■スポンサードリンク
そして誰もいなくなった
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
そして誰もいなくなったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直最後の犯人の解説を読むまで誰が犯人なのかさっぱり分からなかった。個人的に外国人小説は登場人物が覚えられません。それはそうとして、最後の女性体育教師の自殺もなんか後味悪いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここまで高名で、極めつけと賞賛され、ミステリにとっては基軸通貨のごとき存在なので、一個人がなにを言っても言わなくても変わることは何もないので好き勝手に書き散らします(笑)。 筆者、ミステリを思春期にちょっとかじったけどその後30年、人生の盛りの時期にほぼまったく読まなかった人間です。 「頑張っても数人殺すだけでしょ?戦争では10分とかからずに」と桐野夏生がはるかのち「幕の内弁当のように」とミステリの一面を指摘したが、それより原始的かつ無意識的に似た事を直観で感じて遠ざかったのだろう。 青木久恵さん訳の文庫本には赤川次郎の解説がついているが、日本の小説のインフラみたいな赤川作品もほぼ目を通したことがない筋金入り。 その門外漢が見ると「そして誰も」はミステリ以外の世界でもタイトルは知られている(オリエント急行も)稀有の作品で、ではさてどんな作品なの?と読んでみたら解説の通り ・一晩で読み切れる長さ、人間ドラマを否定しないがエンタメはしかるべき長さがあると思う。 ・無理な恋愛や展開を入れない。自分が書くとどれだけすごい事か。 ・登場人物の性格も分かりやすい。 ・人が減っていくにつれて関係性が変わっていく と赤川氏手放しの絶賛の通り、2時間ちょっとで読み終えた。 少年から30年を飛び越え、人生に疲れたおっさんになった目には、アガサ・クリスティの本質は、人が「騙された―!」と憤慨しつつ楽しんでいるのをクスクス笑っているお転婆ムスメじゃなかろうか。 「アクロイド殺し」もそうだった。ご存知の通り「あの」結末。 アガサ女王の膨大な作品の中でも最も高名であろう「そして誰も」「オリエント」「アクロイド」の三作、考えてみれば通常のミステリではない。「虚無への供物」とは別の意味で、ミステリというジャンルの「お約束」を破壊しかねない作品ではないだろうか。 そうしたジャンル自体を相対化する故意ではなくとも悪意、または英国式のねじれたユーモアが、そのもっとも成功した作品で最大限に発揮されているのではないかしら。 タイトルで「不可能を展開します。皆さん、これはアリ?」とアガサちゃん宣言してるので「これはこれで」と思えるかどうかを問われている。 マジメに人間造形とか動機とか、犯人に無理が……そんなことを言う方が野暮なのだ。 シリアスに動機だとか展開を考えて書く人にはそもそも発想からしてご無体なアイデアと展開で、松本清張やレジナルド・ヒルだったら考えついても書かないんじゃないかしら、というか彼らはこうした作品、そもそも思い付きそうにない。 (信長が死んだ年を越えてミステリをつまみ読み、P・D・ジェイムズがフェイバリットだったと気づいた初老。これはこれ、それはそれの使い分けぐらい朝飯前) 明日は出勤、というリアリズムで考えたらこの作品で大活躍する動機も主人公もちょっとどころではなく狂っているのであなたちょっと病院、それもやや専門的な科に行った方が良いんではない?…に近い。 この作品、現実ではさすがに不可能(三人称の最後の部分、最後のくだりは筆者だったらこの選択はしないとはっきり思った)ただしタイトル・ロール「誰も」になるように定められているのでとりあえず絶滅しないといけません。 多少の無理は目をつぶり、だまされる快感に身をまかせ、結末で爆笑するのが正しいと思う。 なので皆様ちらちらと指摘されておられる展開とか結末とかちょっとアレなのでは、という所は「見て見ぬふり」でやりすごし、楽しくだまされました。 2点、問題提起かもと思ったのは ・法律で裁けない殺人がこの世には溢れている。ちょっとした不注意、悪意があったのかもわからない、故意なのかどうかも不明だけれども、絶体に自然死とは言い切れない死がたくさんある。 卓見に思う。 なにを以て殺人と言えるのか。これは根源的な問題だと思うが、しかしまたそれが裁けるか、というと無理だろう。 21世紀の今「そして誰も」を書くとしたら、これはサイコホラーかサイコパス、或いはサスペンスか法廷もののように、人物の(ことにそれを考える人物の)内面をきちんと書くシリアスな作品になってしまいそうだ。 ・三島由紀夫「豊饒の海」をショートショートと評したのは島田雅彦だが、筆者はアガサの「そして誰も」は多くの読者より意識的に「コメディ」として読むことを選んだけれど、三島に対する島田の評価には与しない。ショートショートにしては三島はきちんと葛藤を描写しているので、「そして誰もいなくなった」は読者にシリアスとコメディ、ジャンルをからかって楽しむパロディの線引きと定義をどこに置くの?と世界認識の線引き、現実感の境界線について問いかける。 もちろん筆者は笑い転げる方を選んだ、という訳だ。 赤川次郎は「解説」でこの作品をベストとして推奨している。 その態度は、すなわち赤川文学を解明するカギにもなると思う。 筆者は「堪能した。でも一度でいいや」でした。 