点。
 減点はとうとう出てこなかったエドワード、そして犬。使い損ねた
将棋の駒みたい。でも上々。
象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J91EUM
No.42
(4pt)

過去への旅路

あれって思う出だしです。
 これ一回読んだことあったっけ?
過去の事件の探索、回想、そしてあらわになる真実。

 そんな錯覚も当然です。
 作中、アガサ自身がこのプロットを読者に謝っているところが
あります。
 五匹の子豚、マギンティー夫人、ハロウィーンパーティーと言った
作品とダブってしまう。

 天才アガサと言えど、殺す薬剤はジギタリスが一番多いのです。
ネタは限られてしまいます。
 しかしながら、その中で、巧みというか、酷いと言うか、読者の
記憶の糸を紡ぎにくく描く。
 その世界の中でポアロは踊ります。

 流石にこの作品だけは、結末が途中で分かってしまいます。けれど、
このくらいで良いのではないでしょうか。
 他の作品では、最後の場面で明らかになることが多すぎて、ちょっと
辟易するくらいなので。

 何と言っても82歳のアガサの作品。その姿を思い浮かべて、あっと
いう間の2時間半でした。
 評価としては80点。
 減点はとうとう出てこなかったエドワード、そして犬。使い損ねた
将棋の駒みたい。でも上々。
象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44)より
4150700443
No.41
(4pt)

過去への旅路

あれって思う出だしです。
 これ一回読んだことあったっけ?
過去の事件の探索、回想、そしてあらわになる真実。

 そんな錯覚も当然です。
 作中、アガサ自身がこのプロットを読者に謝っているところが
あります。
 五匹の子豚、マギンティー夫人、ハロウィーンパーティーと言った
作品とダブってしまう。

 天才アガサと言えど、殺す薬剤はジギタリスが一番多いのです。
ネタは限られてしまいます。
 しかしながら、その中で、巧みというか、酷いと言うか、読者の
記憶の糸を紡ぎにくく描く。
 その世界の中でポアロは踊ります。

 流石にこの作品だけは、結末が途中で分かってしまいます。けれど、
このくらいで良いのではないでしょうか。
 他の作品では、最後の場面で明らかになることが多すぎて、ちょっと
辟易するくらいなので。

 何と言っても82歳のアガサの作品。その姿を思い浮かべて、あっと
いう間の2時間半でした。
 評価としては80点。
 減点はとうとう出てこなかったエドワード、そして犬。使い損ねた
将棋の駒みたい。でも上々。
象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300325
No.40
(5pt)

実質的なポアロ最後の事件

クリスティーが実質的に最後に書いたポアロもの。
晩年の女史が得意とした“過去の殺人”を扱った作品である。
一組の夫婦の心中事件にまつわる疑念を出発点に、
ポアロとおなじみのオリヴァ夫人は、
昔の関係者たち(オリヴァ夫人の言葉を借りれば“象”たち)を
訪ねる真相究明の旅に出る。

ゆったりした展開だが、
徐々に玉虫色の真相が明らかになっていく様は、なかなか読ませる。
最後のポアロの絵解きも楽しい。
ミステリとしてはいかにも地味ではあるけれど、
クリスティーファンとしての感慨深さも含めて★5つ。
象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8JOHS
No.39
(5pt)

実質的なポアロ最後の事件

クリスティーが実質的に最後に書いたポアロもの。
晩年の女史が得意とした“過去の殺人”を扱った作品である。
一組の夫婦の心中事件にまつわる疑念を出発点に、
ポアロとおなじみのオリヴァ夫人は、
昔の関係者たち(オリヴァ夫人の言葉を借りれば“象”たち)を
訪ねる真相究明の旅に出る。

ゆったりした展開だが、
徐々に玉虫色の真相が明らかになっていく様は、なかなか読ませる。
最後のポアロの絵解きも楽しい。
ミステリとしてはいかにも地味ではあるけれど、
クリスティーファンとしての感慨深さも含めて★5つ。
象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J91EUM
No.38
(5pt)

実質的なポアロ最後の事件

クリスティーが実質的に最後に書いたポアロもの。
晩年の女史が得意とした“過去の殺人”を扱った作品である。
一組の夫婦の心中事件にまつわる疑念を出発点に、
ポアロとおなじみのオリヴァ夫人は、
昔の関係者たち(オリヴァ夫人の言葉を借りれば“象”たち)を
訪ねる真相究明の旅に出る。

