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鬼畜の家
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鬼畜の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 1~20 1/2ページ
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それにしても思ってたんと違い過ぎました。 色々と理屈は並んでますが 強引だなぁー…と思わずにいれません。 まさに創作物ならでは。 という感じでしょうか。 そっち路線で来るならもうちょっと 突っ込み所は無くして欲しい。 途中で何となくもしかして…とオチに 気づいたのですが何がどうでそうなるのか そこで度肝を抜くつもりでは無いか!と 期待して最後まで読み切りました。 結局何だかなー…。 結局鬼畜など誰一人として居ない。 むしろ人間の欲をむき出しにした 人間らしい人間ばっか出てくる話でした。 そういう人間を鬼畜と言いたかったんでしょうか? その割に皆んなそれなりに心持ってるし。 …しっくりこないなぁ。 | ||||
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いろんな視点からそれぞれの人に事件を語らせ…被写体自身の言葉で話を進めていく面白さ、そして最期はこうなるか?と驚かされる小説でした。 後味の悪さは現実的なのかもしれませんね。 | ||||
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価格の割り状態も良く、梱包も良かった。 | ||||
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非常に細かくさりげなく伏線が張り巡らされており、ラストの謎解きには説得力がありました。関係者(正直者も嘘つきも、各々の立場から証言するのが何とも面白い)の言葉から読者は情報を得ていくという構成を利用したミスディレクションにも見事に嵌まり、気持ちよく騙されたなあという読後感でした。 ただ、“彼女”の動機、1番大切だったものが少々、いえかなりありきたりに感じ、肩透かしを食らった気分でもありました。 また、本文には関係ありませんが、島田荘司氏の選評には『男も女も同じ人間なんだから同じようにドロドロしてて当然だろう、いつまでも違う生き物扱いしなさんなよ』と呆れました。 | ||||
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物語の中盤過ぎまで精々星三つ程度の作品かな、と思われたが終盤の衝撃と見事なトリックに完全に騙され、星五つ作品に押し上げざるを得なかった。鬼畜の家。作者のミスディレクションにまんまと嵌まってしまった。最後まで読み終え、トリックを理解した上でもう一度読み返すとまた別の作品に思えてくる。良い意味で見事な騙しのミステリー。 | ||||
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初めて表紙に惹かれて購入した1冊。<島田荘司選>だったので話題にもなっているのだろうと思い、手に取ってみました。 結果は…イヤミスとして当たりではないでしょうか。スラスラ読めるし先が気になりページをめくる手が早くなるようなストーリーでした。 単調ではなくちょっとしたどんでん返しもあったので、それなりに楽しめました。 たまには表紙買いも良いですね。 | ||||
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北川由紀名は「鬼畜の家」という形容がぴったりの歪んだ家庭環境の影響で、幼い頃から引きこもりとなった。姉の亜矢名が勉強を教えていたため、ある程度の学力は身につけていたものの、彼女は小学校すら卒業しておらず、外へ出ることは全くなくなっていた。 幼いときに医師である父を亡くし、やがて大好きな姉を事故で亡くし、母と兄が乗った車が崖から海に転落し、結局家族全員を亡くしたとき、由紀名は17才になっていた。 施設で暮らすようになった彼女は、保育士理恵子の援助で徐々に心を開くようになり、高卒認定の試験を受けて、大学に行くことを考えるまでになる。 彼女は自立のための資金に、母と兄が亡くなった際の保険金1億円を充てるつもりでいたのだが、潮に流されたのか、死体が発見されていないため、保険会社が支払いを躊躇する。保育士の理恵子は、由紀名のため、元警察官で現在は私立探偵をしている榊原に、保険会社との交渉を依頼する。この榊原が本書の探偵役である。 実は本書の主人公とも言える探偵榊原は、それほど多くのページに登場しない。いや、登場はしているのだが、あまり姿を見せない。本書は主に、「鬼畜の家」北川家の関係者の榊原への語りで構成されているからである。だから、榊原はそこにいるのだが、専ら関係者の証言を聞いている。例えば、本書はこんな風に始まる。 木島病院院長 木島敦司の話 「北川秀彦君の件か…..榊原さんと言ったね?探偵ねえ…..」 こうした関係者の語り、証言が続いた後、榊原が本格的に(と言っても穏やかにだが)語り出すのは本書のもう終盤、事件の真相を語るときである。 面白かった。私は幸い推理力などかけらもないので、結末には素直に驚くことができた。このようなミステリーを「イヤミス」(読後イヤな気持ちになるミステリー)というらしい。そんな呼び名にたいして意味はないと思うが、これから読む方は参考までに。 本書は島田荘司が選考する「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞作である。好みもあるだろうが、私は大変楽しんで読んだ。探偵榊原が登場する本はあと2冊あるようなので、それも是非読みたいと思っている。 | ||||
