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鬼畜の家
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鬼畜の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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非常に細かくさりげなく伏線が張り巡らされており、ラストの謎解きには説得力がありました。関係者(正直者も嘘つきも、各々の立場から証言するのが何とも面白い)の言葉から読者は情報を得ていくという構成を利用したミスディレクションにも見事に嵌まり、気持ちよく騙されたなあという読後感でした。 ただ、“彼女”の動機、1番大切だったものが少々、いえかなりありきたりに感じ、肩透かしを食らった気分でもありました。 また、本文には関係ありませんが、島田荘司氏の選評には『男も女も同じ人間なんだから同じようにドロドロしてて当然だろう、いつまでも違う生き物扱いしなさんなよ』と呆れました。 | ||||
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初めて表紙に惹かれて購入した1冊。<島田荘司選>だったので話題にもなっているのだろうと思い、手に取ってみました。 結果は…イヤミスとして当たりではないでしょうか。スラスラ読めるし先が気になりページをめくる手が早くなるようなストーリーでした。 単調ではなくちょっとしたどんでん返しもあったので、それなりに楽しめました。 たまには表紙買いも良いですね。 | ||||
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最初からとにかく読みづらかった。何がと言って、「我が家の鬼畜は母でした」他のキャッチ、裏表紙のくすぐりなどを読むと、単なる鬼母の悪行が暴かれるだけかと思えてしまい、関心を持って読み進めることが苦痛になるので、先を読みたいという気にならないのだ。末尾の大ドンデンをちょっとだけ読んで、その大ドンデンにどう繋げるのかなと言う興味を持ってからは一気に読んだ。 ある意味王道のミステリであるとともに、叙述トリックも使っているが、醒めてしまうのは少しでも犯罪知識があると、真犯人の隠蔽工作は物理的に不可能であろうと思えてしまう事。ミステリのお約束でネタバレなしにしておくがこれは無理だと私でも思う。 感情移入の為には、各章の順番を入れ換えるだけでかなり違ったと思うが、まあ、それは言わない約束。途中で投げだそうとしたが最後まで読めたので減点は二に止める。 | ||||
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ラストのネタバレは程よく楽しめましが、ミステリーマニアにとっては、中盤で「こいつが怪しい」とわかってしまうような構成のような気がします。 鬼畜というタイトルに、貴志祐介氏の「黒い家」のような、ホラー色の強さも期待しましたが、「もうやめて」と言いたくなるほどの鬼畜っぷりはなく、拍子抜けしました。 ただ、物語の構成が、読者の想像をさまざまに掻き立てるように仕組んであり、いらぬ詮索をせず純粋に読む分には、問題なく楽しめると思います。 たとえるなら、大きな渦巻きに、外側からゆっくりと内側にグルグルと巻き込まれていくうちに、中心に近づくほどスピードが上がり、一気にラストへ引き込まれる、という具合です。 さまざまな登場人物の視点で語られる物語は、細い糸を撚り合わせていくと、いつしか太い紐になるような感覚もあります。 鬼畜度の密度がもっと高くてもいいと思いましたが、ホラーに寄り過ぎないための作者のバランス感覚と捉えたいと思います。 | ||||
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