■スポンサードリンク


博士の愛した数式



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
博士の愛した数式
博士の愛した数式 (新潮文庫)

博士の愛した数式の評価: 7.50/10点 レビュー 6件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

博士と少年の相思相愛っぷりに癒されました

80分しか記憶が持たない数学博士と、そんな博士の世話係として家政婦に雇われた”私”。そして彼女の小学生の息子。
そんな三人の交流の日々が描かれるお話。

数学と言うミステリと相性のいい題材の作品ですがミステリではなく、ハートウォーミングなストーリーです。
切ない場面や悲しい場面もありますが、あまりお涙頂戴な印象は受けませんでした。
語り手の”私”が少し蚊帳の外で可哀想感を覚えるほどの、博士と少年の相思相愛っぷりに癒されました。
博士の記憶は80分しか持ちませんが、博士がたびたび教えてくれる、何気なく日常に潜んだ数字の相関や法則が、彼らの永遠不変の絆となると感じられました。

私は基本的に、性格の悪い奴がいっぱい出てきて、憎しみあい、騙しあい、殺しあうような作品が好きなのですが、たまにはこういう話で心を洗うのもいいですね。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.5:
(6pt)

博士の愛した数式の感想

80分しか記憶がもたない博士と、家政婦、家政婦の息子の、切なくて美しい物語。
友愛数に完全数といった私のように数学にあまりなじみのない人間にもわかりやすい数字を絡めた話に、
上記の三人がうまくからめられていて読みやすい物語でした。
ただ個人的には高評価の作品だったため期待度が高すぎたのか少し物足らない印象。
通勤中とかではなく、のんびり優しい気持ちで読むべき作品かもしれません。

歌舞伎蝶
LMC3R9P9
No.4:
(8pt)

心あたたまるエピソード

老教授と少年の交流が涙を誘いました。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

博士の愛した数式の感想

静かで優しい時間が流れている作品です。

博士と家政婦と家政婦の息子の物語です。
息子は、博士から「ルート」というあだ名を授かっています。
「どんな数字にも身分を与えることができる」という数学記号のルートです。
まぁ元々阪神ファンに悪人はいないんだけどね。

「泣いた」というレビューをよく見かけます。
ページ数も多くなく数時間で読めてしまう作品で、お涙頂戴的なわざとらしい描写もありません。
寧ろ作者は意識的にそういう描写を省いているようにも思えます。
あっと驚くようなイベントが起こるわけでもありませんし、ましてや奇跡が起こるわけでもありません。
全編通して淡々としています。
ただ、その分、登場人物たちの何てことのない言葉、行為に、読み手が、文字として描かれていない何かを考えたり想像したりする余裕があるのでしょうね。
レビュアーの多くがどこで何を感じて泣けたのかは分かりません。恐らく感じ方は人それぞれでしょう。
でも泣かせどころは満載な気がします。
上っ面だけ読む人は恐らく泣けない。でもそうじゃない人は色んなところでいっぱい泣ける。そんな作品だと思いました。

ただ私を含め多くのレビュアーの方々が「ここは泣けたはず」なのがやはりラストでしょう。
そのシーンには衰弱していく博士の姿など作者は一切描いていない。
しかし読み手は必ず脚色して読んでいるはず。(でしょ?)
そこに
「ルートが数学の先生になるんです」
実際これだけで十分過ぎるほど十分。
悲しみとか喜びとか安堵とか・・・そんな様々な感情が上手く均衡を保った状態で終わった、そんなきれいな終わり方だった。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

博士の愛した数式の感想

家政婦の母子家庭
病気の数学博士
野球
この3つで 作られた
せつなくも素晴らしい話

とても良かった

 

jethro tull
1MWR4UH4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

やさしい癒し小説

小川氏の書く世界はなぜこんなにやさしく暖かく切ないのだろうか?

80分しか記憶を持てない数学博士と家政婦とその息子ルート(あだ名)の物語。
毎朝自分の病気を知る事から始まり、毎朝初対面の挨拶をしなければならない家政婦とル-トの刹那さ。
江夏豊と子供と数学を極端に愛する博士は愛おしく、読み終わった後、しばらくたって思い出すと心に染みます。

ミステリ-ばっかり読まず、たまにはこんな作品も読んでみてはどうでしょうか?

タカタソン
HU0OGV5Q

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!