ナイルに死す
評判
ナイルに死すの評価:
4.48/5点 レビュー 110件。 A ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1〜15 1/1ページ
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ナイルに死すの評価:
4.48/5点 レビュー 110件。 A ランク
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クリスティーの作品中、随一の長さの作品だが、文章が展開が巧みであきさせない。
数時間かけて一気に読んだ。
クリスティー本人が自作品の中でもベストに入る自信作、としていたらしいが
自分はほかの作品の方が好き。
以下、そう感じた理由を述べる。
1.登場人物がやたら多い。しょっちゅう人物リストのページと照らし合わせて読んだ。
似たような名前、似たような特徴の登場人物が多かったためだ。(例:老婦人たちとそのメイドや娘などが複数登場する)
そしてそれら多くの登場人物のエピソードが必ずしも有機的に事件本筋と絡んでいるとはいえず、
蛇足感があった。
2.本筋の殺人事件と並行して謎のテロリストが船内に潜伏している件も並行して取り扱われるのだが、
テロリスト探しの部分が盛り上がらず、これもまた強い蛇足感がある。
3.エジプトの描写があっさりめで薄い。もっとエキゾチックな雰囲気を予想していたが、舞台となる船上が西洋社会そのままで、特にエジプトじゃなくても別によくない?って印象なのだ。他作品と違う味わいを期待していたので肩透かしを食らった。
4.登場人物が語る東洋人の死生観の描写に違和感があった。「東洋人は死を何とも思わない」って、そりゃ言い過ぎ。ちょっとサイードのオリエンタリズム感あるよね。
5.自分はクリスティー作品はこれが5作目。そうなるとクリスティー作品のパターンがなんとなく読めてしまい、冒頭の登場人物のリストを見ただけで犯人が誰か予想が付いてしまった。
ミステリー作品に何を求めるかは人それぞれだと思うが、自分はトリックそのものよりも、
動機や心理描写などの人間ドラマを楽しみたいタイプ。
そういう意味では、相変わらず巧みな心理描写なので、十分楽しめたことは強調しておきたい。
まだ未読のクリスティー作品はたくさんあるので、「やられた!」といい意味で予想を裏切られるような作品に出合いたいと思う。