ゆったりした展開だが、
徐々に玉虫色の真相が明らかになっていく様は、なかなか読ませる。
最後のポアロの絵解きも楽しい。
ミステリとしてはいかにも地味ではあるけれど、
クリスティーファンとしての感慨深さも含めて★5つ。
象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44)より
4150700443
No.37
(5pt)

実質的なポアロ最後の事件

クリスティーが実質的に最後に書いたポアロもの。
晩年の女史が得意とした“過去の殺人”を扱った作品である。
一組の夫婦の心中事件にまつわる疑念を出発点に、
ポアロとおなじみのオリヴァ夫人は、
昔の関係者たち(オリヴァ夫人の言葉を借りれば“象”たち)を
訪ねる真相究明の旅に出る。

ゆったりした展開だが、
徐々に玉虫色の真相が明らかになっていく様は、なかなか読ませる。
最後のポアロの絵解きも楽しい。
ミステリとしてはいかにも地味ではあるけれど、
クリスティーファンとしての感慨深さも含めて★5つ。
象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300325
No.36
(3pt)

象は忘れない

ポアロとミセス・オリバのやり取りが大好きで、一気に読み終えました。
象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8JOHS
No.35
(3pt)

象は忘れない

ポアロとミセス・オリバのやり取りが大好きで、一気に読み終えました。
象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J91EUM
No.34
(3pt)

象は忘れない

ポアロとミセス・オリバのやり取りが大好きで、一気に読み終えました。
象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44)より
4150700443
No.33
(3pt)

象は忘れない

ポアロとミセス・オリバのやり取りが大好きで、一気に読み終えました。
象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300325
No.32
(3pt)

うーん・・ちょっと物足りなかったです

表題が印象的な作品で、レヴューでの評価も高いので期待して読んだのですが、個人的には余りピンと来ませんでした。
 今作は『五匹の子豚』と同じく、過去に起こった事件を関係者の証言を頼りに読み解いていく<回想殺人>ものです(作中で、『五匹の子豚』『ハロウィーン・パーティ』『マギンティ夫人は死んだ』のネタばれがありますので、未読の方はご注意を!)。 
 心の友ヘイスティングス大尉は登場せず、ミセス・オリヴァという犯罪小説家の婦人がポワロの相棒として活躍します(私は本作で初めましてでしたが、『開いたトランプ』等数作のポワロ作品に登場する女性のようです)。物語前半の足を使う捜査は殆どミセス・オリヴァが担当するのでポワロは余り出て来ず、「ただの一行たりとも読み逃せない!!」という心地よい緊張感に満ちた彼の会話シーンが大好きな私には、ちょっと退屈でした。本作は80代の晩年のアガサが書いているためか、アガサの分身ミセス・オリヴァの奥様トークが、お婆ちゃんの昔話のように長い・・。しかし女性のおしゃべりと男性の会話の書き分けは実にリアルで(大体の女性の会話は結論までが非常に長いか、もしくは特に結論が出ないですよね・・・ミス・マープルみたいな人は別ですが・笑)、そこは流石だなあと思いました。ポワロの話し方はいつも簡潔明瞭で無駄がなく、しかも優雅で親切な辺りがやはりカッコいいです。アガサのキャラクター作りの上手さを感じます。
 
 そして、事件自体ももう一つ物足りなかったです。話の運びがゆったりとしているし、関係者の人数も少なく、物語のきっかけとなる謎めいた言葉の真意も割合すぐに読めてしまう上、肝である殺人のトリックにも意外性がなかったので(ヒントも実に分かりやすい。きっと大体の人は途中で気が付きます)予想がほぼそのまま当たり、期待していた「あーあ、アガサにまたしてやられたー!!」という嬉し悔しい地団駄を一度も踏むことなく読み終わってしまいました。

 ポワロの<回想殺人>ものでは、やはり『五匹の子豚』が秀逸だと思います(そちらは見事に犯人を外しました!笑)。そういう意味では、本作は初級者に優しい作品なのかもしれません。ポワロものを読みなれてから本書を読むと味気ないかも知れないので、個人的には最初の内に読まれることをお勧めします。
象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8JOHS
No.31
(3pt)

