すべてを隠し潜入捜査を行う美貌の女公安刑事・梓。捜査情報と引き換えにヤクザの上がりをかすめる悪徳警官・佐久間。

古書と専門書の書店が軒を連ね、それを目当てに観光客が押し寄せる、読書家の聖地ストーナムで起きた殺人を、ミステリ専門書店の店主トリシアが追う。

異様な暑さに目を覚ますと、「僕」は砂漠にいた。そこへ突如降ってきたのは、ごくごくありふれた電話ボックスだった。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

山積みの事件を前に、身動きが取れなくなっていく刑事ラート。そんな中、不可解な状態の女優の死体が発見される……。

1930年のベルリン、映画界を舞台にした殺人に単独で挑む、ベルリン警視庁殺人課のはみ出し者ラート警部。

二十歳のダニーはフィギュア・スケートのオリンピック選手。

店内を大改装することになった個性派ホストクラブ「club indigo」。

幻の破壊的兵器「ギリシャ火薬」を追ううちに、関係者のむごたらしい死に遭遇し、自身も命を狙われるシャードレイク。

16世紀ロンドン。法廷弁護士シャードレイクのもとに、従弟殺害の罪を問われている少女エリザベスの弁護依頼が舞い込む。

大正三年、東京。画家を志して家を飛び出した槇島功次郎は、雪の無縁坂で、容姿端麗な青年画家・穂村江雪華と出会う。

19世紀半ばのニューヨークで胴体を十字に切り裂かれる連続殺人が発生。

血まみれのネグリジェで逃げてきた少女。胴体に十字を刻まれた子どもたちの遺体。

武蔵自動車教習所の配車係の死に端を発し、相次いで指導員が殺される。

ミステリ研究会の部室を根城に行われる、学校非公認の探偵活動―失恋探偵。

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。

ポアロが死に、その追悼会が、明智小五郎の所有する孤島の別荘で開かれた。

推理作家になるという夢を持つ12歳の秀介は、同級生の優希と虹果て村で夏休みを過ごす。

垂里家最大の懸案事項。それは長女・冴子の結婚問題。

皇居に侵入して、“お宝”を盗み出せ!ターゲットは、徳川家光が愛でたという名盆栽「三代将軍」。

謎の男“M”に盗み出してほしいと依頼された『M資金』。

終戦の日、日銀の地下金庫から莫大な金塊が姿を消した。戦後の混乱と日本の復興を糧に膨れ上がったその資産の名は『M資金』。

宝の地図に金貨―きらびやかな海賊の略奪品が展示される、ヘリテッジ協会主催の大海賊展初日。すべてが一瞬の出来事だった。

栗橋北中三年B組は恐怖に支配されていた。竹刀を手離さない暴力教師桜木慎二。

戦前の大阪。瀬戸俊介は、両親を破産させ甘言で妾にした姉まで死に追いやった新興財閥総帥の灘尾儀一郎の殺害を誓う。

詐欺師たちは当主の儀一郎に反抗して解任された灘尾電機の元社長を仲間に引き入れ、財閥本社の電話交換嬢を騙して抱き込む。

サウナの客が残していったバッグには大金が!?持ち主は二度と現れず、その金で閉めた理髪店を再開しようと考える初老のアルバイト。

綾鹿市の私設美術館では、気鋭の現代芸術家六人がそれぞれのアトリエで創作を行っていた。

かつてスター選手だった秋草隼は、膝の故障で現役を引退した。

優しい夫に真っ白でふわふわな猫―美由紀の満ち足りた生活は、夫の溺死によりピリオドが打たれる。

