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ホロー荘の殺人



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ホロー荘の殺人の評価: 4.27/5点 レビュー 44件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.27pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 1~20 1/3ページ
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No.44:
(3pt)

面白かった

面白かった
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.43:
(5pt)

人物描写に優れた傑作です

男2人女4人による恋愛をからめながら進んで行くストーリーに、ずっと引きつけられたまま最後まで読むことができました。ポアロものでいつも長く感じる事情聴取がごく短いのが良かったです。
ミステリ色は薄い作品ですが人物描写に優れ、特にミッジ、ヘンリエッタ、ガーダという3人の女性の描写が素晴らしく、それぞれが持っている弱さに共感してしまいました。そのうち2人から愛されるジョン…そんなに魅力的?ただのモラハラ夫ではないかと思っていましたが、ラストでやや印象が変わったかな。でもあんな夫は嫌ですね。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.42:
(4pt)

TVドラマとまた違った趣き。。

・DスーシェのTV版が面白くて小説も読んでみた。(TV版はヘンリエッタ役が抜群に美しい)
・TVではほとんど見れなかったミッジとエドワードの恋愛物語部分が結構あってとても良いデキ。
・4人の女性の生きざまが生き生きと描かれてる。
(これほんとに80年前に書かれたの?現代とあまり変わらないですね^_^)
・オリ急と同じくらい気に入りましたよ。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.41:
(5pt)

女性キャラクターの描き方が凄い

傑作だと思う。クリスティーの作品は女性たちが魅力的だ。男性たちはオマケで、ポアロは謎解きのツールに過ぎない。親類関係にある4人の女性、一人一人が全く異なった生い立ちと性格を与えられ、緊張感のある四角形を作り上げている。貴族階級の末裔ルーシーは天真爛漫な身勝手さで誰からも愛され使用人たちは彼女を守るためなら何でもする。彫刻家のヘンリエッタは強い感性を持ちながら自分自身と距離を置いて、自分の愛や苦しみでさえ芸術として表現する冷徹な意志を持っている。愚鈍な女と思われ周囲にみくびられ助けられて生きてきたガーダは、実はその愚鈍さを武器として利用することに目覚めるほどに賢いのだ。働かなくては生活できない庶民階級に堕ちたミッジは、社会の理不尽に苦しみ垣間見る貴族の暮らしに憧れながらも、自分の力で生きることに強い誇りを持つ現実的な女性だ。
ルーシーの館に招かれた客の1人、ガーダの夫、ジョンがプールの脇で射殺される。4人の女性たちのうち3人が機会も動機もあり、わざと捜査を撹乱して真犯人から警察の目を逸らそうとするのだ。そこへポアロが自慢の灰色の脳細胞で‥‥という展開だ。
ここではトリックや謎解きは問題ではない。4人の女性の生き様に惹きつけられる。ドラマも風景が美しくキャストも素晴らしく時間尺の許す限り大変よくできてはいるが、人物を描きこむことでは遠く原作には及ばない。じっくり読むことをお勧めする。
クリスティーは最高の女性作家だと思う。女性を描けるのはやはり女性である。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.40:
(5pt)

格別、贔屓にしたいクリスティー作品。表紙カバーの写真は、好きじゃないけれど。

クリスティーの作品のなかでも特に贔屓にしている作品で、それは今回久しぶりに再読してみて揺るぎないものとなりました。

まず、アンカテル家の人たちが好きです。
ルーシー・アンカテル、エドワード・アンカテル、ヘンリエッタ・サヴァナクの三人がいいんですよ。殊に、妖精めいてとらえどころがなく、天真爛漫なルーシー・アンカテルの魅力的なことといったら。この人が次に何を言い出すものやら、興味津々で見守るしかありませんでした。

舞台となるホロー荘界隈の風景も、とっても素敵なんですよね。秋のイングランド郊外の風景の美しさ! 本書97頁の風景描写を読んでいたら、ジョージ・ギッシングの『ヘンリー・ライクロフトの私記』のなかに描かれている英国の田園地帯の絵のような素晴らしき景色が思い出されましたよ。

ヘンリエッタがいたずら描きする〝イグドラシル〟て木の絵もチャーミングで、気に入ってます。本文庫の104頁に絵が載ってます。
妙に忘れられない絵です。

本書の原題は、『THE HOLLOW』。1946年刊行の作品。その近辺には、『五匹の子豚』(1942年)、『ゼロ時間へ』『春にして君を離れ』(いずれも、1944年)、『忘られぬ死』(1945年)と、クリスティーならではの傑作、名作が目白押しです。

