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博士の愛した数式



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【この小説が収録されている参考書籍】
博士の愛した数式
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式の評価: 4.32/5点 レビュー 849件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全849件 221~240 12/43ページ
No.629:
(5pt)

素晴らしい( ' ▽ ` )ノ

最後まで温かい気持ちでした♪ この本を読んだ後、数学の素晴らしさや美しさを知ることができました! この本は読む価値がありますね!
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.628:
(5pt)

良い作品でした

日常に数学が入り込むことは少ないが、博士を通して数字と共に語られる様々な出来事。 一見関係のない野球のデータも面白い。 博士と、家政婦とその息子の心通じる世界が上手く描写されていて、一気に読み終えました。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.627:
(3pt)

文章に引きこまれ、読みやすい。

普段読書しない私でもほぼ1日で読めました。 やりとりされる内容のほとんどが野球と数学で、私はこの2つの知識も興味も全くありませんでしたが 最後まで暖かい気持ちで読めました。
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4101215235
No.626:
(5pt)

好き

実に繊細で静かでささやかな作品。 はじめから終わりまで、優しく、柔らかかったです。 とても良かった。
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No.625:
(5pt)

小説も映画もどちらも良い。

映画を見たあと、小説を読みましたが、どちらも卓越した作品で楽しめます。 小説は、全編優しい文章で一気に読めます。 小説を読み終えた後、再度映画を見てしまいました。
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4101215235
No.624:
(5pt)

阪神タイガースに江夏ありて

黒澤明の弟子・小泉堯史が映像化していたが(こちらも私は絶賛している)あれはビジュアル重視で、博士は子ども達にノックをするアクティブな紳士であったが、原作では新聞で数字をひたすら追いかけて楽しむマニアである。
 他のスポーツ、例えば、サッカーでは選手のプレーが数字で表せない。残るのはスコアだけである。野球は翌日の新聞で試合経過を大まかに把握することが出来る。選手の能力も全てではないにせよ、かなり数字になって表れる。したがって前日のプロ野球中継を観た者と、観てないが新聞で試合をチェックした者とが議論を戦わせることも出来る。そんなスポーツなのである。まず野球ありきのお話だ。
 ここのブックレビューを見れば、野球に別に興味がなくても楽しめたという人は多い様だが、この小説の成功要因は博士を阪神と江夏のファンにしたことだろう。仮に巨人ファンで特に長嶋に熱狂という設定ではここまで人を惹きつけまい※。阪神という優勝に縁遠い球団、江夏という孤高の投手を取り上げたことがこの物語のスパイス(Spice:和田監督の渾名でもある)になっている。(舞台が〈恐らくは〉倉敷というのもいい。)
 果たして作者がいつ阪神ファンになったのかは不明だが、生まれた年を考えれば、物心ついたときには江夏がマウンドに立っていた筈だ。リアルタイムで観ていれば、「身体が大きく、無愛想でおっかない」という私の持っていたイメージと重なるかも知れぬ。誰にでも好かれそうなONとは趣が異なった。
 1+2+4+7+14=28
28は(自身を除く)約数を足せば成る完全数だと博士は説く。それが阪神時代の江夏の背番号である。それを発見したことが著者のスタートなのか、物語を書く上での推進力になったのかは知らないが、ともかく江夏の残した数字は凄まじい。入団6年目までセリーグ奪三振王、2年目の401という数字はプロ野球記録である。が阪神という個人技はあっても(くどいが、能力の優れた選手が居ても)組織力のない球団に属しているために、優勝には縁が無かった。悲哀に満ちた男でもある。それは抜群の能力がありながら、事故で脳の記憶装置が壊れてしまった博士の姿と重なる。
 ひっそりと暮らす博士、家政婦の「私」とその息子のルート少年が野球と数字を以て距離を縮めていく。80分しか持たない博士は、翌日、また同じ質問、同じ話をする。悲劇である。それどころかその保存時間も怪しくなる。が、家政婦と息子は博士を愛し、雇用被雇用の関係を超えて、死ぬまで見届ける。読後になんとも言えない温かさが残る。
 想像なのだが、小川洋子自身が物語を書き上げて驚いたのではないだろうか。出来過ぎと言えば作家に対して失礼至極なのだが。書くことが好きで野球とタイガースが好きで、そのハンパない傾倒がこの見事な世界を作ったと思うのだ。

※ねじめ正一が直木賞『高円寺純情商店街』の続編で、商店街の焼き肉屋に長嶋をはじめ巨人の選手たちが食べに来る、という設定をしていたが、いかにも作り物っぽい感じがして鼻白む思いだった。たまたま東京に来ていた西鉄の稲尾が高円寺に来るというのなら、まだ救いがあったのに。
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No.623:
(5pt)