「アクロイド殺し」は再読したいな、と思って現に再読したこともあるが、女王様の他の作品と比べ「シリアスとコメディの線引き」について思いを巡らした次第だった。 読むときはマナーに則って、心から楽しみ、喜んで騙されたが、同じショックは二度とないし、登場人物は死ぬことが必要だから召喚された書き割りのごとき平面的な人物たちで、もう一度読んでも楽しいかは懐疑的。 「読むからにはだまされるふりをする礼儀はあるけど、小説にはもうちょっと意味とか内容も求めるのよね」というスタンスだった、という訳で「為にする面白さ」の小説でもありました。 でも読んで良かったです。 なにしろミステリにとってはインフラストラクチャーみたいな作品ですし! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題名の通り次々と殺されていく。途中で自分なりに推理してみるも難解。最後の最後にして誰が犯人だったのか明らかになる。要所要所でヒントはあったように思うがそれでも最後の展開が想像できなかった。アガサクリスティーの至高の一品。読みやすい文体、ストーリー展開は秀逸。名作を一つは読んでおこうと思って選んだこの一冊に後悔なし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雰囲気、エンディングは十角館の殺人によく似ています。(というかこちらがオリジナル) いわいる作者創生の探偵ポワロやミスマープルは登場しませんので、そこを求めている方にはおすすめしません。 ウィキペディアによると、クリスティ作品で最も多く出版された作品で、1億冊以上が出版され、世界中のミステリ作品の中で最も販売されたベストセラー本だそうです。 内容的には犯人当てとは思えず、ただ小説を読むように読めば良いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本の内容はともかく、背綴じの下部に水濡れの跡があり、ゴワゴワして読みずらかった。 中古で汚れありの表示はあったが、水濡れは汚れとは違うと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーの女王、クリスティーの作品です。 最後に真犯人の解説があるのですが、これがあるとせっかくの本編のお話しを ぶち壊して、まったく違う話になってしまうと感じるのは私だけでしょうか? どんでん返しも納得のいくどんでん返しと話を変えてしまうどんでん返しがあると 思うのですが。 ともあれ話は面白かったですです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー小説が好きで東野圭吾ばかり読んでましたが、たまには違う作者のものをと思い購入しました。でも初めての外国作品で氏名や地名に馴染みがなくちょっと苦労しました(^_^;)こうゆうのも慣れですかね、、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
youtubeで実写版を見て、購入! 大分昔に読んで、改めて購入しました!やっぱり、最近の作家の実力がついているためか、少し物足りないなと感じてしまいました・・・ ただ、実写版よりは、小説で読んだ方が、当時の時代背景などは伝わってきやすく、魅力も感じやすのかなと思いました! 今の時代だと、手紙一つで、不可解な理由で10人も人が集まるのかなと疑問に思ってしまいました・・・ 時代が変わっていく中で、本の内容が少し薄く感じました・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後には、犯人も分かってスッキリとするが...。 犯人については、想像していない人物ではあった。ただ、話がうまく行き過ぎているというか、小説の世界ではあるが、こんなにスムーズにことが運ぶものなのかなと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言わずと知れた名作。時間をおいて何度か読み返しています。時代の古さを感じますが、当時は相当斬新な話だったと思います。文章もとても読みやすい作家さんです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容に深みがない | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーの大金字塔と言われる名作。 こんなに有名なものを読んだことが無いのはもったいないと思って手に取ってみましたが、意外とサラッとした味わいなのが意外でした。 結構ドロドロしたものが好きな人にとっては、このカリフォルニアの空のような文体でカラッと描かれる殺人の連続には物足りなさを感じると思います。 私は「こんな淡々と死んでいくの?」という印象で、物語に入り込むことが出来ないまま読了してしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
3年振りに読み直しましたが、内容もすっかり忘れていて、しっかり騙されました。 あまり深く考えずにミステリーの世界に入り込む感覚が楽しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サスペンスとしては面白くて読みやすいですが、推理小説としてはありえない話。偶然性に左右される部分が大き過ぎます。 海外推理小説の読者投票やおすすめではいつも上位に入っていますが、エンターテイメントの要素が一般受けするのでしょう。三谷幸喜のドラマを見ている感じです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