おしまいに、エルキュール・ポアロが珍しく、テニソンの詩なんぞ口ずさんでるんで、それを引かせていただきましょう。

《いとわしき森の奥なる暗き洞窟(ホロー)
 そは赤き血のヒースに縁どられ
 赤く畝なす岩棚に恐怖の血、音もなく滴る
 なにを求むるも木霊(こだま)の答えるは、ただ『死』》p.299

ここでポアロがつぶやく〝死〟という文句と、本書214頁でヘンリエッタが会話の中で発する《死ぬ──死ぬ──死ぬ──死ぬ。ジャングルのなかで打っている太鼓(トムトム)の音みたいじゃない? 死ぬ──死ぬ──死ぬ──死ぬ──死ぬ》の言葉は、妙に共鳴し合う気がしたのですが。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.39:
(2pt)

人間の心理を巧みに描いた群像劇

クリスティの作品はどれもトリックや人物描写が大変優れていますが、これは人物描写にかなりの重きを置いた作品です。
人間の心理を巧みに描いた群像劇と言っても過言ではないと思います。

ストーリーは緩急も緊迫感も無く、トリックも凝ってはおらず、ミステリーとしてみるとあまり面白い作品ではありません。
しかし登場人物はかなり深く作り込んであり、彼らの微妙な関係や心理描写はとても丁寧に描かれてあります。
ただ、ストーリーがただでさえ地味なのに冗長すぎるので、だんだんこの登場人物たちに辟易してきます。
個人的にクリスティの人物描写は大好きなのですが、この作品はあまり惹かれる人物がいなかったので、中盤あたりから読んでいて少し退屈でした。

ポアロも登場しますが今回は前面に出ず、鮮やかな謎解きをするわけではないので存在感はありません。
関係者を一堂に集めて犯人を暴くこともないので、カタルシスもありません。
この作品にポアロはいらなかったんじゃないかと思います。

人物描写の奥深さからか、この作品を高く評価される方も多いのですが、クリスティの作品の中では異色なので、かなり好みの分かれる作品ではないでしょうか。
私には合いませんでしたが、クリスティって本当に幅広い作品が描けるのだなと驚きました。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.38:
(5pt)

人間模様の描写が流石のクリスティです

先に映像見ての購入でしたので、登場人物が頭の中でくっきり浮かび、さらに心理描写が深く入ってきて、時間忘れて楽しめました。
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No.37:
(4pt)

魅力的が故に…

魅力的な男性はモテる。そしてその結婚相手の女性は同様な人物だったら自分を見ているようでイヤなのだろうか?支えてあげたいと思う女性を選ぶがそれも関係は難しい。だから今回の事件が起こった。男性は妻を愛していたってなってるが近場の女性と関係を持つのは駄目だな。
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No.36:
(5pt)

楽しめます

推理小説ですが、登場人物の心理描写も丹念に描けれ、楽しめます。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.35:
(1pt)

訳がひどい

内容はともかく、訳がひどいです。
クリスティ女史に対する冒涜。
青木久惠氏と同じくらいひどい訳でびっくりします。
昔の訳者に有りがちの「彼女はひどく明るい光に目を瞬かせながら、美しく白いその腕を今までにないくらい伸ばしながらベッドから起き上がると、今までしたことがないような大きなため息をついて彼女が今まで寝ていたベッドの横机にある時計に目をうつした」みたいな「高校生の訳?」みたいな文章ばかりで残念です。
これを読んでアガサ・クリスティを知ってほしくはありません。
旧訳か原書で読まれてください。
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4151300228
No.34:
(5pt)

人物描写が見事

BBCのドラマシリーズを見返していて、この作品だけは何故か気になって原作を購入。読んで良かったです。ドラマ版では描き切れていなかった人物の造型がはっきりして深みが全く違う。クリスティの卓越した力量を感じる。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.33:
(5pt)

人物の関係性と心理描写がみごと

目立たない労働者(でも現代人とまるで同じ生活スタイルよね)なミッジに幸せになってほしい…と祈るように見守り読みました。

想いが通じ会えるか、諦め離れてしまうかどうかの瀬戸際が様々な関係の中に表現され、哀しみと安堵の織りなす深い話だった。

超然とした偶像的な人間を信じ崇拝する者、偶像を見出し造ることに情熱を燃やす者、過去の思い出に囚われた者、その思い出を掛け外して現実に還る者たち…
我にかえる、人の単純な温かみに立ち戻る文脈には唸らされた。

ポワロのドラマを何度か観て筋を知って居たけれど、心理描写が本当に巧みでグイグイ読み込まされた。

どこまでも気取らず、しかし単調であったり表面的でない、心のあり様を掘り下げた表現が素晴らしくて。
現代の現実でもあり得そうな磁場のある人物達で…。
ヘンリエッタの芸術家の誇りや偏りを描きつつ、ミッジのような庶民の苦労や健康みを描いてみせる。ガータの心労にも何故かしら共感出来てしまう。

