■スポンサードリンク


(短編集)

ぼっけえ、きょうてえ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ぼっけえ、きょうてえ
ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ぼっけえ、きょうてえの評価: 8.00/10点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(9pt)

ホラーというより不気味な昔話

語り口が岡山弁なせいか、お世辞にも裕福とは言いがたい田舎が舞台なせいか、「ホラーというよりもジジババが孫たちを怖がらせるために語っている昔話みたいだな」と思った。

ホラー要素だけでなくエロ要素や禁断の恋も盛り込んであるあたりがホラー作家でありエロオババンである岩井志麻子さんらしい。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
No.4:
(9pt)

『ぼっけえ、きょうてえ』 岩井志麻子

ギャオス!!!! 
怖くて夜便所に行けねぇ!!!!!

。。。 
あんまりいろいろ言うと
せっかくのギャオス感がなくなってしまうので
黙っておきます。

さくらちゃん
DOHYXH2J
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ぼっけえ、きょうてえの感想

ホラー大賞受賞作だけれどありきたりのホラーの内容ではなく、ミステリの味付けもした内容でとても面白かった。語り口の岡山弁の表現も効果的で雰囲気にピッタリ合い子供のころ大人から聞かされた昔話のような感じがした。
怖いのは物の怪でも怪異でもなく人の心と貧しい社会だという、そのリアリティが断然読む物に迫ってくる。応募作の「ぼっけえ、きょうてえ」の他に書き下ろしの三編が収められているがこの三編もすごい内容で、この人の筆力に
圧倒される。すべての物語が読み応えがありなんともいえない読後感を持つ。京極夏彦とはまた違う世界の話しだけれどこういった物語は好きだ。単にホラー小説と思って手に取らない人にはおススメしたい。人それぞれ違うだけれど
ある種の感銘は受ける物語と思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.2:
(7pt)

ぼっけえ、きょうてえの感想

表題作の不気味さが群を抜いている。岡山弁の語り口調も相まって幻想的であり情緒的。ミステリとしても読むこともできる。

水生
89I2I7TQ
No.1:
(7pt)

ぼっけえ、きょうてえの感想

ミステリーではなかったのですが、
ホラー文学と言いますか、不思議な魅力を味わえたのが良かった作品です。

内容は総じて不気味で「ぼっけえきょうてぇ」然り、
文章表現される岡山の方言が怪談の雰囲気を一層醸し出していました。

女郎が客に対して話しかける独り語りの構成ですが、
これもある種、怖いものに触れて
身動き取れなくなっている変な緊張感を味わえる不思議な仕掛けを感じます。

映像化された作品でもあり、
そちらはグロい表現を強調したものになっている模様です。
ただ、この文章の独特の雰囲気は小説ならではの魅力であり、
映像では違った所を制作陣の好みも相まって惹きだす結果になったのだと感じました。

表題作は40P台の短い小説ですが、
長編のごとく、とても濃いものを読んだ気持ちになりました。

egut
T4OQ1KM0

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!