龍臥亭事件
評判
龍臥亭事件の評価:
4.11/5点 レビュー 36件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1〜12 1/1ページ
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龍臥亭事件の評価:
4.11/5点 レビュー 36件。 A ランク
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疲れ果てて、やっとたどり着いたのは、以前はさぞかし立派だったであろうと思われる元旅館の龍臥亭。そして彼らがたどり着いた途端に、理解不能なとんでもない殺人事件が起きてしまう。そしてその後は怒涛の大量殺人がおきて・・。
岡山が舞台ということもあり、琴とか名前とかその他もろもろ最初から横溝テイスト、または横溝正史オマージュといった感じです。
冒頭から折にふれてでてくる実際に岡山で起きた「津山30人殺し」の犯人、都井については、実際と大分違って横溝正史の名作「八墓村」に出てくる脚色されたものだなあ、などと思って読み進めていると、どっこい、後半(下巻)になって本当に起きた事件がまるまる、まるで書き写しのような形で出ていてビックリ。そしてこの部分がとっても長いのだ。
確かにこの事件をキモとしているのでやむを得ないのだろうが、この津山事件の詳細というか実録に多くのページがさかれていることで、せっかくの本格ミステリーの謎解き部分が吹っ飛んだ感じもする。
もっと丁寧に最後の山場を堪能させてもらいたかったのに、ものすごいさらっと、そして駆け足で謎解きされた気がしたのは私だけだろうか。
結局、作者は、この作品で、八墓村に出てくる都井をモデルにした殺人鬼と実際の都井は違った、ということをどうしても言いたかったのだろうか?それとも、世間に津山事件をもっと知ってほしかったのか?
それにしても、なんだか不思議な作品になってしまったような気がする。