心あたたまる良書

久々に下ネタや恋愛に頼らず人を惹きつける本に会いました。
中学生の子どもにせがまれて買ったのですが、親の私も眠くなることは全く無く、本の世界に入っていきました。
題にもなっている博士の愛した数式の意味は、読者に考えさせる余地を与え、それに気付いたとき、登場人物の気持ちに共感しました。
難しい病気を抱えた人への接し方もとても勉強になりました。
非常によく心情や情景が描写され、数字や数式については数学者への取材も行い、きわめて練られた構成になっています。
数字や数学が苦手な人にも、数字や数学の楽しさを感じさせてくれます。
数字や数学で気持ちを表現するという新たな切り口に脱帽しました。
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4101215235
No.622:
(4pt)

数学にしか興味をもたない博士の秘めた愛

2003年の小説。博士(数学者)と私(家政婦)とルート(私の息子)の3人がメインで展開する物語。一人も固有名詞が登場しない小説である。
 博士は亡き兄の嫁と二人で暮らしている独身初老の数学者。とはいえ、博士は離れで一人暮らししている。兄が財産を残しているので生活費には困らない。博士は17年前(47歳のとき)の事故のため80分しか記憶がもたない。17年前より以前のことはちゃんと覚えている。だから、数学はできる。きっかり80分しか記憶がもたないので、大事なこと(たとえば、家政婦が来ることや自分の記憶が80分しかもたないこと)などはメモにして服にぺたぺたと貼り付けている。「私」は、家政婦の派遣会社から博士のところに派遣される。
 ある日、私に息子がいることを知って、博士は息子(10)をひとりぼっちにするのはいかんと強硬に主張。こうして、ルート(息子)も博士の家に帰っていっしょに食事をするようになる。「私」は、18歳でルートを産んで以来、ずっと母子家庭。「私」自身も母子家庭育ちで、その母もすでに死んでいる。ルートは、頭の形がルート記号に似ていることから博士がつけたあだ名。
 博士は、阪神ファンで、特に、完全数28を背負う江夏のファン。ただし、野球を見たことはない。スポーツ欄の数値で試合の流れを読めるという。ルートも熱烈な阪神ファン。
 ある日、私とルートは博士を阪神戦に連れ出すのだがその夜に博士発熱。泊まり込みで看病したことが義姉の機嫌を損ねて、私はクビになってしまう。それでもルートが博士宅に上がり込んだことで再度クレームが付けられ、義姉と私は衝突するのだが、ここで博士は一つの数式(オイラーの公式)を示す。義姉は思うところがあったのかその後、「私」は博士の家政婦に復帰している。この数式がなにを意味するのかは物語では結局明かされないのだが。
 やがて、博士と義姉はお互いに親愛の情をもっていたことを私は古い写真で知る。博士はやがて記憶が80分もたなくなり、施設に入ることになる。
 天才とその能力崩壊という設定は「アルジャーノンに花束を」を思い出させる。
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No.621:
(2pt)

お願いです。

埃があちこちに着いていて、古本のメンテナンスがされていると良かったです。
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4101215235
No.620:
(5pt)

感動の作品

登場人物は心優しい人が多くだし、ストーリーも最高です!
最後は、感動しました(涙)
読んで、損無しで('▽`)♪
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No.619:
(5pt)

心温まる物語り

交通事故で記憶障害が残る博士と家政婦・子供の触れ合い、なんとも微笑ましい物語り。家政婦の主人公も、その子供も訳があり、父親が居ないせいか、その父性を博士に求めたのだろう。交通事故以前の記憶は鮮明に憶えているものの、事故以降は、過去80分しか記憶を留めておくことができない博士との楽しい会話は、次の日には博士の記憶からリセットされてしまう、その繰り返しの日々。父性をダブらせ、可愛がってもらったルートも得心し、立派な大人への階段を登っていく。途中、博士の家政婦を解任された時は、思わず感情移入して意気消沈したが、最後の終わり方は、芳醇な赤ワインを飲んだ後のような、心地よい読後感がいつまでも心に沁みわたっていた。
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No.618:
(5pt)

感動

家政婦である主人公と、博士、ルートとの交流を描いたきれいなイメージでした。
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4101215235
No.617:
(3pt)

