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そして誰もいなくなった
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【この小説が収録されている参考書籍】
そして誰もいなくなったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全409件 41~60 3/21ページ
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後世のミステリに多大な影響を与えた古典的名作だが、文体に古臭さがまったくない。 一気に読んだ。 自分はミステリファンといえるほど精通しているわけではないのだが、 金田一少年の事件簿などでクリシェのように使われる演出はここから来てるのかな?と思ったり。 悔やまれるのは、この作品を読むかなり前に、日本のドラマ版(俳優陣の演技が下手な駄作だった)を見たことがあって、犯人が誰かなんとなく覚えていた状態で読んでしまったこと。 それがなければもっと楽しめただろうなと少し後悔。 | ||||
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クローズドサークルの金字塔。 あの人がが犯人だ!この人が怪しいと読み進めた結果、誰もいなくなってしました。 クローズドサークルという特殊環境の中で繰り広げられる人間の心理描写は見事。疑心暗鬼になる中、追い詰められていくのは犯人ではなく被害者という点も読んでいて面白い。 外国人の名前は読みにくさ覚えにくさ、独特の言い回しはあるものの、半世紀以上前の作品とは思えない新しさや新鮮さをしっかり兼ね備えておりまさに名作!!! | ||||
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まず初めに、私はこの本を最初、読むのが結構面倒だと思った。 外人の名前が10人に加えて時々フルネームや肩書の役職などが混ざり、人物への認識が難しかった。 更に兵隊さんの童話、告発された罪状と被害者の名前。これだけで億劫になりかけた。 正直、一度読むのをやめたが、くそつまらない本を読んでしまい、口直しならぬ読み直しとしてもう一度手に取ったところ、中盤からの刺さり方は、序盤に感じていた眠気がなんだったのかと言うくらいのめり込めた。特にロジャーズが殺されたところからの疑心暗鬼はとても良く、アームストロング医師の遺体発見からはもうノンストップだった。 娯楽に満ち溢れた現代だからそこまで劇的には感じなかったが、まだ乏しかった当時に読んでいたら虜になっていただろうと思うくらいには引き込まれました。 ☆-1にしたのは、最後の1人が見た人形が『3つ』だったことです。その時点で生き残っていたのは生き残りとオーエンのみであり(やってる暇はなかったとは思ってる)、2つにして読者目線で「もう一人生きている…!そいつがオーエン……!」と感じられたと思うと、焦燥感や猜疑心や色々な思考が張り巡らせれられたはず。そこだけが惜しい気持ちです。 オーエンが記した動機も、奇行ながら理解できるところがあり、最後の『自決方法』にも、兵隊の歌に違わず、真のタイトル回収が完了したのは天晴でした。 | ||||
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なんでこんなに評価されているのかわからなかった。 | ||||
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結果は解っている。解っているのに、どう着地するんだろうかと手に汗握ってドキドキしながら読みました。 | ||||
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今更ながら、本書を読みました。 私とミステリーとの出会いは「金田一少年の事件簿」だと思いますが、その後に横溝正史の本家金田一耕助シリーズに遡り、その後、紆余曲折あって、この原点にたどり着きました。 本書の舞台は絶海の孤島という、いわゆるクローズドサークルものです。 先に色々な本格ものや新本格と呼ばれるミステリーを読んでいるので、本書を読みながら、絶海の孤島ものかとか、今回は過去のどの作品のトリックパターンなのかな?と考えてしまいますし、メインとなるトリックもすでに読んだことあるパターンなのですが、よく考えれば、それらの作品の原点がこちらなんですよね。 その凄さに今更感嘆しています。 本格もののテンプレートを作った作品。 本格ミステリーの原点にして頂点。 文句なしの星5つです。 | ||||
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ミステリーの女王、クリスティーの作品です。 最後に真犯人の解説があるのですが、これがあるとせっかくの本編のお話しを ぶち壊して、まったく違う話になってしまうと感じるのは私だけでしょうか? どんでん返しも納得のいくどんでん返しと話を変えてしまうどんでん返しがあると 思うのですが。 ともあれ話は面白かったですです。 | ||||
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字も大きく読みやすかった。 | ||||
