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「カチカチ鳥を飛ばせ」という謎の電話を傍受してしまった予備校生は、そこに犯罪の匂いを嗅ぐ(盗聴)。
19歳の冬。「輝額荘」という木造下宿で深春と京介が出会った直後、裏庭で発見された住人の死体。
突然の大地震で、ファーストフード店にいた6人が逃げ込んだ先は、人格を入れ替える実験施設だった。
自殺の偽装を施され最愛の妹を殺害された愛知県警豊橋署に勤務する和泉康正は、“現場検証”の結果、二人の容疑者を割り出す。
人間は生まれ持った運命から逃れられないものなのか? 昭和30年、「55年体制」成立の前夜、信州の三郷村で起きた放火殺人事件で両親を亡くした男・平岡道義の"運命"の軌跡…。
警視庁捜査一課に所属する南部平蔵警部率いる南平班は、これまで難事件を解決してきたプロ中のプロ。
美しい異国の蝶々に囲まれて殺害された男の意外な過去が、真犯人解明への重要な鍵を握る表題作『ブラジル蝶の謎』。
その重役の葬儀に参列した人々は、目を疑った。同社課長の平松浩が、なんと純白のスーツで焼香に現れたのだ。
14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。
『人狼城』は独仏の国境の峻嶮な渓谷の上に屹立する古城。城主を「人狼」に惨殺されたという言い伝えのある曰く付きの城だ。
横浜での海外ツアーコンダクターの死。大阪・豊中でのハイソサエティーの若妻の死。
四代将軍家綱の落胤・葵悠太郎を世に出る前に抹殺せよ。威権赫かくたる御側衆・柳沢出羽守が放った甲賀七忍。
天正少年使節、ジュリアン中浦がローマより持ち帰った莫大な財宝。
京都府警本部に事件の予告電話。現場は縁結びで有名な知恩院の濡れ髪明神境内―画商の殺害死体。
東京生まれの東京育ち。箱根から西へは行ったことがないという坂田勇吉は、食品会社に勤める若手サラリーマンだ。
血で爛(ただ)れた顔、その上を縦横に走る不可解な亀裂。凄絶怪異「怪物」が虚栄の都・ハリウッドに出没。
「王家の谷」へと向かった考古学研究室の一行を待ち受けていたのは、閉ざされた王墓の中での惨劇だった。
混沌都市(ケイオスシティ)・新宿。超高層ビルの陰に生じた闇の舞台では、今まさに怪異な事件の幕が開かんとしていた。
明治時代以来、創業者の巨椋一族で固められてきたオグラ・ホテルに内紛が持ち上がった。
「若き日の大観の傑作、発見さる―」若手画家・茂木貞澄は、この大ニュースに疑惑を抱いた。
「新本格」の旗手の1人としてデビューしながら、4年間の沈黙を破り挑む、ミステリのフロンティア。
訳の分からぬ“大がかりな”事件を調べるりんの元へ訪れた青年みはるは、人の心の奥にわだかまる不審事を当人に推理展開させ、真相を喋らせてしまう“超能力者”だった。
ミステリ作家・有栖川有栖が取材で訪れた雪深い裏磐梯には、地元の人々からスウェーデン館と異名をとるログハウスがあった。
鳥取・米子の奥座敷皆生温泉のホテルで女の絞殺体。大阪・伊丹空港ターミナルビルの職員通路で男の刺殺体。
信州の山深いダム湖に浮かんだバラバラ死体。事件は犯人と目される被害者の甥夫婦の「心中死」により早期結着を見た。
南平班の菅原刑事が惨殺された。菅原は6年前の店員殺人事件を一人調べていた。
恒例河川敷花火大会。夜空には花火とともに人形の影。
10年前、インドのヴァラナシの安宿で橋場亜希人は、胸全体が陥没した状態で死んでいた。
すべての部屋が三角形でできている、という奇妙な下宿屋を建てた湯布院の大資産家・狭霧吉宗が急死。