心の中と、外の言葉や行動との乖離について特徴的な人物達が登場する話だった。
心の中を横に置いて行動でき、目の前の人達が望むことを出来る人。
心の中は忙しくせめぎ合っているのに、外の言葉や行動にはまるでうまく反映出来ない人。

「物言えぬ証人」の犯人とどこか重なる印象の犯人だったのは、あちらの犯人は心の中を隠し、見える印象を操り繕う人だったからだな、と思った。あちらは積極的に演じるタイプで、こちらはただ心の動きが沈み込み見えない、しかし外から見えないことも意識出来ている…という沼のようなタイプだった。

どんな登場人物の考えにもつくづく筋が通って息づいており、だからクリスティはあらゆる国で読まれるのだなぁと再確認。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.32:
(5pt)

まさかの犯人

アガサクリスティが好きで文庫を全て揃え、今はデジタル化しようと思いKindle版で買い直しています。
ホロー荘も凄く好きな話で何度も読み直しました。
最初に読んだ時はええ!この人が犯人なの!?と思い、それに関わる人達の行動なども納得のいくというものでした。
始まり方、終わり方が本当に上手く何度も読みたくなる気持ちにさせてくれるアガサクリスティ。
殺人現場によくありがちな場面を見せられたポアロ、それが本当の殺人事件でありそこから関係者の行動や言動が本当に面白くしてくれます。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.31:
(3pt)

冗長だと思いました

登場人物全員の必要性がよくわからなかったです。ヘンリエッタだけは鮮やかに感じられましたが、他の女性達が印象薄かったです、ポワロすら<いた?>という感じでした。文学的?という意味で評価がたかいそうですが、面白いミステリーが読みたい私には面白くはなかったです。もっとストーリーが短いと良いのに、と思いました。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.30:
(5pt)

ロマンチック

ちょっと甘過ぎなそしてその底にドライアイスが隠れていたみたいな。大好きな一冊です。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.29:
(2pt)

犯人側のトリックやクリスティが得意とする作者自身のトリックを欠いた呆然とする程の駄作

クリスティの作品はごく少数の超有名作品を除くとミステリ的には凡作が多い(だが、それを読ませる語り口の上手さで世界的作家となった)のだが、これ程までに、犯人側のトリックやクリスティが得意とする作者自身のトリックを欠いた駄作は珍しいのではないか。

ミステリ的にはゼロで、恋愛小説なのか、善意小説なのかも判然としない呆然とする程の迷作である。クリスティには頑固な一面があって、周囲からクリスティ自身のトリックの重複使用だから発表を止めろと忠告された、「終わりなき夜に生れつく」を敢えて刊行したりと、自作の出来やミステリにおける「fairness」に拘らない放埓な傾向がある。

この傾向が良い方向に出ると、上述した様な超有名作品を生み出すが、本作は完全に裏目に出た感がある。本来なら、<恋愛>をベースにもっと錯綜した事件を構成して然るべき所を、これでは読む気も萎えてしまう。「読ませる」(安定感のある)クリスティの作品は沢山あるので、本作を読んで懲りた方も他のクリスティの作品にドンドン挑んで欲しいと思う。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)より
4150700281
No.28:
(5pt)

最高の恋愛小説です。

映画のような鮮やかな本です。
私もキャスティングしながらよみました。
恋愛小説としても、一級品。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)より
4150700281
No.27:
(5pt)

馬、と言いましたね?

1946年の作品。ポアロの活躍する場面が少ないような気がしますが、一癖も二癖もある登場人物たちと渡り合い試し合う中で、彼は真相を見抜き、最後は未然に殺人を防ぎます。被害者の男性をめぐる複数の女性たちとの関係性、女性たちの性格の違いをよく書き分け、それが事件の伏線にもなっています。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.26:
(3pt)

Yum

わたしはクリスティーのフアンなのですが、この作品は最後までポアロの存在感を感じられなかったのが残念です。
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300228
No.25:
(4pt)

やっぱり面白い!!でも表紙はどうにかならんか

意外な犯人、追い詰めるポアロ、余韻のあるエンディング。
面白いですよ。いいんですけど、このシリーズの表紙、どうにかなりませんか。完全にネタバレですよね。見まい見まいとしても目に入っちゃうんですよ。分厚いからブックカバーもしっくりこないし・・・・

どなたか英語力のある方、ぜひ苦情を書いて下さい〜〜〜〜
ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)Amazon書評・レビュー:ホロー荘の殺人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 1-28)より
4150700281

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