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濡れた心
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【この小説が収録されている参考書籍】
濡れた心の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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江戸川乱歩賞受賞作品。最初から最後までとても興味深い内容です。多少日焼けしていましたが、中古の割には表紙各ページともにきれいでした。 | ||||
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第4回 江戸川乱歩賞受賞作品。 女子高生 御厨典子に魅せられた、南方寿利は、愛を告白し相思相愛の仲となるのだが、典子は英語教師 野末兆介の執拗な誘惑に抗うことができない。母賎子、寿利、典子に想いを寄せる盾陸一、典子の親友小村トシが、彼女を護ろうと奔走するなか、野末の射殺死体が発見される。 ・・・ 乱歩賞選者のコメントにあるように、推理小説としてはいまいち。が、典子を中心に、男女問わず愛の虜になっていく様が、日記という形態をとって、実に巧みに描かれている。当時としては、女性の同性愛を男性作家が題材として扱っている点が、画期的だったのだろうとは思う。純愛と情欲のはざまでゆれる典子の心情が印象的。結果、典子に想いをよせる男女が、破滅的な行動にでるようになるんだが、ドロドロした、嫌な感じはしない。 文学よりの作品としてみた方がいいんだろうなぁ。 | ||||
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第四回江戸川乱歩賞受賞作。 女子高生の同性愛をテーマとした異色作です。 異色なのはテーマだけにとどまらない。 全編を通して、登場人物たちの日記と、刑事の手記だけで物語を進めるという構成。 登場人物が全員日記を書いてるなんて、昔の人はそんなに日記が好きだったのかと思ってしまった。 凝った構成だが、会話の羅列が続くなど、日記としてはいささか不自然。 銃の扱いにも疑問を感じた。 初めて銃を撃った人が、離れた場所から一発で被害者に命中させるなんて事は、まず不可能です。 刑事の銃や弾丸の管理も杜撰すぎます。 寄り添って立っている二人の人物に発砲し、片方を射殺するなんて事もしません。 普通は誤射を恐れて発砲をためらいます。 この作品は、あえて推理小説にする必要も無かったのではないかとも思います。 女子高生の同性愛というだけでも、それなりに読める物語になったのではないでしょうか。 ただ、こんな話を、いい年したおっさんがどんな顔をして書いたのかと想像してしまうと可笑しいですね。 | ||||
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全編が日記、手記という形で表現されていますが、 奇をてらった感は薄く、 むしろ、この形式でなければ描ききれなかったと感じます。 ストーリーは、三角にも四角にもなる恋愛・嫉妬・憎悪がお互いの日記でくっきりと形づくられ、いつしか、主人公たちそれぞれの性格が理解できるようになるのです。 話中で起きる殺人事件の捜査にあたる刑事もまた、日記の一つを書き、心理を吐露します。 話は単なる愛憎劇に終らず、我々読者は ミステリーの輪の中に組み込まれていたことに 気づかされる。それも、始めから。 | ||||
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全編が日記、手記という形で表現されていますが、 奇をてらった感は薄く、 むしろ、この形式でなければ描ききれなかったと感じます。 ストーリーは、三角にも四角にもなる恋愛・嫉妬・憎悪がお互いの日記でくっきりと形づくられ、 いつしか、主人公たちそれぞれの性格が理解できるようになるのです。 話中で起きる殺人事件の捜査にあたる刑事もまた、日記の一つを書き、心理を吐露します。 話は単なる愛憎劇に終らず、我々読者は ミステリーの輪の中に組み込まれていたことに 気づかされる。それも、始めから。 | ||||
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