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アガサ・クリスティが好きで全巻持っているのですが、いつのまにか本巻だけが見当たらなくなってしまったので再購入。 今の時代からしたら古臭く感じるかもしれませんが、古き良き時代の定番ミステリーです。 | ||||
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中学生のときに熱中的に読みまくったクリスティー作品、それからうん十年たった今でも楽しめるのか? 結論から言うと、なかなかに楽しめました。 タイトル通り、最後には誰もいなくなる、という結末だけ覚えているものの、もう完全に中身は忘れてしまっていたため、誰が犯人だ?と純粋に楽しめたように思います。 閉ざされた空間。 この中に間違いなく犯人がいる。 誰が犯人なのか、とお互いが疑心暗鬼になる。 この設定、ジョン・カーペンター監督の傑作ホラー映画『遊星からの物体X』でもうまく使われていたことを思い出しましたが、この設定、まさにハラハラドキドキのスリルを高めるための鉄板ですね。 まずは最も有名と思われる本作から読み始めましたが、できれば何冊か読んでみて、クリスティミステリーを純粋に楽しめるか、もうちょっと試してみようかと思います。 | ||||
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とにかく面白かったです。 読書好きの交流サイト「読書メーター」の中でも、驚異の登録者数 17,559、感想コメント数 3,411ですからね。作品の登録者数が1万人を上回るのは、日本人作家では村上春樹さんくらいじゃないですか。 なので、面白いだろうということは読む前から、あるていど予測はしていましたが。 まず事件の舞台となるシチュエーションが素晴らしい。北大西洋の荒波が打ち寄せる英国デボン州沖の孤島と瀟洒な大邸宅・・・・。 各自もっともらしい理由つきメッセージを受けて孤島の館に招待された、年齢も職業もバラバラな8人の男女。(すでに島の館に雇われていた執事のロジャーズ夫妻を入れて合計10人) そして初日の夕べ、執事夫妻の懇切なおもてなしによって全員が素晴らしい晩餐を堪能し、会話もはずみ、食後の美味しいコーヒーを味わったあと、食堂が一瞬不思議な静寂につつまれたところで・・・・ 《その静けさを破って、だしぬけに〈声〉が響いた。人間の声とは思えない、よく通る声が、前ぶれもなく、いきなり・・・・・・・・ エドワード・ジョージ・アームストロング、一九二五年三月十四日に、ルイーザ・メアリー・クリースを死に至らせたのは、あなただ。 エミリー・キャロライン・ブレント、一九百三十一年十一月五日に、ビアトリス・テイラーを死に追いやったのは、あなただ。 ウィリアム・ヘンリー・ブロア、一九二八年十月十日に、・・・・・・・・》(本文68ページ) こうしてお楽しみのあとに突如、執事夫妻をふくむ10人全員の罪状が告発されます。レコードにあらかじめ録音されていた〈声〉が流れてきたことが後で分かるんですが、それにしてもこの部分はゾッとしました。 いったい誰が何のためにこんな悪戯を?と招待客たちは、にわかに色めき立つ。 このシーン (晩餐) の前に、招待客の一人である若い女性体育教師ヴェラが、自室としてあてがわれた部屋壁の額に入れられた詩 (童謡)「10人の兵隊さん」を読むところもハッとしますが、夕食後の告発シーンのほうが衝撃は大きいです。 その後、じっさいに1人また1人と殺されて (→同時にダイニングテーブルに飾られた小さな陶器の兵隊さん (10体) の数も減って) いきます。 しかし、孤島の館に全員がそろうまでの導入部が数十ページあるとはいえ、本作をちょうど半分 (200ページちかく) まで読んだ時点で、殺された人数は3人ですよ。 このあと謎解き (エピローグ) の前まで150ページしかないのに、あと7人も (無事に) 死ねるの?と、残りページの少ないことに不安を覚えつつ、さらに読み進むと・・・・。 なんと、犠牲者の人数が4人、5人、6人・・・・と増えるにつれて、残された招待客たちは心理的に追い詰められ、お互い同士を疑い出し、半狂乱になって行き、死者の出るスピードがズンズンと加速度的に速くなるではないか。ちなみに、こちらの読むスピードも後半は加速度的に速くなって、ページをめくる手がどうにも止まらなくなっています。 このあたり、人間心理の弱点を突いた作者クリスティーの緻密な計算が光っているなあ、と感服しました。 比較的若い屈強な男性3人が、島のなかをどんなにしらみつぶしに探しまくっても、この島には最初の10人以外、誰もいないんです。だから、人数が減れば減るほど、残った人間のなかに恐るべき殺人鬼がいる‼と思うと、お互いどうし殺気立って、もう平常心を保つどころではない。 巻末の解説で赤川次郎氏が『そして誰もいなくなった』のことを「永遠の目標」と絶賛しているのも、うなずけます。 | ||||
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古典ですが名作です。 逆ですね、名作ゆえに古典になり得るわけですね。 ネタバレで読んでは醍醐味が半減しますから、純粋な読者としてドキドキしながらストーリーに没頭するのがベストでしょう。 クラシックは傑作、ということでしょう。 | ||||
