ベロニカは死ぬことにした



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 66件

    楽天平均点

    4.50pt ( 5max) / 6件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2001年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数2,155回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

    2003年03月31日 ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

    ベロニカは全てを手にしていた。若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族。でも彼女は幸せではなかった。何かが欠けていた。ある朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。だが目覚めると、そこは精神病院の中だった。自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、狂人たちと過ごすことになってしまったベロニカ。しかし、そんな彼女の中で何かが変わり、人生の秘密が姿を現そうとしていた―。全世界四五ヵ国、五〇〇万人以上が感動した大ベストセラー。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    ベロニカは死ぬことにしたの総合評価:8.00/10点レビュー 66件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.66:
    (5pt)

    芳醇と蘊情の特異点

    題名に、文学者にありがちな傾いた不謹慎な物語では、と思った。

    あと一週間しか生きられないとしたら?

    すべての装飾をなげうって、リンゴの芯のような研ぎ澄まされた自分のコアと向き合うだろう。
    巧みな言葉の運びに、
    サリンジャーかベルコールか、
    尖るような洗滌か或いは紡ぐような呟きのメタモルフォーゼのような
    言葉の温もりに埋もれていくのだろう。

    古いレコードに針を落とした時の、
    くぐもるような懐旧の匂いに、
    早くも心は濡れそぼつこととなりえるだろうか。

    そんな芳醇と蘊情の特異点が、
    散逸する日常埋没の忘却の迷霧を収束して、
    立錐の自明の表徴点へと、
    すとんと魂を置かれて全てが拓ける、
    そんな気持ちを味わうのだろう、と
    密かに、的矢した。

    レコードのくぐもるような懐旧を、
    この古い物語にも見つけて、
    無性に手繰り寄せながら
    展開の雲海に浸ろう。
    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
    4042750052
    No.65:
    (3pt)

    精神病院患者の内面が勉強になった

    知り合いの死にたがりが死んだ。ベンツ全損どろこじゃすまない迷惑をこうむった
    この本を読んで、ああそういうことだったのかと思うところがあった
    傷は今も痛む 何も変わらないが、教訓を得た感じがした
    素人に手に入る精神疾患の本を何百と読んでもわからなかったことだ
    いわゆる精神病院脱出ものねとはすにかまえていたら、ラストでほんわり
    アルケミストの作者だと知ってああ、と思った 
    何十とある精神病院のスーパーヒーローや脱出ものとは違う
    作者の人間性ゆえだろう
    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
    4042750052
    No.64:
    (4pt)

    なるほどなるほど

    序盤は読み進めるのが億劫な展開で、開けては閉じを繰り返していました。次第に狂気じみた精神世界を表現するものではないことが判り始め…成る程な結末でしたね。
    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
    4042750052
    No.63:
    (4pt)

    生きることに疲れた人への処方箋

    周囲に合わせすぎると病気になるよ、自分らしくあることが大切だよということがテーマの物語です。それは多く人が知っていることなのですが、登場人物を通してその大切さを疑似体験できるため、改めて自分らしくあることの大切さを実感することができます。小説の力や存在意義が再認識できる作品です。読んだ直後は心が温かくなり、誰かに紹介したくなるなど、手放しで評価しました。
     一方で、数日経つと、現実はそんなに甘くないなとか、出来過ぎた話だなとか、手放しの評価から一歩離れ、冷静になったり、作品の一部を疑問に思う自分もいましたので、星を一つ減らしました。
     とは言え、生きることに疲れた人への処方箋となりうるすばらしい作品です。
    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
    4042750052
    No.62:
    (4pt)

    普通とは?について考えたい誰かにオススメ。

    "彼女は、自分が全くもって普通だと信じていた。彼女の死にたいという選択の裏には、簡単な理由が二つあり、もしそれを説明するメモを残したら、多くの人が彼女に賛成してくれただろう。"1998年発行の本書は、現代で大きな問題となっている心の病の存在について、日常から問いかけてくる。

    個人的には、刺激的なタイトルと冒頭の魅力的な導入部分にひかれて本書を手にとったのですが。作中で自身も精神病院にいたことを語っている著者による【普通とは?異常とは?】について問いかけてくる本書からは、かって観た(&読んだ) 精神病院をなくし、地域で24時間開かれた地域精神保健を実現するまでの(所謂バザーリオ改革)過程が描かれているイタリアの映画『むかしMattoの町があった』を思い出したり、また比較して【世界の精神病床の約2割】にあたる約35万床もの精神病床を有する精神病院大国とも言われる日本の現状を知るキッカケを与えてくれました。

    また著者に関しては(訳者あとがきによると)精神世界の本と単純に分類されてしまうこともあるようですが、そういった批評もさておき。『アルケミスト』もそうでしたが、読みやすさと、その上で明確な答えを呈示するわけではなく【読み手自身に考えさせる】語り口を両立させているスタイルは、私としては割と物語としては好みだと感じました。

    心の病について、あるいは普通とは?について考えたい誰かにオススメ。
    ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)より
    4042750052



    その他、Amazon書評・レビューが 66件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク