寝台特急18時間56分の死角



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初公開日(参考)1991年01月
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長編小説

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寝台特急18時間56分の死角 (ジョイ・ノベルス)

2009年02月18日 寝台特急18時間56分の死角 (ジョイ・ノベルス)

一つは焼死体、もう一つは撲殺。その死体が語る真実は?最初の事件は、大村市の林の中で発見された女性の焼死体だった。ガソリンをかけられた上で火をつけられたのだ。身元はなかなか特定できなかった。第二の事件は、神奈川県の藤沢市で起きた。野菜畑の中で発見された死体は、数十回にわたって殴打されていた。一見無関係に見えた二つの殺人事件が、捜査の過程で次第に一つに繋がってきた。ルポライター、浦上伸介の登場だ。 (「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.2:
(3pt)

寝台特急がまだ大都市間を結ぶ主要な交通機関だった頃

1986年の初出当時と現代とでは、寝台特急そのもののニーズが全く違ってきていますので、読み手もそこのあたりを理解しないといけないでしょう。

津村秀介の推理小説の魅力は、何と言っても巧妙に仕組んだアリバイを少しずつ解きほぐしていく過程の醍醐味を味わえる点でしょう。読者もそれを期待するからリピーターが生まれるわけで、それを裏切らない展開が続くことによって根強いファンになっていくわけです。

推理小説のレビューというのは、記載内容が非常に制限されていますので、読んだ後のお楽しみ、といった感じで受け取ってください。本書のアリバイ崩しについても何も書けませんが、舞台となった長崎県警の刑事とルポライター・浦上伸介の親密ぶりは不自然です。いくら推理小説だからといってここまで捜査上の秘密を明かす刑事はいないでしょうから。

ネタばれにならないように注意して書きます。関係者との人間関係を見ていくと自ずと犯人像は絞られてきますが、いつものようにかなり堅牢なアリバイがありますので、それを崩さないと犯行にたどり着きません。

気になった点は、第2の殺人時の加害者と被害者がどのように関わり、時間を過ごしたのかが最後まで描かれていません。また第1の殺人についても同様です。
死体はあるのですが、せめて最後の段階でもそのあたりを再現した描写がないとアプローチややりとりに不自然さが残るのではないかと危惧します。
作者が鬼籍に入られていることもあり、そのあたりは適いませんが、なんとなく安直に済ませているのではと思いました。道中のやり取りや登場人物の描写が丁寧なのと反対に肝心のところを省略するのは少しいただけません。

今回もまたルポライター・浦上伸介と「毎朝日報」横浜支局の谷田実憲による謎解きが中心です。作者・津村秀介の分身のような浦上伸介は実によくお酒を飲みます。その飲んだくれぶりと鋭い推理の取り合わせが魅力なのでしょう。
寝台特急18時間56分の死角 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:寝台特急18時間56分の死角 (講談社文庫)より
4061848402
No.1:
(3pt)

物語にリズムが無い

内容的には大変良くできているストーリーだと思いますが、読者を唸らせるような驚きと物語のリズムが欠けているのが残念です。最後にトリックが分かるまでの過程にそれらのことが感じられないのです。
また、犯人と遭遇していたルポライター、浦上伸介の活躍の場が少ないのも残念な気がします。
読者に感情を訴えるような作品にして貰いたかったですね。
寝台特急18時間56分の死角 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:寝台特急18時間56分の死角 (講談社文庫)より
4061848402



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