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博士の愛した数式



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【この小説が収録されている参考書籍】
博士の愛した数式
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式の評価: 4.32/5点 レビュー 849件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全849件 201~220 11/43ページ
No.649:
(4pt)

『記憶が80分しか持たない』博士。ほのぼのとして、

47歳のとき 交通事故にあった 大学の数学研究所の元教授。
その人は 『博士』とよばれる。正真正銘の博士であるが。
博士の家政婦さん、その息子 ルート。元教授の義理のお姉さん

登場人物がとても少ない物語。
『記憶が80分しか持たない』博士。
この仕掛けが 実に巧妙に 物語をドラマチックにする。
数学的な原理は忘却していない。他人を識別する能力が 80分間しか持たない。

数学的の専門的な言葉を知らなかったが、実にわかりやすく 説明してあるのには、驚くばかりだ。
小説を書くのは文科系という固定概念は、古いようだ。
いや、文科系でも 『数学』を理解するというのが重要なのかもしれない。
学問に ボーダーラインはなくなってきているのだ。

友愛数とは『約数の和がお互いの数自身になる数の組』を言う。
たとえば、220の約数の和が284
284の約数の和が220・・ということ。
完全数は現在39個発見されているそうだ。

28が、完全数ということから、江夏豊の背番号が 28.
博士は阪神ファンであり、江夏豊のことが、しっかりと印象付けられている。
江夏豊は、完全を成し遂げる男だった。
完全数 という言葉が 重みがある。
フェルマーの定理、オイラーの公式と突き進んでいく

この数学を基礎としながら記憶が 80分しか持たないが、さらに、短縮されていく。
読んでいて、ほのぼのしたものが伝わってくる。
家政婦の視線が 優しくて 数学に取り組む姿勢がほほえましい。
しかし、知らないことが多くあるよ。
友愛数、完全数、三角数・・・・。

リスペクト、やさしさ、バカにしない。真正面に眼を見る。
そこには、ニンゲンが ちゃんと生きている。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.648:
(1pt)

野球の話ばっかり
博士も気持ち悪いし
感動なんてありえない
最初から最後まで盛り上がりなし
もっと数式出してもよかった
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.647:
(5pt)

すぐれた文章。描写の美しさ

まだ最後まで読んでいませんが、強い魅力を感じたので評価します。

読み始めて最初に思ったのが「文章が正しく、描写が簡潔であり的確だ」ということでした。最近あまり本を読まなくなり、これではいけないと中編小説を数冊、よみました。いまさら明治大正の文豪作品を読んでも仕方がないから昭和10年以降で拾っていこうと決めました。で、『太陽の季節』『異形の者』『図書館戦争』『KAGEROU』・・・などを読みましたが、どれもあまり、読んでいて惹かれませんでした。小説としての出来映え以前に、文法の間違いがとても多いのです。「彼は」ではじまった文節が「どんどん寒くなる光景だった」で終わるとか、短い古典的言い回しとして「眉をしかめる」「十年ひとむかし」「八面六臂」などが出てくるとか、そんな塩梅です。例外として『バラバ』『野火』などが読み応えのある作品でしたが、ほほえましい内容ではないですね。

文庫本のカバー見返しによれば小川氏の最終学歴は文科系4大卒とあります。文章に登場する定理や数式のレヴェルは大学院博士課程のそれではないでしょうか。よくお調べになったものだと感心しました。わたしが理解できたのは等差数列の和の公式あたりまで。フィボナッチ数列の領域ですから1200年頃の解法ですが、一般的には1710年ごろに小学生のガウスが即座に解いたエピソードで有名です。私事に亘って恐縮ですが、わたしは小学校5年のとき「1から100まで足すといくつになるか」という問題が出たのですぐ手をあげて「5050です」と言ったら太田という担任から腕にうなりをつけて平手打ちをくいました。「何を偉そうに。生意気だ。教師を馬鹿にするな」と怒鳴られました。塾に通うでもなし、家庭教師が来るでもなし、小学校4年のときになんとなく自分で発見したのですが・・・。