最初から最後まで丸ごと暖かい

バリバリ文系の人間で数学がものすごく苦手だったため長いこと敬遠していた本作ですが、確かに数学に関しての蘊蓄は出てくる、出てくるのですがその蘊蓄が上手いこと本編のエピソードと絡んでいて取っつきにくさがまったくなかったことに驚きました。
正直ストーリー展開的にはありきたりというか読者の予想を裏切るようなことは一切なく平坦と進んでいった印象です。
しかし記憶が80分しか持たない博士が大変魅力的に書かれているため、ありきたりなストーリー展開にも関わらず途中で読むのをやめるまでには至りませんでした。
特に博士がルートと接する時の愛に満ち溢れた描写が素晴らしい。読んでいて文字から暖かみが伝わってくるようでした。
前述した通り、ハラハラするような展開やこれからどうなってしまうのかというグイグイ読者を引き込むような展開は本作にはありません。始終ゆったりとした優しい感動に浸りたい方向けです。
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No.616:
(5pt)

文句ナシの5つ星

中学生から老人まですべての人に勧められる珠玉の1冊。
「フェルマーの最終定理」の話が途中に出てきます。私はフェルマーを先に読みましたが、どちらを先に読むにせよあわせて読むことを絶対オススメします。滅多に出会えない文句ナシの5つ星です。
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No.615:
(5pt)

日常生活に見事なまでに入り込んだ数学の世界をたどる

素晴らしく読みやすい本ですね。題名にある通り数式は登場しますが。実に生活に溶け込んだ話で、数学嫌いの方でも、数学に興味がわくような内容です。映画化もされていますが、やはり原作をお読みになることをおすすめします。記憶障害を持った老いた数学者(博士)の美しく、素直で、緩やかな時間のお話です。天才の博士は、とても几帳面で実に人間的な人でした。自分の身の回りに、数学者の知り合いはいなくても、博士のような考え方の方は意外と多いかもしれません。この話を読んで、博士の魅力の虜になった人、以外と多いんじゃないかと思う。実は自分もその一人。多くの皆さんへこの本をおすすめします。
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No.614:
(4pt)

数学好きなこどもに

数学が好きなこどもに贈りました。
「自然数を表す数式」にかなり興味を持ったようです。
肝心なストーリーについては「楽しく読み進めたよ」と。
おそらくこれから何度か読み返してゆく中で、より深い理解がなされると、期待できる小説でした。

なお、私も旧来からの野球ファンですが、昔の阪神についてはさすがに子供には半不明だったらしく、
ネットで調べていたようです。ある意味、便利な世の中になったものです。
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No.613:
(5pt)

テレビで見てから購入しました。

本で読むを何度も確かめながら登場人物の気持ちの動きを楽しめるので 私はよく動画鑑賞と読書で同じ作品を楽しみます。今回も2度 感動しました。
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No.612:
(5pt)

読者を強引にグイグイと引っ張っていく手腕は流石!

この作者はある意味では天才なのかも知れない。
 ややこしい数式などには、理解しようとする前に生理的な拒否反応を生じてしまうのだが、それを分かりやすく解き明かし、ぐいぐいと引っ張っていってしまう手腕はさすが。
 「記憶が80分しか持たない。」「数学者が主人公」という特異な設定を、そう感じさせないから不思議だ。読み終わった後、「素数」「友愛数」等という言葉が頭の隅に残っている。
 ストーリーは至って単純。シングルマザーの家政婦が、事故で記憶に障害を負った天才数学者の家へ仕事で通う。そして、子どもも加わる。ただそれだけなのだが・・・・。
 この作品は2006年に映画化された。
寺尾聰 深津絵里 吉岡秀隆等が出演し、良い味が出ていた。
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4101215235
No.611:
(5pt)

記憶ってどうなっているのだろう?

「身体はそこにあるんだけど、心はどこか遠くへ行っちゃうんだ」。
 「その話はもう聞きました」と言わない。
 「彼を混乱させたくなかった。どんな種類であれ、混乱は博士に悲しみをもたらした」。
 ルートと、その母の言葉に胸が痛みました。
 過去は鮮明に憶えているのに、昨日、今日、わずか30分前のことさえ忘れてしまうという「人間の記憶」の不思議さを実感する昨今。
 周囲も戸惑うけれども、一番深く傷つき、哀しいのは当人である。
 交通事故に巻き込まれるまでは大学教授で、数学者である主人公の博士の記憶のリミットは、わずか80分。
 心が通じたと思っても、80分、間が空けば、また最初から。その繰り返し。それは、どんなに心を疲弊させるのだろうか。
 博士と家政婦と、その息子ルート、三人の、血の繋がりを超えた絆を描いた作品です。
 「一番美しい素数が11」というのは、嬉しかったな…。
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4101215235
No.610:
(5pt)

うまい。

登場人物のキャラが好感もてて、気持ちよく読めた。回想して描くテクニックのうまさに脱帽。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235

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