1591年冬。オスマン帝国の首都イスタンブルで、細密画師が殺された。

十二年ぶりに故郷トルコに戻った詩人Kaは、少女の連続自殺について記事を書くために地方都市カルスへ旅することになる。

著者の世界的評価を高めた一作、待望の邦訳! 17世紀、オスマン帝国で奴隷の身となったヴェネツィア人。

殺人罪で服役した黒人のアイク。

我らが主人公メヴルト・カラタシュは、12歳のときに故郷の村からイスタンブルに移り住む。

「ある日、一冊の本を読んで、ぼくの全人生が変わってしまった。

三十歳のケマルは一族の輸入会社の社長を務め、業績は上々だ。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。

聖遷暦1213年。偽りの平穏に満ちたエジプト。

大学生のジョーは、授業で身の回りの誰かの伝記を書くことになった。

高名な博物学者で牧師のサンダース師による世紀の大発見。

侍女のオブフレッドは、司令官の子供を産むために支給された道具にすぎなかった。

穏やかな引退生活を送る男のもとに、見知らぬ弁護士から手紙が届く。日記と500ポンドをあなたに遺した女性がいると。

すべてのページに驚きと感動があふれる、いまだかつてない短編集! ホームズがSFに? ベイカー街に住む偉大な探偵が遭遇した緑の血が飛び散る殺人事件の顛末を描くヒューゴー賞受賞作「翠色の習作」の他、空前絶後の想像力を駆使した、鬼才ゲイマンの魅

世界的ピアニストのライダーは、あるヨーロッパの町に降り立った。

1976年12月のボブ・マーリー暗殺未遂事件。

ロンドン警視庁のケイト・リンヴィル刑事は、父の惨殺現場となった生家の処分を決めたが、泊まった宿の娘アメリーが行方不明になる。

閉ざされた雪山、サナトリウムを改装した豪華ホテルを過去の因縁が襲う時。

人類がはじめて月を歩いた夏だった。父を知らず、母とも死別した僕は、唯一の血縁だった伯父を失う。

戦記ノンフィクションを専門に扱う古書ディーラーが、即売会で手にした一冊の詩集『時ありて』。

別荘の管理人ビルが大声を上げて指さしたものは、深い緑色の水の底でゆらめく人間の腕だった。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

「あなたの人生の物語」を映画化した「メッセージ」で、世界的にブレイクしたテッド・チャン。待望の最新作品集がついに刊行。

彼らに会いに来たのは、刑期を終えた女。 はたして〝約束〟は守られるのか――⁉ 一気読み必至の予測不能サスペンス。

海岸で発見された男性の死体。彼の死に隠された真相とは? 小さな町に起きた奇妙で複雑な事件に、刑事マシュー・ヴェンが挑む。

コペンハーゲンの私立探偵ゲーブリエル・プレストは、 元恋人の弁護士レイラから冤罪疑惑の調査を依頼される。

その女性はサマーハウスで首を吊っているのを発見された。

宇宙船ヴィクトリア号が連れ帰った“火星からきた男”は、第一次火星探検船で生まれ、火星に生き残った唯一の地球人だった。

ストックホルムで起きた、サッカー審判員撲殺事件。

工場の同僚に恋をし、デートに出かけた女性と、その家族の悲劇「セヘル」。

迷宮構造をもつ文書館を備えた、中世北イタリアの僧院で「ヨハネの黙示録」に従った連続殺人事件が。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

アンセル・パッカーの死刑執行まで12時間。

ウナギ取りの罠小屋の不可能殺人！ 「スウェーデンのディクスン・カー」、幻の名作 1960年代のスウェーデンに、こんな不可解な密室殺人が眠っていたとは……。

四国の山奥にある小さな村。そこには奇妙な仏像があり、大切に祀られていた。

本が、殺人鬼を狩る――！ 作中作に仕掛けられた秘密とは？　 巧緻に長けた異形の報復サスペンス！ 12歳のイヴは、連続殺人犯〈ナッシング・マン〉に家族を惨殺された。

東京の地下には地獄が眠っている。進化し続ける異才が放つ新時代のホラー。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。

人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件＜河内十人斬り＞をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。

1930年、ロンドン。名探偵レイチェル・サヴァナクには、黒い噂がつきまとっていた。

「死」は誰のものか? 医師に自死の幇助を求める元建築家の老人。 彼に致死薬を与えるべきか? 公開討論会での究極の議論。

高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫の刑事弁護士プルイットに疑いをかける。

英国カンブリア州に点在するストーンサークルで次々と焼死体が発見された。

ベロニカは全てを手にしていた。若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族。

1980年、フランスの哲学者、記号学者のロラン・バルトの交通事故死のニュースが世界をかけめぐった。

ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招待された。

東京、炎上。正義は、守れるのか。

かつて刑事ポーによって一人の男が刑務所送りにされた――カリスマシェフとして名声を誇ったジャレド・キートン。

南北戦争で両親を亡くした少女は兄の手で自分を虐待するおじ一家から助け出されたが、さらに残酷な外の世界を知る(「よくある西部の物語」)。

毎年恒例のくじ引きのために、村の皆々が広場へと集まった。子供たちは笑い、大人たちは静かにほほえむ。

第17回『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作は、サイコパス弁護士 vs. 頭を割って脳を盗む「脳泥棒」、最凶の殺し合い! すべては二十六年前、十五人以上もの被害者を出した、児童連続誘拐殺人事件に端を発していて……。

『オックスフォード連続殺人』に続く アルゼンチン発の傑作本格ミステリー 碩学の名探偵セルダム教授、再臨。

第6回世界文学賞（韓国）受賞! 僕は“リストラ”のコンサルタント。 ごく平凡なサラリーマンの殺し屋だ。