うーん・・ちょっと物足りなかったです

表題が印象的な作品で、レヴューでの評価も高いので期待して読んだのですが、個人的には余りピンと来ませんでした。
 今作は『五匹の子豚』と同じく、過去に起こった事件を関係者の証言を頼りに読み解いていく<回想殺人>ものです(作中で、『五匹の子豚』『ハロウィーン・パーティ』『マギンティ夫人は死んだ』のネタばれがありますので、未読の方はご注意を!)。 
 心の友ヘイスティングス大尉は登場せず、ミセス・オリヴァという犯罪小説家の婦人がポワロの相棒として活躍します(私は本作で初めましてでしたが、『開いたトランプ』等数作のポワロ作品に登場する女性のようです)。物語前半の足を使う捜査は殆どミセス・オリヴァが担当するのでポワロは余り出て来ず、「ただの一行たりとも読み逃せない!!」という心地よい緊張感に満ちた彼の会話シーンが大好きな私には、ちょっと退屈でした。本作は80代の晩年のアガサが書いているためか、アガサの分身ミセス・オリヴァの奥様トークが、お婆ちゃんの昔話のように長い・・。しかし女性のおしゃべりと男性の会話の書き分けは実にリアルで(大体の女性の会話は結論までが非常に長いか、もしくは特に結論が出ないですよね・・・ミス・マープルみたいな人は別ですが・笑)、そこは流石だなあと思いました。ポワロの話し方はいつも簡潔明瞭で無駄がなく、しかも優雅で親切な辺りがやはりカッコいいです。アガサのキャラクター作りの上手さを感じます。
 
 そして、事件自体ももう一つ物足りなかったです。話の運びがゆったりとしているし、関係者の人数も少なく、物語のきっかけとなる謎めいた言葉の真意も割合すぐに読めてしまう上、肝である殺人のトリックにも意外性がなかったので(ヒントも実に分かりやすい。きっと大体の人は途中で気が付きます)予想がほぼそのまま当たり、期待していた「あーあ、アガサにまたしてやられたー!!」という嬉し悔しい地団駄を一度も踏むことなく読み終わってしまいました。

 ポワロの<回想殺人>ものでは、やはり『五匹の子豚』が秀逸だと思います(そちらは見事に犯人を外しました!笑)。そういう意味では、本作は初級者に優しい作品なのかもしれません。ポワロものを読みなれてから本書を読むと味気ないかも知れないので、個人的には最初の内に読まれることをお勧めします。
象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J91EUM
No.30
(3pt)

うーん・・ちょっと物足りなかったです

表題が印象的な作品で、レヴューでの評価も高いので期待して読んだのですが、個人的には余りピンと来ませんでした。
 今作は『五匹の子豚』『ハロウィン・パーティ』等と同じく、過去に起こった事件を関係者の証言を頼りに読み解いていく<回想殺人>ものです(作中で、上記2作と『マギンティ夫人は死んだ』のネタばれがありますので、未読の方はご注意を!)。 
 心の友ヘイスティングス大尉は登場せず、ミセス・オリヴァという犯罪小説家の婦人がポワロの相棒として活躍します(私は本作で初めましてでしたが、『開いたトランプ』等数作のポワロ作品に登場する女性のようです)。物語前半の足を使う捜査は殆どミセス・オリヴァが担当するのでポワロは余り出て来ず、「ただの一行たりとも読み逃せない!!」という心地よい緊張感に満ちた彼の会話シーンが大好きな私には、ちょっと退屈でした。本作は80代の晩年のアガサが書いているためか、アガサの分身ミセス・オリヴァの奥様トークが、お婆ちゃんの昔話のように長い・・。しかし女性のおしゃべりと男性の会話の書き分けは実にリアルで(大体の女性の会話は結論までが非常に長いか、もしくは特に結論が出ないですよね・・・ミス・マープルみたいな人は別ですが・笑)、そこは流石だなあと思いました。ポワロの話し方はいつも簡潔明瞭で無駄がなく、しかも優雅で親切な辺りがやはりカッコいいです。アガサのキャラクター作りの上手さを感じます。
 