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最初からとにかく読みづらかった。何がと言って、「我が家の鬼畜は母でした」他のキャッチ、裏表紙のくすぐりなどを読むと、単なる鬼母の悪行が暴かれるだけかと思えてしまい、関心を持って読み進めることが苦痛になるので、先を読みたいという気にならないのだ。末尾の大ドンデンをちょっとだけ読んで、その大ドンデンにどう繋げるのかなと言う興味を持ってからは一気に読んだ。 ある意味王道のミステリであるとともに、叙述トリックも使っているが、醒めてしまうのは少しでも犯罪知識があると、真犯人の隠蔽工作は物理的に不可能であろうと思えてしまう事。ミステリのお約束でネタバレなしにしておくがこれは無理だと私でも思う。 感情移入の為には、各章の順番を入れ換えるだけでかなり違ったと思うが、まあ、それは言わない約束。途中で投げだそうとしたが最後まで読めたので減点は二に止める。 | ||||
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オチはミステリー慣れしていれば、中盤でわかる。星ふたつの理由はオチがどうこうじゃない。 文章があまり感情をまじえず淡々としているためただひたすらワイドショーの特集を見せられている感じがした。 法律的な穴などはよく考えてあり矛盾はないのに肝心な人間には矛盾がありすぎてリアリティがまったくない。 小学生とその養父が性的な交渉をもつ部分の描写(くわしくは書いていない)があるが、本当なら「ちょっと血が出た」ではすまないだろう。 悶絶するほどの痛みがあった筈だし、いかに知的障害があったとしても(いやむしろあるからこそ)たいして騒ぎもせず、トラウマもないなんてあり得ない。 だいたい、この部分が必要なのかどうかも… あとある人物が動物の首を切り落とす描写もあの人物がそのようなことを平気でやるタイプには思えない。やりそうな人物という描写がないから唐突すぎる。 たかが浮気で動物の首を切り落とすような女はそうそういないぞ(笑) 全体的にねっとりした気持ち悪さもないし、犯人にも同情も肩入れも嫌悪感もたいしてないし。盛り上がりもないし退屈だ。 喜怒哀楽の、人間らしい個性が欠けた小説、オチの返しに夢中になって根幹をおろそかにした作品だと思った。 新刊で買うんじゃなかった…。 | ||||
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様々な登場人物が1人称で語っていく形をとっています。 醜くも恐ろしいストーリーが描き出されていくうちに、それがだまし絵のように、クルッと違う顔を見せます。 本当に「鬼畜」なのは誰でしょうか? 著者が元弁護士ということで、法律的な理解や刑事事件の知識がバックボーンとして感じられ、それ故のリアル感が独特の雰囲気を作り出しています。 同業者として見ても、良く工夫されて書かれているという魅力が十分に感じられました。 | ||||
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ストーリー自体はありふれた内容。鬼畜の家と言うより、崩壊した家族と言う感じ。 ただ、最後の第四章は現実的に100%ありえない「ずさんな内容」を象徴するラスト。 ここまで来れば、自殺、事故死に見せかけた殺人の真犯人は、近所に住んでいた 「小学六年の女の子」ってのもありになって来る。 本当に元弁護士が書いてた作品と疑いたくなる、久しぶりに出会ったとんでもない、 ずさんな内容の本でした。 それらしい事を書くのであれば、調査、取材くらいはして欲しい。デタラメばかり>< 叔父夫婦の火災事故。 人が二人死んでるいじょう、単なる火の不始末では終わらない。 (この場面で、わたしは完全にしらけてしまいました) 出火原因、出火元、ストーブ、遺体の検死など、徹底的に調べられる。 不信な点がいくつも出てくるはず。特にあの家族が関わっている以上、外野も黙っては いない。 叔父夫婦の遺産。 どう高く見積もって300万円程度。「農地は簡単に売れない」「農地は宅地に転用で きない」など書かれていますが完全な間違い。 農地と言っても、市街化区域、調整区域、振興区域と分かれ、市街化区域なら比較的 売却も簡単で宅地に転用できる。 調整区域は第一種から第四種まであり、宅地に転用できる場合もある。 振興区域は現実的に宅地に転用はできない。 土地の評価も道が有る、無しで大きく変わって来る。 文面を見る限り、調整区域か振興区域、農業しか出来ない土地。1,000坪の土地を持って いたとしても、高く売れてもせいぜい100万円がいいとこ。 家屋の火災保険にしても、せいぜい200万円がいいとこ。 ベランからの転落死。 ここまで行けば、もう何でもあり。 自殺、他殺、事故死が疑われた場合、100%検死にまわされる。ここで遺体の変化も確認 され、最終章の第四章へのつながりがなくなる。 ましてや、ネジが外れていた、また、外された大まかな時期など速攻でわかり、事件と して扱われる。 まだまだ、デタラメな文章が多数あるが割愛。 作者にはマンガと小説の違いを理解して欲しい。 | ||||
