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(短編集)
ぼっけえ、きょうてえ
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ぼっけえ、きょうてえの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全174件 61~80 4/9ページ
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すごい堪らない世界感!岡山産土着系エログロホラーの傑作です! | ||||
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表題作で、第六回日本ホラー小説大賞、本書で山本周五郎賞を受賞している、短編集だ。内容はホラー小説だが、文章は純文学である。一行開けがほとんどなく、文章がずっと繋がっている。にもかかわらず、シーンがテンポよく変わっていく。絵巻のような文章だ。 | ||||
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ぼっけえきょうてえ短い話が詰め込まれた短編集。 表紙、タイトルからして古き時代の和製ホラーということは想像がついたのですが、文体まで強い方言が使われているのは面食らいました。なので方言が原因でいまいち作品に入り込めなかったという経験をお持ちの方は避けた方がいいと思います。かくいう私も読んでいて世界観に入り込むまでだいぶ苦労しました。 いわゆるビックリ系ではなくじっとり系のホラー小説なのですが、読んでいて予想を超える怖さだとか、これからどうなってしまうんだろうというハラハラ感、そういったものは正直ありません。百物語を口頭で聞いて「へえ~怖いね」で終わるくらいのお手軽な恐怖感です。 率直に言えばストーリー的には☆2が妥当だと感じたのですが、そのストーリーを飾る文章力が非常に高く、その分を考慮しての☆3です。田園の広がる田舎の風景、すぐ隣まで漂ってきそうな血生臭さ、文章からリアルな情景が伝わってくるようでした。もっともそれを強く感じた『依って件の如し』がお気に入り。 | ||||
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方言による語りで恐怖を増幅されます 短編なのですがどの話も余韻が残る気味悪さがあり満足いく作品だと思います ホラー好きの方は読んでおいて損はありませんよ~ | ||||
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まさにホラーとエロスの融合といいましょうか。岩井志摩子さんの独特な感性と文章の面白さが詰まっていますね。文庫本でreasonableかつコンパクトで大満足です。 素晴らしい一冊です。間違いなく5つ星です。 | ||||
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怖いというより、気持ち悪い、かなあ。 背筋が凍るようなものを求めていた場合、少し味が違うものだと感じるかもしれない。 | ||||
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終止どす黒い霧のかかったような文面に救いのないラストがグッド! | ||||
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大好きな岩井志麻子さんの本。あっという間に読んでしまいました。 語り口調で書かれているので、いつもよりスーっと入りやすかった気がします。この方言が良かったのかも。 | ||||
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四つの短編が収録されている本作ですが、岡山県の方言で語られるのがなんと言っても最大の魅力かもしれません。しょっちゅうテレビドラマなんかで出てくる関西弁などとは違う方言は、聞き慣れないのになんだか懐かしいような不思議な響きです。 また文章も丁寧で、表現が霧の中を彷徨っているような不安になってくる表現が多いです。それぞれの主人公達は物語の中で人間ではない何かを見るのですが、それが霊なのか、幻なのかはあまりはっきりと断言されません。そこが単純な恐怖とは違い、ジワジワと這い上がってくるような不快さを読み手に与えます。 話の内容に関しても、その地域ごとの特徴や風俗に関してよく調べられているんだなとわかります。そのため読みごたえがあります。 こんな人におすすめ ・ちょっと胸糞悪い話が読みたい気分 ・方言で語られる物語を読みたい ・気味の悪い、嫌な奴。でもなんとなく気持ちがわかってしまう主人公の物語がいい 予断ですが、表題にもなっている「ぼっけぇ、きょうてぇ」が一番私の好みでした。語り部の女郎が気味の悪い女なのだけれど、どこか物悲しくてせつなく感じました。この話は外国でドラマ化されているようですよ。 | ||||
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東京MXでお馴染み、下ネタの志麻子さんの作品。 ほんとに作家だったんだー、と妙に感心。 内容はオリジナリティ満載、何が怖いって人間が一番怖いんだなと納得。 そして「オカイチョウ」連発の志麻子節も生きてます。 おすすめです。 | ||||
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デロリ・・・・・・ デロリ・・・・ デロリ・・ 表紙そのままの世界観が展開されています。 | ||||
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岩井志麻子さんの本は初めて読みました。 テレビで変なことばかり言ってるので一体どんな本を書いてるのかと思って、読んでみたら 本当にちゃんとした小説家なんですね、なかなか面白かったです。 | ||||
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間延びしたような岡山弁で 語られる物語。 何が怖いって、こんな話を書く 作者が一番怖いです。 | ||||
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祖手も恐ろしく、不思議な世界だった。引き込まれていった。グッド | ||||
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笑えます。 本書は、というより、岩井さんのする怖い話は、笑いが含まれています。 しかし、それによって恐怖が倍増しています。 喜劇を書きたければ、悲劇を書け。 悲劇を書きたければ、喜劇を書け。 かぼちゃスープの甘さを際立たせたければ、塩をちょっと入れる。みたいな。 そんなかんじです。 | ||||
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読んでいるうちはさくさくと読めるのですが、読み終わった後に内容を反芻していると、じわじわと背筋が寒くなってくるような感じでした。 後味が悪い話もあったりして、なお恐怖感を感じさせます。 女って怖いな、と改めて思いました。 | ||||
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怖い怖いというから読んでみましたが全然怖くありません。どこが怖いのでしょうか。さっぱり分かりません。評判はあてになりませんね。 ホラーとしては怖くありませんが、小説としてはかなり優れていると思います。時代背景や、当時の雰囲気が実に筆力ある文章で書かれていて、非常にに優れた作家だと思います。ただ、ホラー大賞にはふさわしくありません。 怖く無いからです。怖い怖いとオーバーに騒がないで欲しいです。 | ||||
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文章もうまく、話も安定感がある。 ただその安定感ゆえに、恐怖すら安定してしまっている。 オチに意外性はない。 恐怖とは不安定の中にこそ生まれるのかもしれない。 | ||||
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田舎・貧乏・エロ・ホラー。岡山弁で語られる、昔の田舎の怖い話につい読んでしまう。テレビで語る著者は強烈な人格で、本人を知らずに読んだほうがいいかも。 | ||||
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月並みだが、いつでも真に恐ろしきは人の生み出す「この世の地獄」。人そのものであります。 この、えぐるほどドスの効いた岡山弁の語り口調によって描かれる恐怖が突き付けるのは、人間という存在が、たった今、我々がよく知るこのような形になるまでに、一体、我々はいくつのおぞましい無知による野蛮を上辺では克服し、奥底に隠ぺいしてきたのか。そして、今も我々はそれらを抑圧し続けているのだろうか、ということである。 「全部。み〜んな剥ぎ取りゃあ、おまえさんもあたしみたいなもん。」、と語り部である「醜女」に添い寝されながら囁かれている気がする。悪寒がする。 | ||||
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