サスペンス小説としては傑出して面白い。ミステリとしては、リアリティがなさ過ぎて、全く納得感がないレベルだと思う。 こういう構成の作品の祖であるという歴史を踏まえて考えると、確かにクリスティの天才ぶりには圧倒されます。いろんな意味で。 幸い予備知識なく読み進めました。この設定なら、この人が犯人のようだし、きっとこういうタイプのトリックが使われるだろう、と考えました。実際結末はその通りです。ですが私はだまされました。それはひとえに、作者の叙述のトリック(というか敢えて言えば不誠実さ)と、キモのトリックが現実には絶対に達成できないトリックだからです。 そのトリックが使用された後の処置がさらっとした一文で次の章の冒頭に書かれていますが、この処置は、トリックがばれずに進むなんてことは現実には絶対にありえないのです。この処置を受動態の一文で済ませていることが私のいう不誠実さの一端です。 他にもリアリティのないことや叙述によるミスリーディングが多すぎるので、個人的にな読後感としては、ちょっと楽しめなかったなぁ、となってしまいました。読み進めているときの楽しさは格別なのですがね。 この作品、その後の多数のミステリ作品に多大な影響を与えているとされています。本作の設定の魅力とストーリーテリングに圧倒されつつ、それにリアリティも加わった作品を産み出そうとした後世の作家も多かったんじゃないかなぁ、と思ったりしました。 ちょっとひねくれたレビューになってしまいましたが、歴史的な傑作として必読の作品だというのは間違いないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリや推理小説のジャンルにハマりだして数ヶ月、映画でも有名だしタイトルが気になったから、という理由で手にした本書。期待を超えるモノではありませんでした。 ストーリー自体は次の展開が気になり、ハラハラしながら一気に読み進められます。でも肝心要の謎解き要素は微妙。要所要所で読者に十分なヒントを与えないまま物語が進むので、ミステリの醍醐味である”種明かし”での納得感・驚きがなく、最後は肩すかしを食らった気分になった。 ミステリや推理小説のルールや原則はほとんど考慮されていないようですが、サスペンスとして読むなら面白いです。 あと、前書きはネタバレを含んでいるので読後に読んだ方が良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思ったよりも普通の展開で、びっくり仰天のどんでん返しはなかった。しかし、そこがまた旧作として良いのかもしれない。 過去にできた作品ということを加味すると、噛めば噛むほど面白く、まだまだ古い作品を知らないと感じた。面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに再読。いつの間にか翻訳が新しくなっていたよう。旧訳では物語のキーである「テン・リトル・インディアン」が新訳では兵隊になっている。読みやすかったが、昔風の言葉遣いが好きだったのでがっかり。あちらの文化や風習が垣間見えるルビ(冷たい牛タン=コールド・タンなど)がなくなり、当時の雰囲気が失われてしまった。旧訳で読んだ時に「これはどういったものなのだろう?」と興味を持って調べたりして、知見が広がったものだったけれど。旧訳で買い直します。ストーリーが楽しめればいいという方や翻訳物は読みにくいという方には、新訳がオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の持っている本書(2012年10月25日発行第七刷)の194ページ(第9章2)にはこんな記述があります。 ロンバードがすかさず言った。 「ぼくが行って、昼めしだと言ってきましょう」 この部分の原文はつぎのとおりです。 Rogers said quickly: “I will go down and inform him luncheon is ready” 現在一般書店に並んでいる本では、ここはロジャーズの発言に直っていました。このへんの対応はさすがです。 注意! ここから先は本書読了後に進んでください!!! 本書292ページ(第14章1)につぎのような記述があります。 ×の遺骸は部屋に運ばれて、ベッドに横たえられた。 (×には人名がはいります。一応伏せました) ここ、地の文で“遺骸”と書いてはまずいんじゃありませんか? この原文はつぎのとおりです。 They had carried Mr. × up to his room and laid him on the bed. ご覧のとおり、原文の中に“遺骸”に相当する語はありません。ということはこの言葉を使ったのは訳者の判断なのでしょう。この判断はどうだったでしょうか。本書を読み終えた読者は、この“遺骸”という記述はアンフェアではないか、と思うのではないでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感想は普通です。 誰が犯人なのかは最後の最後まで気になって飽きずに読めました。 意外とラストが普通というか、特に驚きはなかったです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!