繁華街にある喫茶店。奥の席に座る男を目にした瞬間、周囲の風景や音が消え顔が浮かび上がる。

湯島天神での楊弓賭博を調べていた寺社奉行の小役人が撲殺された。

人の業がなせる、恐ろしくも切ない怪談話の語り部・宮部みゆき。

商家の若旦那の刺殺、そして、闇討ちにされた身元不明の浪人。

能登と青森の観光地で、若い女性の惨殺死体が連続して発見された。

日本各地にある“聖地”で殺された若い女性たちは、皆同じ孤児救済施設の出身者だった。

連戦連敗の鯉ヶ窪学園野球部のグラウンドからベースが盗まれた。われらが探偵部にも相談が持ち込まれるが、あえなく未解決に。

「通りすがりの舞田ひとみですよ」中学生になった舞田ひとみは皮肉度も上昇!?彼女は退屈な日々に倦む女子中学生三人組と共に刺激を求め日常に潜む謎に挑む!募金詐欺の女は死体で発見され、激痩せした英語講師は幽霊を見たと言い張り、はたまたヤバすぎる誘拐事件にも巻き込

三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのん気に暮らす通称「猫島」。

浪人生の渡辺夕佳の元に届いた、壮麗な西洋館への招待状。

東京地検の検事が停職中に撲殺された!警視庁極秘捜査班の剣持直樹は恋人の女性弁護士を通じて、検事の妻から事件の調査を依頼される。

平凡な街の地下鉄駅構内で通り魔事件が発生。事件はさまざまな人々に影響を及ぼす―。

大学での講義のかたわら、付属女子高の非常勤講師を任された渋谷一樹は、以前、暴漢から助けた生徒・二ノ宮莉音と思わぬ場所―誘拐事件の関連現場で再会する。

東京の下町で居酒屋を営む男のもとに、訳ありげな若い女が転がり込む。

孤島に集まったのは厳格な審査を経た選りすぐりの美女たち。

有名ニュースキャスターの娘が、都内アパートの浴槽で「凍死体」となって発見!人気モデルで恋人・小嶋英介の関与が疑われたが、彼も雪の八甲田で無残な姿で見つかった。

機動捜査隊浅草分駐所のベテラン刑事・辰見悟郎は、かつて捜査を担当した殺人事件の被害者の娘・大川亜由香から相談を受ける。

その店は、大阪のどこかの町にある。

19歳、童顔のアイドル・高梨美和子はデビューすぐさまトップの座へのぼりつめた。

長崎・平戸に中国人5人の射殺体が難波船に乗って漂着した。船内には元自衛官の指紋が。

京に暮らし、二世夜半亭として世間に認められている与謝蕪村。弟子たちに囲まれて平穏に過ごす晩年の彼に小さな変化が…。

美貌の売春人妻に群がる資産家たちを取材していたルポ・ライターが殺された。広域暴力団の企業舎弟がどうやら怪しい。

長野県常念岳の登山口で、大堀宏典の絞殺体が発見された。

長野県常念岳の登山口で、大堀宏典の絞殺体が発見された。

シンガポールに向かう豪華客船に乗り、久しぶりのバカンスを楽しもうとしていた麗子と影山。

整体院を営む美崎のもとへ黒岩という男が訪ねてきた。かつて所属していた空手道場の元指導員だ。

出世して福岡からやってきたサラリーマン・市野庄介は空港で、通称「踊り屋」と呼ばれる用心深い性格の殺し屋と間違われてしまう。

1768年。革命前の爛熟したパリで、女の惨殺死体が発見された。

追放された刑事だからできることがある! リアルにしてコミカル、こんな小説は初めてだ!

殺人現場を目撃した男は、警察が大嫌いだった! ? 笑っちゃうくらいに突き抜けた、究極の不運事件スパイラル小説!