 そして、事件自体ももう一つ物足りなかったです。話の運びがゆったりとしているし、関係者の人数も少なく、物語のきっかけとなる謎めいた言葉の真意も割合すぐに読めてしまう上、肝である殺人のトリックにも意外性がなかったので(ヒントも実に分かりやすい。きっと大体の人は途中で気が付きます)予想がほぼそのまま当たり、期待していた「あーあ、アガサにまたしてやられたー!!」という嬉し悔しい地団駄を一度も踏むことなく読み終わってしまいました。

 ポワロの<回想殺人>ものでは、やはり『五匹の子豚』が秀逸だと思います(そちらは見事に犯人を外しました!笑)。そういう意味では、本作は初級者に優しい作品なのかもしれません。ポワロものを読みなれてから本書を読むと味気ないかも知れないので、個人的には最初の内に読まれることをお勧めします。
象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-44)より
4150700443
No.29
(3pt)

うーん・・ちょっと物足りなかったです

表題が印象的な作品で、レヴューでの評価も高いので期待して読んだのですが、個人的には余りピンと来ませんでした。
 今作は『五匹の子豚』『ハロウィン・パーティ』等と同じく、過去に起こった事件を関係者の証言を頼りに読み解いていく<回想殺人>ものです(作中で、上記2作と『マギンティ夫人は死んだ』のネタばれがありますので、未読の方はご注意を!)。 
 心の友ヘイスティングス大尉は登場せず、ミセス・オリヴァという犯罪小説家の婦人がポワロの相棒として活躍します(私は本作で初めましてでしたが、『開いたトランプ』等数作のポワロ作品に登場する女性のようです)。物語前半の足を使う捜査は殆どミセス・オリヴァが担当するのでポワロは余り出て来ず、「ただの一行たりとも読み逃せない!!」という心地よい緊張感に満ちた彼の会話シーンが大好きな私には、ちょっと退屈でした。本作は80代の晩年のアガサが書いているためか、アガサの分身ミセス・オリヴァの奥様トークが、お婆ちゃんの昔話のように長い・・。しかし女性のおしゃべりと男性の会話の書き分けは実にリアルで(大体の女性の会話は結論までが非常に長いか、もしくは特に結論が出ないですよね・・・ミス・マープルみたいな人は別ですが・笑)、そこは流石だなあと思いました。ポワロの話し方はいつも簡潔明瞭で無駄がなく、しかも優雅で親切な辺りがやはりカッコいいです。アガサのキャラクター作りの上手さを感じます。
 
 そして、事件自体ももう一つ物足りなかったです。話の運びがゆったりとしているし、関係者の人数も少ない上、物語のきっかけとなる謎めいた言葉の真意も割合すぐに読めてしまう上、肝である殺人のトリックにも意外性がなかったので(ヒントも実に分かりやすい。きっと大体の人は途中で気が付きます)予想がほぼそのまま当たり、期待していた「あーあ、アガサにまたしてやられたー!!」という嬉し悔しい地団駄を一度も踏むことなく読み終わってしまいました。

 ポワロの<回想殺人>ものでは、やはり『五匹の子豚』が秀逸だと思います(そちらは見事に犯人を外しました!笑)。そういう意味では、本作は初級者に優しい作品なのかもしれません。ポワロものを読みなれてから本書を読むと味気ないかも知れないので、個人的には最初の内に読まれることをお勧めします。

象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300325
No.28
(4pt)

非常に静か

殺人も起こらない、
怒りやら、発狂やらの描写もない
非常に静かなミステリーです。

殺人は起きませんが、
過去の殺人の真相は調べます。
ちなみに、ポアロの「真の最後の」
登場作品です。

でもこれ、真相はある事実が
判明した時点で大方の予想は
つくような気がします。
完全な事件の図は描けなくてもね。
なので、記録として読めば面白いかも。
象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1979年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
B000J8JOHS
No.27
(4pt)

非常に静か

殺人も起こらない、
怒りやら、発狂やらの描写もない
非常に静かなミステリーです。

殺人は起きませんが、
過去の殺人の真相は調べます。
ちなみに、ポアロの「真の最後の」
登場作品です。

でもこれ、真相はある事実が
判明した時点で大方の予想は
つくような気がします。
完全な事件の図は描けなくてもね。
なので、記録として読めば面白いかも。
象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ) Amazon書評・レビュー: 象は忘れない (1973年) (世界ミステリシリーズ)より
B000J91EUM