瀬戸内を渡る死者
- アリバイ (477)
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津村秀介の作品を何十作も読んでいるファンです。アリバイ崩しの醍醐味を味わいたくて、毎回同じような展開になるのを分かっていて読み続けています。 今作では、津村秀介の小説によく登場する浦上伸介、前野美保、谷田実憲も一切登場しません。その代わりに週刊誌の女性編集者の北川真弓というキャラクターを設定して、殺人事件の真相に迫らせていますが、浦上伸介ほどの切れ味を見せることは出来ません。 いつも思うのですが、津村秀介は女性の描き方は上手くありませんね。男性の描写は結構リアルに感じられるのですが、女性の場合は類型的な設定ですので、読者もその像を頭に描きづらいことでしょう。 今作は一見凝ったトリックのように思わせる内容でしたが、日本の警察がそのことに気がつかずに捜査し続けるなんてありえない、と思わせるプロットでした。 推理小説ですから、内容や詳細には一切触れることが出来ませんが、最後まで読み続けてきた読者は、「それはないだろう」という展開を読まされたように思うのではないでしょうか。 我々は、アリバイ崩しの醍醐味を味わいたいから、津村秀介の作品を読んでいるわけで、それらしい体裁を取りながら、全く違う種明かしは、「巧妙なトリック」という範疇には入らないものです。津村秀介氏も毎回毎回凝ったアリバイ崩しを考えるのが大変だったのでしょうね。 | ||||
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津村秀介の作品を何十作も読んでいるファンです。アリバイ崩しの醍醐味を味わいたくて、毎回同じような展開になるのを分かっていて読み続けています。 今作では、津村秀介の小説によく登場する浦上伸介、前野美保、谷田実憲も一切登場しません。その代わりに週刊誌の女性編集者の北川真弓というキャラクターを設定して、殺人事件の真相に迫らせていますが、浦上伸介ほどの切れ味を見せることは出来ません。 いつも思うのですが、津村秀介は女性の描き方は上手くありませんね。男性の描写は結構リアルに感じられるのですが、女性の場合は類型的な設定ですので、読者もその像を頭に描きづらいことでしょう。 今作は一見凝ったトリックのように思わせる内容でしたが、日本の警察がそのことに気がつかずに捜査し続けるなんてありえない、と思わせるプロットでした。 推理小説ですから、内容や詳細には一切触れることが出来ませんが、最後まで読み続けてきた読者は、「それはないだろう」という展開を読まされたように思うのではないでしょうか。 我々は、アリバイ崩しの醍醐味を味わいたいから、津村秀介の作品を読んでいるわけで、それらしい体裁を取りながら、全く違う種明かしは、「巧妙なトリック」という範疇には入らないものです。津村秀介氏も毎回毎回凝ったアリバイ崩しを考えるのが大変だったのでしょうね。 | ||||
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