山陰の隘路(アイイロ) 米子発9時20分の死者



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初公開日(参考)1995年03月
分類

長編小説

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山陰の隘路―米子発9時20分の死者 (講談社文庫)

1998年03月31日 山陰の隘路―米子発9時20分の死者 (講談社文庫)

鳥取・米子の奥座敷皆生温泉のホテルで女の絞殺体。大阪・伊丹空港ターミナルビルの職員通路で男の刺殺体。死者はサバイバルナイフを持っていた。犯人が張り付けた「存在証明」と皆生―伊丹が提示する「不在証明」。翻弄される捜査陣―。アリバイ崩しの名手浦上伸介さん、出番ですよ。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。 (「BOOK」データベースより)




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No.1:
(4pt)

アリバイの構築とそれを破る醍醐味

津村秀介氏は2001年に急逝されたため、その後の続編を読むことは適わなくなりましたが、社会派の推理小説をベースに、犯人が鉄壁のアリバイを組んでおり、その陥穽をつくところが魅力となっています。推理小説ですから、最後には当然その鉄壁とも見えるアリバイを一つずつ崩していく過程が読者を魅了していると思われます。殺人を犯すまでの犯人の状況と心理描写が細かく描かれていますので、読物ではありますが、一定の納得性を常に担保している小説群だと思っています。毎回様々な犯人像と被害者の設定がなされていますが、長く雑誌記者、新聞記者をしてきた津村秀介の備蓄ともいえる人間模様のストックが生きており、生き生きとした人間描写のお陰で飽きずに読むことができます。本書では、鳥取米子の奥座敷と呼ばれている皆生温泉と大阪伊丹空港で起こった2つの殺人事件を結ぶ移動ルートが大きな壁となって、ルポライター浦上伸介の前に立ちはだかります。米子は山陰の交通の要所に位置する都市ではありますが、米子空港はローカル空港ですので本数は少なく、移動経路は条件が限られているのになかなか分からないという設定は最後まで読者を引っ張り続けます。ラストに見事な解決と言いますか、アリバイを崩す過程が描かれていますが、これは鮮やかなルートだったと思います。読者のほとんどは気が付きませんし、分からないでしょうね。推理小説は、次に読む読者のネタバレにならないように書かないといけませんので、このあたりで終えます。
山陰の隘路―米子発9時20分の死者 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:山陰の隘路―米子発9時20分の死者 (講談社ノベルス)より
4061818384



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