あと一年で失明する女。就職活動を開始した男子大学生。

蛟堂―江戸時代より続く漢方薬局兼雑貨屋。その陰には、大金と引き換えに依頼人の恨みを晴らす、「報復屋」としての姿があった。

婚約者に結婚の延期を告げられた女、新しい恋を失ったシングルマザー、彼氏の代役をさせられた大学生、永遠を信じない実業家。

「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて…。

見知らぬ赤ん坊を連れてきた父親が、まさかの突然死。母亡き後ひきこもり歴4年の雅祥が、いきなり育児を任されることに。

これで全てが終わるはずだった―。組織のヒットマン、レイ・ラマー。

1889年、ロンドン警視庁に殺人捜査課が設置された。年間数千件発生する殺人事件に挑む刑事はわずか12人──。

警視総監から殺人課刑事の殺人の特命捜査を命じられる新米刑事ディ。巨大都市の圧倒的な闇に挑む刑事たちの苦闘の3日間。

美しく気高い娘コラを残して自殺した大公の遺書には、彼女の4人の男友達の一人がリュパンで、彼を頼るようにとあった。

パパは会社の罪をかぶって逃亡中。

童話作家の父を亡くした大学生の智永読が、火葬場で出会った少女・小日向しるし。

武士、庶民の区別なく、季節はめぐり、夏の陽光が江戸にふりそそぐ。

昭和40年代、太陽の歩みが今よりも遅くて、1日が十分に長かったあの頃。

どうして、僕は大学受験をするのだろう。

妖怪のＤＮＡを持つ存在、「妖人」。茶室「妖〓（き）庵」の主・洗足伊織は、すば抜けた美貌と洞察力を持つ妖人だ。

女性から熱い視線を注がれる、帝国大助教授の美青年。

「七人目」の脅威がいまだ残る六花の勇者たちは、ドズーの話から、テグネウの策略の一端を知る。

高校二年生の愛梨は、バイトの帰りに何者かに拉致される。

津軽海峡に浮かんだ刑事の死体。事件の裏には暴力団と謎の女。

大学を卒業し、新聞記者になった霧島涼。しかし理不尽と堕落が蔓延する毎日に、涼は苛立ちを隠せない。

12月のある日の午後。森野夜は雑木林の地面に横たわっていた。

空海を宿す魔神黒御所が、東北の地に現れた。なぜ空海が彼の地に?徐々に繙かれる空海の若き日の謎。

女優・中村美矢子は、土佐中村への一人旅の車窓から、河原で男が襲われる現場を目撃する。

現代のロンドン。自然史博物館でキュレーターを務めるビリー・ハロウは、人気の巨大ダイオウイカの標本を担当していた。

忽然と消えたダイオウイカの標本を求めてロンドンを彷徨うビリー・ハロウは、クラーケン神教会に保護される。

超情報化対策として、人造の脳葉〈電子葉〉の移植が義務化された2081年の日本・京都。

各国の傭兵たちの窓口となり陰でサポートする「傭兵代理店」。

隠居した深川の茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになった。

時間にだって、抗ってみせる―― 1992年秋、家の女性に代々受け継がれる手鏡を使って、未来を視ることができる千秋霞。

過去は変わらないはずだった―1992年夏、未来から来たという保彦と出会った中学2年の美雪は、旧校舎崩壊事故から彼を救うため10年後へ跳んだ。

捜査が難航している殺人事件の犯人を教えたり、ある人物の殺害を予言し的中させる手紙が何通も警視庁へ届いた。

かつて特殊部隊に所属していたハリーは“兄弟”とともにセキュリティ会社を共同経営する一方、暴力に苦しむ女性と子どもを密かに救出する活動をしていた。

鑑識不在の状況下、警備会社社長と真っ向勝負(「マックス号事件」)、売れっ子脚本家の自作自演を阻む決め手は(「失われた灯」)、斜陽の漫才コンビ解消、片翼飛行計画に待ったをかける(「相棒」)、フィギュアに絡む虚虚実実の駆け引き(「プロジェクトブルー」)…好評『

大病院の創設者である老婦人が、手術直前に絞殺された。エラリーの鋭敏なる頭脳は真犯人を指摘できるのか。

南極で気候調査をしていたNASAのチームが、氷の中から男の遺体を発見した。

九死に一生を得たリンは、南米大陸へとたどり着く。

大学の学食で、エリカは強烈な力を感じ取った。そして直後に、ひとりの学生が「胸が…苦しい」といって突然息絶えたのだった…。

浜名湖畔の料亭「花ずみ」。ある日、名女将の後を継いだ旬平から、妻の通子に奇妙な電話が入る。

頭を使うか、体を使うか…。妻の座と店の主導権をめぐって、二人の女は火花を散らす。