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ハラハラドキドキ読者を惹きつけて離さない内容です。 探偵員からの聞き込み調査に応える形式が続き、一時も興味を逸らさずラストまで持っていきます。 映画化したらヒットしそう、、、。 | ||||
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タイトルのインパクトで敬遠していたのですが、読んでみたら綿密な伏線で構築された、読み応えのある作品でした。 様々な人物たちの証言により浮かび上がる真実とは? シリーズ続刊も読みたくなりました。 | ||||
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後半がちょっと減速傾向だけど 全体的におもそろく読ませていただきました | ||||
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ラストのネタバレは程よく楽しめましが、ミステリーマニアにとっては、中盤で「こいつが怪しい」とわかってしまうような構成のような気がします。 鬼畜というタイトルに、貴志祐介氏の「黒い家」のような、ホラー色の強さも期待しましたが、「もうやめて」と言いたくなるほどの鬼畜っぷりはなく、拍子抜けしました。 ただ、物語の構成が、読者の想像をさまざまに掻き立てるように仕組んであり、いらぬ詮索をせず純粋に読む分には、問題なく楽しめると思います。 たとえるなら、大きな渦巻きに、外側からゆっくりと内側にグルグルと巻き込まれていくうちに、中心に近づくほどスピードが上がり、一気にラストへ引き込まれる、という具合です。 さまざまな登場人物の視点で語られる物語は、細い糸を撚り合わせていくと、いつしか太い紐になるような感覚もあります。 鬼畜度の密度がもっと高くてもいいと思いましたが、ホラーに寄り過ぎないための作者のバランス感覚と捉えたいと思います。 | ||||
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ついつい引き込まれるように夢中になって読み終えてしまいました。 | ||||
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確かに鬼畜の家の話だけど、その手の小説はよくあるわけで、ダラダラと盛って繋げただけな印象。 なかなか読み進まないし、そこまでヒステリックな強烈な動機も怨念みたいなものも感じられず、退屈でした。 | ||||
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この著者の作品は初読みであったが、かなり惹き込まれた。 元警察が探偵として崩壊した家庭の関係者から話を伺い、事情を探る中で、徐々に真実が明らかになり、終盤は驚く展開になる。 ミステリーファンなら一気読みさせられること間違いなし。 作品にひねりや意外性を加え過ぎてストーリーに矛盾が生じたり、内容が複雑すぎて作品の良さが理解できないようなものも少なくない中で、傑作のミステリーと言い切れる出来栄えである。 今後の作品にも期待できる。注目していきたい作家の1人となった。 | ||||
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凄い新人作家のデビュー作。第3回ばらのまち福山ミステリー文学賞新人賞受賞も頷ける快作。 探偵の榊原に依頼された保険金支払を巡る調査。関係者の証言から次第に『鬼畜の家』の実態が明らかになり、事件の全貌が見えて来る。探偵ミステリーの面白さと貴志祐介の『黒い家』のようなどす黒いホラーの要素もある作品。 残念なのは、後半の謎解きが、余りにも説明的に描かれている点。暗示的な、結末を匂わせるラストの方が作品全体が生きたように思う。 著者は、なんと退職されてからのデビューということで、以来、『衣更月家の一族』『螺旋の底』『殺意の構図 探偵の依頼』と年一作のペースでレベルの高い作品を創出しているというから驚く。 | ||||
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家庭崩壊した家族の裏側を描いた作品。 評価がたかいので気になって手に取ったけど、がっかり。文章が読みにくいなどということはなく、むしろ、手慣れた感は否めない。 まあ、なんだかすごーく乱れまくった関係を軸にしているためかミステリというよりもスキャンダル色が強くでてしまって気持ち悪かった。 物語とはいってもあまりにも品がなさすぎ。最後はちょっとひねりがあったけど、これが生かしきれてないままラスト。 それから、設定として、妹が養女にだされた先の中規模農家の描写がひどすぎる。この描写は、どうみても農家の生活じゃないだろう。 養父母が毎晩酔いつぶれて・・・・・・なんて有りえないだろう。。 全体的に著者の綿密な取材が下敷きになった作品ではないんですね。ひとつひとつの設定が丹念じゃないから、無理がある。 すべて作者のもつイメージのままに描いた作品なのかなという印象をもった。 家がテーマなんだろうけど、著者が描きたかったものは何だったのかちっとも伝わってこなかった。 こんなに単純に人を操れるものなのかなあ?そこに至るまでのプロセスが安直すぎる。 タイトルと内容がかけ離れているとは言い難いが、鬼畜とまでよべる何かがあるか?といわれるとそこまでじゃない。 なんとも微妙な作品。受賞作品とはいえ、レベルは低い。もっと土台となるべきものをしっかりとしてから作品に臨むべきだと思う。 | ||||
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