(短編集)

サイモン・アークの事件簿V



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初公開日(参考)2014年01月
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サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)

2014年01月29日 サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)

奇妙な事件の起こるとき、謎の男サイモン・アークは現れる。あるときはオカルト研究者、またあるときは私立探偵として……。8編を収録した、オカルト探偵圧巻の第5短編集。 (「BOOK」データベースより)




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No.3:
(3pt)

復刊を希望します

創元推理文庫では、絶版になってしまったので買いました。古本とは思えないほど傷、やけなどありませんでした。
サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)より
448820113X
No.2:
(4pt)

ひとときのお別れ

「サイモン・アークの事件簿」シリーズの第5弾にして最終巻。
 「闇の塔からの叫び」「呪われた裸女」「炙り殺された男の復讐」「シェイクスピアの直筆原稿」「海から戻ってきたミイラ」「パーク・アヴェニューに住む魔女」「砂漠で洪水を待つ箱船」「怖がらせの鈴」8篇が収められている。
 比較的初期から2001年のものまで。
 相変わらず刺激的な事件ばかり。怪しくて不可能でグロテスク。楽しい短編集だ。
 「シェイクスピアの直筆原稿」のラストが皮肉。
サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)より
448820113X
No.1:
(4pt)

未訳で残されたオカルト探偵譚18編も何時かは読めると信じてひたすら待ちましょう。

オカルト探偵「サイモン・アークの事件簿」の日本オリジナル傑作選集の現時点での最終第5巻です。2008年から刊行されて来た本シリーズも6年目の今年で遂にこれが最後の一冊となってしまいました。同文庫の「サム・ホーソーンの事件簿」は全6巻シリーズ全編完訳と今の時代では珍しいきっちりとした全集になっていますが、残念ながらオカルト探偵はそう上手くは行きませんでしたね。著者並びに訳者の傑作選が5冊も続くと残りは水準作ばかりとも考えられますが、著者の作品はどれもレベルの高い物ばかりなので全く心配はいらないと私は思っています。これで全61作中42編が文庫収録となりHMM紙掲載の「明日への旅」と未訳18編が残された訳ですが、あとがきで木村二郎氏が述べられている様に現時点では続巻の刊行は困難な模様です。でも過去には「カー短編集」が長い間を置いて復活した例もある事ですし、諦めないで望みだけは捨てずに何時かは読める日が来ると信じてひたすら待ちたいと思いますね。それから著者の他のキャラクターでは「怪盗ニック」と「レオポルド警部」の人気が高いですので、今後の新企画として刊行される事を期待したいですね。
『闇の塔からの叫び』約5万枚ものトランプ・カードがばらまかれた部屋で殺された作家の殺人動機とは何なのか?不可能犯罪物ではなく、犯人は余計な事をすれば却って注意を引きつけ手掛りを与えてしまう訳で(多分精神が狂っているせいでしょうが)、何が何でもオカルト色を出そうとした為にやや構成上の思慮を欠いた様に思います。『呪われた裸女』私立探偵稼業に手を染めたアークと私が依頼された事件で当然ながら怪奇性は薄いですが、何故か闇雲に服を脱ぐ女の謎と過去の殺人事件の意外な真相を巧く関連づけています。『炙り殺された男の復讐』久々に再会した‘私’の旧友ジムが無惨にも電柱につながれて魔女の様に焼き殺された。生前に新聞の発行をしたいと話していた彼の死後、不可解な事に編集人欄に彼の名前が書かれた新聞が無料で配られ始める。警察に監視されている駅のロッカーから身代金を奪うトリックが秀逸で犯人の意外性にも優れた中々の力作だと思いますね。『シェイクスピアの直筆原稿』シェイクスピアが自ら書いたという愛の詩集がアメリカに密輸された事で起きる2つの殺人事件の意外な真犯人を暴くアークの活躍。『海から戻ってきたミイラ』ブラジルのリオで見つかったエジプトのミイラの様な死体の謎に挑むアークが何故に犯人が面倒な処置を施したかの理由について合理的な答を推理してみせます。『パーク・アヴェニューに住む魔女』自他共に魔女と認める富豪の老女が亡き夫の弟に呪いをかけたという疑いが持たれている中、その当人の弟が私とアークに見守られている状況で謎の死を遂げる。不可能犯罪のトリックは機械的ながらも優れた物だと思いますが、ダイイング・メッセージは誤解を招かせる名前の偶然があまりにも作為的に過ぎていただけませんね。『砂漠で洪水を待つ箱舟』砂漠を旅する途中で洪水の脅威を警告するTV放送を観て箱舟を建造している男と出会った私とアークだったが、その後宿泊した近くのホテルで殺人が起きる。本書の中で一番スケールが大きく奇想天外な作品で、信じられない様な展開の連続に心底ぶっ魂げさせられた(よくぞこんな突拍子もない事を思いついたなあと感心する)滅多に読めない著者の会心作だと思いますね。『怖がらせの鈴』イギリスの兄夫婦の家に滞在している妹ヘレンが深夜に鳴り響いた鈴の音に目覚めて二人と共に向かった施錠状態の礼拝堂で男の刺殺死体を発見する。著者がお得意の密室殺人トリックと怪奇幻想趣味を融合させたシリーズの王道的な一編で、登場人物の一人語りで始まって珍しい事もあるものだなと思っていたら、それにはやっぱりちゃんと意味があったと最後に思い知らされる巧緻な企みに満ちた野心作です。
サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:サイモン・アークの事件簿V (創元推理文庫)より
448820113X



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