読了して、付け加えることがあったら加筆します。
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4101215235
No.646:
(2pt)

数学の知識が浅い気がして

博士のセリフに数学の素養があまり感じられなかった。 「数学の世界に生きており、紡ぐ言葉がすべて数学」の人物ではなく、「セリフで述べた内容しか数学の知識ないよね」感があった。作者が数学者ではないので仕方ないですが、入り込めなかった。
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4101215235
No.645:
(2pt)

おかしい

いまいち、面白くなかった。本当にこれ面白いの?小説としては…
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4101215235
No.644:
(5pt)

完全数28

江夏の背番号が、28。
数学にちょっと詳しいひとなら‥ 「28言うたら完全数と思いますもん」
らしいですね(小川洋子さんと河合隼雄先生の対話から‥)

私は小川洋子を、友人からすすめられて読み始めました。心身のバランスを崩し、会社を辞めた頃‥ うつのようになり少しひきこもっていたようなころでした。そのころに最初に読んだのがこの「博士の愛した数式」だったか‥「薬指の標本」だったか いまでは朧なのですが‥

小川洋子の小説世界というのは ひととき現実からひき離されて そのなかに守ってもらえるような 不思議な感覚がありました
ユング心理学の河合隼雄先生との対話のご本「生きるとは、自分の物語をつくること」にも、随分助けられたような気がします
すてきな物語‥対話を どうもありがとうございました

「これをアレンジしたのはだれか」
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4101215235
No.643:
(5pt)

優しい気持ちになれる小説

家政婦とその子供ルートと、老数学者の話。一つ一つの挿話にリアリティが感じられ、読みを進めさせる。時々入ってくる数学の挿話は違和感もあるが、知的好奇心をそそられる。2日で読めた。面白かった。
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4101215235
No.642:
(4pt)

穏やかな気持ちにさせてくれます

登場人物の名前は一切出てこないのに、全員に親しみが湧きます。
博士の時間の流れが、物語全体を包み込み穏やかに流れています。
読み終わっても、まだ続くような感じが残り、ふんわりとした気持ちにさせてくれます。
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4101215235
No.641:
(5pt)

文理の融合

数学をここまで文学に生かしきれた作家さんは初めてです。
博士と「私」、ルートの生活感が丁寧です。
数学に限らず、人間が学問を学ぶ理由はこの世の核心的なものに触れること、そして学ぶことで人と人とが繋がり会うため・・・
それを感じさせる作品でした。
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4101215235
No.640:
(4pt)

愛はやはり美しい

博士、家政婦、ルート、それぞれがお互いを想う。
穏やかで深くて純粋で、ほどよい温度で。
真の愛とはそういうものなのかな。
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4101215235
No.639:
(5pt)

遅まきながら読みました。

子連れ家政婦と交通事故記憶障害の博士の人情話だろうくらいの思いで読み始めました。 暫くぶりに感動しました。 何だろう、頭の中で映像が溢れるほど出て止まりません。 生活していれば起こる事件は発生しますが、突飛な事は何も起きません。 家政婦さんが離婚した背景も書かれていません。 母子家庭のルートの学校生活も詳細な描かれていません。 でも、そんな細かい事を超越し、物語を昇華させ感動の涙を引き寄せ、ストーリーとは関係なく大切な人を失いたくない気持ちにしてくれました。
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4101215235
No.638:
(5pt)

博士

博士の不思議な魅力に魅了され一息に読んでしまいました。 すごく切ないのですがそれを補うまでの暖かさがこの作品を包み込んでいると感じました。
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4101215235
No.637:
(4pt)

