雪
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種別
長編
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評判
雪の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
雪の総合評価:
8.05/10点 レビュー 38件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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読み始めて最初に感じたのは、カフカの『城』みたいだ、ということだ。ある街を訪れた主人公が、出会う人たちにいろいろと言われて、翻弄される。Kaという名前も、『城』の主人公Kを彷彿とさせる。
読み進むに従って、いろいろな要素が入っている小説であることがわかってくる。欧化主義的近代化とイスラム主義との対立などの政治的要素が前面に出されている一方で、登場人物たちの恋愛もストーリーの重要な要素となっている。主人公が書いていく19編の詩も、大事な要素だ。詩自体は出てこず、そのタイトルしか明らかにされないが。
物語の語り手である「わたし」が誰なのか、が下巻途中で明らかになるのも、面白い仕掛けだ。
トルコの近代史を知っているとより楽しめると思う。下巻巻末の訳者あとがきがとても参考になる。399ページ後半から409ページ2行目までを、本書を読む前に読んでおくのが良いかもしれない。その範囲ならあまりネタバレにならない。