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最近、各方面でアガサクリスティの名前を聞く機会があり、そういえばこの著名な作家さんの作品を一度も読んだことなかったことに気づき、早速読んでみました。 めっちゃ面白かったです。先が気になって、一気に読み進めてしまいました。 誰が犯人かなあ??と思いつつ読み進めていったんですが、結果当たりませんでしたww 最後まで読んでそういうことかと。いや、犯人を当てるのは難しいですが、めっちゃ面白かったです。 他の作品も読んでみようかと思います。 | ||||
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全体的に文学テイストはほとんどない。古典小説なので、そういう文学的なところも少し期待していたが、そこはほとんどなかった。ただ、前例がないなかで、ミステリ小説のパイオニアとして絶海の孤島の洋館に10人が集められ、童謡になぞらえて一人ひとり亡くなって行き、そのたびにフロアに置かれた兵隊の人形がなくなっていくという趣向が本当にすごい。最初から今の密室ミステリにつながる要素がもれなく入っているような印象だ。それは本当にすごいと思った。前半は少し素っ気なさすぎるような気がしたが、徐々に引き込まれて行き後半は一気読みした。今読んでも楽しめる名作。ミステリファンはぜひ読んで置きたい一冊ですね。 | ||||
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洋書は人の名前を覚えることが大変だった。 | ||||
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ミステリー小説が好きで東野圭吾ばかり読んでましたが、たまには違う作者のものをと思い購入しました。でも初めての外国作品で氏名や地名に馴染みがなくちょっと苦労しました(^_^;)こうゆうのも慣れですかね、、 | ||||
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ミステリー界の不朽の名作であり、リメイク版のドラマなど見たことがありましたが原作は初読でした。登場人物の緊張感や疑心暗鬼、後ろめたさや不安など心情の移ろいに思わず自分もドキドキしました。それぞれの罪が明らかになり、孤島の屋敷に死体が増えていく様はとても面白かったです。 | ||||
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残念ながら紙で読んだことはなかったです。名作だとはしりつつも今更読むのもねえ・・・と思っていました。そんな時にオーディブルで見つけました。オーディブルで長編小説を聞くのは流石にちょっと時間がかかりすぎるかなあ、と感じていたのですが、本作は程よい長さ。 ジョギングと通勤の間の3日間で聞き終わりました。1.2倍速くらいでも雰囲気を壊さないくらいのちょうどよい朗読でした。 推理モノらしく、最初に登場人物の紹介シーンがあります。紙の本で読む場合には途中で、この人だれだっけ?と最初の紹介シーンを確認することがよくありましたが、音声で聞く場合はそれができない。というかしない。キーとなる童謡についても紙なら途中で見返したと思うのですが、音声だと聞き返さずに最後までいったので、あれ、どうなるんだっけ?誰だっけ?という衝撃が更に大きくなりました。 やっぱ名作ですね。今更ながら、書籍でも読み返したくなりました。 | ||||
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ミステリーの名作という事で、今更ながら初読。どうせ面白いんだろうなと思いながら読んだところ、想像を大きく上回るほど楽しめた。さすが名作と言われる作品。 孤島に閉じ込められた十名の登場人物。明かされる彼らの共通点と、タイトルから予見できる展開。様々な作品に影響を与えたという事が、読み進める毎に実感されていく。 目の肥えた人には推理できるのかもしれないが、少なくとも私は展開に驚かされ、中盤からは先が気になって止まらなくなった。 やはりミステリーは、作者に騙されようぐらいの気概で読むほうが私は楽しめそうだ。 | ||||
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ミステリでは読者を驚かせる仕掛けが重要で、新しい試みが無ければ読者を惹きつける事は難しい。過去に誰かがやった事であれば、同じネタは二番煎じになってしまう。だからそれを最初にやった人が偉いし、歴史に名を残せる。 ミステリの古典とも言える本作は、『そして誰もいなくなった』のタイトル通りの事が起こる。読者は一応オチを知っている状態で、でもワイダニット、フーダニット、ハウダニットは分からない為、最後までグイグイ引き込まれる。そして最後の数ページで一気に全ての謎が解き明かされ、カタルシスを得るという仕組み。 正直、「そんなに上手くいくかよ」といったトリックの粗さもあるのだが、何よりこの時代にこのアイデアを世に出した事が尊い。ただただ、素晴らしい。 | ||||
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