京都府下の町立美術館に収蔵された、国際的にも著名な画家である遠山三彩の「向日葵」が贋作と鑑定された。
OLを殺害した容疑で逮捕された男が、引退した写真家水野久明を探してほしいと要求し、拘置所の中で死亡した。
広田由紀子は父の遺言状を見て驚愕する。見知らぬ三人の名が記され、遺産を分与せよとあったのだ。
“閉ざされたパティオ”を持つ黎明壮の主・遊馬歴の不可解な死―そして一族を襲う連続殺人の意外な真相とは。
惨殺、そして凌辱―。何ものかに憑き動かされるように次々と猟奇殺人を重ねていった男の名前は蒲生稔。
〈十字架屋敷〉と呼ばれる、実業家の広壮な邸宅に、エジプトのミイラのように顔中に包帯を巻いた、異様な風体の男が出没した。
「人工の狂気をうちたてる殉教的な情熱」(竹本健治)―密室状態の部屋から突然女の悲鳴が聞こえたが、女の姿はかき消え、香川京平の絞殺死体が発見された。
エラリー・クイーンの〈国名シリーズ〉のひそみに倣った会心の第一作品集。奇怪な暗号、消えた殺人犯人、ダイイングメッセージ。
殿中での吉良への刃傷沙汰により浅野家は断絶、赤穂浪士は仇討の機を窺う。
新米弁護士・越智彩夏の父憲一郎が瀬戸内海の小島で惨殺された。彩夏の兄や母にも警察の容疑が及ぶ。
甲賀忍者崩れの大道易者果心堂は、好奇心と向学心に富んだ天下のいたずら者。
すべてに災なす凶(まが)つ神を宿した八千草飛鳥――出雲と並ぶ古代の聖地熊野で彼の行く手を遮ったのは、天津神の使い八咫烏(ヤタガラス)、神を生け捕る古式武闘家竜宮らであった。
国立市内で若い女性の惨殺死体が発見された。犯罪を誇示するかのごとく、太股に“H”と鋭利な金属で傷つけられて。
江戸日本橋の袂で晒し者にされた3人の女の肌に朱書された「公方様御側妾棚ざらえ」の文字。
クレジットカード偽造やニセ札作製、外国人露天商の元締めなど、活動を拡げるアジアマフィアを摘発する端緒を、若手刑事川喜多良一が掴んだ。
初雪をいただく穂高・乗鞍を望む高山を発車したL特急ひだ1号―。法事を終えて東京に戻ったOLが殺害された。
不倫が原因で勤めていた会社をやめた片山由美は、京都の興信所に再就職した。
戦国の魔王松永弾正、己が邪恋を成就せんと妖異玄怪の根来忍法僧をして数千の美女を狩る。
同日同時刻に、東京・埼玉・栃木の3地点で焼殺事件が発生、広域指定事件として南平班は各県の県警と合同捜査を開始した。
R大学医学部第三外科の非常勤医員の三条美和子はG市民病院から紹介されてきた患者の胃癌の摘出手術を行った。
昼は弁護士として男社会の中で虐げられた女性の人権を擁護し、夜は講釈師として阿部定やモンローの凄絶な女の生涯を語るスーパーレディ・村崎紫子=大神田紫。
大阪府警捜査一課巡査部長、岩切鍛治。何物をも恐れぬ捜査ぶりから、人は「春団治刑事長」と呼ぶ。
サラブレッドを心から愛するカメラマンの兄、石原和彦が失踪した。妹の梨花は、兄の行方を追って熊本へ飛ぶ。
二十年ぶりに故郷に帰ったその夜、八追純平が目撃した怪異。闇に浮かぶ、さかさ髑髏の灯篭がふしぎな詩を唄ったのだ。
遊園地のお化屋敷〈怪奇の館〉に逃げこんだ殺人犯を追って、傍若無人な大貫警部は井上刑事とともに、勇躍、中へと飛びこんだ。
紅葉の京都嵐山。王朝絵巻さながらに、大堰川の川面で繰り広げられる、絢爛豪華な船遊び。
体内の“暴神”はいまだ覚醒せず、美貌の殺人鬼・八千草飛鳥は苦悩の淵にいた。
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