最初の数話は素晴らしい。

設定がすごく面白くて、幻想的な魅力も感じる。 面白かったけど、物足りない。 もっとできたはず。 途中から同じことの繰り返しになって、そのまま上がりもせずゆるやかに下りながら終わったって感じかな。 もっと博士側の心理を掘り下げる必要があったよ。
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4101215235
No.636:
(1pt)

設定に些か無理がある

作家先生ってのも大変だねえ。何か新機軸を編み出さなくちゃマンネリに陥っちゃうもの。そこいくと、小説の世界に数学を導入するなんてのは新鮮だねえ。根っからの文系人間の小生でも、ひょっとしたら数学に目覚めちゃうかもしれないぞ。そんな風に期待して本作を読み始めたのだが。
 つまらない。冒頭から全く面白いと思えない。作中、数式の美しさを賛美する件がたびたび出て来るのだが、小生には全然ピンと来ない。そもそも数学博士と、家政婦と、その幼い息子の3人の人間ドラマを描くのに、数式を登場させる意味なんてあるのか? 野球や江夏が登場する必然性ってあるのか? そして、出来れば数学なんかと関わり合いたくないと思って生活している小生が、こんな無機質な小説に付き合ってる暇なんてあるのだろうか? 次から次へと襲い来る違和感との戦いに疲弊し、とうとう94頁読んだところで挫折した。
 頑張って読み進めば、もしかしたら数式や野球が物語の中で活きてくるのかもしれない。でも、これ以上読み続けるのは苦痛でしかない。ねえ小川先生、やっぱりちょっと無理があるんじゃないですか、この新機軸。
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4101215235
No.635:
(5pt)

子供が読んでくれたら嬉しい本です

子供には、勉強させるより、勉強したくなるように工夫しましょう。 この本は、小学校の高学年でちょっと勉強に苦手意識が芽生え始めた子が読んでくれたら本当に嬉しい本です。 数字(数学でもOK)に対する愛情が美しく記述されています。 子供が読んだ時、自分自身の好きなことに誇りを持って生きていいというメッセージが伝わります。 別に数学好きにさせようと思うひつようもありません。 これを読んでくれた子供は、自分の好きなことに打ち込んでいいんだ、というメッセージを受け取ります。 そんな本です。
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4101215235
No.634:
(5pt)

よかったです

とても深くていいお話だと思いました。 家政婦として、頑張る主人公が特に素敵だと思います。 また、数学の勉強にもなりました。
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4101215235
No.633:
(2pt)

著者は登場人物を愛していない

まず、数学を多少知っている人は読むのを避けた方が無難です。
あまりいい印象を持てません。

また、この著者は登場人物を愛していないと思いました。
何かの対談かで著者が
「普遍性を持たせるために登場人物に固有名をつけない」
と仰しゃっているのを読みましたが、
あだ名はつけているのだし、とも思いました。
思い入れを持たないように、登場人物と距離を取るために
名前をつけないのだろうとは思いますが、それが故か
著者が生み出した登場人物達にどのような苦行をもたらしても
平然としているのは、読んでいてちょっと苦しく感じました。

記憶が短時間しか保たない人は現実に存在します。
ですが、難しい問題なだけに、もっと違う形で
物語をつくり上げることはできたと思います。
私はあまり好感をもてませんでした。
博士の愛した数式 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.632:
(5pt)

感動しました!

数学の美しさと人の温かさに触れ、外出先での読書でしたので、止まらない涙を拭うのに大変でした。 おすすめです!
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4101215235
No.631:
(5pt)

大好きな本

大好きな本です。 他の本も読みましたが、小川洋子さんの誰にも真似出来ない表現が大好きです。 夕ご飯を作っている時のシーンなど、ありふれた日常のひと時がこんなにも幸せなものなのかと、なぜか泣きたくなるのです。 何度も何度も折に触れて読みたくなります。 この本に出会えて本当に良かった。
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4101215235
No.630:
(4pt)

声優

声優がぴったりです。 作品のもつ味わいをしっかり表現している。
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4101215235

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