■スポンサードリンク
(短編集)
medium 霊媒探偵城塚翡翠
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
medium 霊媒探偵城塚翡翠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全375件 361~375 19/19ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1~3話は、萌え&オカルトの小粒なミステリーだなあと、なんだよこの陳腐な動機はと、読むのをやめようかと思ったのですが、第4話でなにもかもがひっくり返って驚きました。途中であきらめず、第4話まで読んでください! 1~3話の小粒さも、どんでん返しのために必須だったのでしょう。再読必死です。 1~3話の構成要素 ・萌え 75% ・オカルト 25% ・謎解き 10% 4話の構成要素 ・どんでんがえし 40% ・蔑み 60% 美女にハイヒールで踏みつけにされるのが好きな方におすすめです。ハァハァ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この方の作品を読むのは初めてで、レビューやSNSで大絶賛されていたので購入しました……が、推理小説が好きで色々な推理小説をよく読む人(または二時間サスペンスでテレビ欄を見て犯人を予想する人)は、タイトルとあらすじを見て犯人の目星がつくのではないでしょうか? 読み始めて暫くして「あぁー……やっぱり、そうなる?」となり、第一話のインタールードを目にして目星が確信へと……。『このトリックは本物です』や『覆される快感』『大どんでん返し!』等と称賛の嵐だったので、まさかこんな推理小説の定石通りでは終わらないだろうと期待をして読み進めていけば、段々と嫌な予感が……まさかまさかの期待を裏切ってくれないまま終了……。 “霊視”で知り得た現象・犯人を伝えて推理をしていくのですが、どの事件もどこかで読んだ、見たようなトリックと動機で真新しさがありません。一話に割けるページ数と登場人物が少ないのですぐに犯人もトリックも分かります。(今作の根底はそこには無いと思いますが……)最後に期待した大どんでん返しも無いまま……肩透かしを食らいました。 それに、“彼女”のキャラクターですが、某ゲームの紫髪の(自称)後輩系デビルヒロインを彷彿とさせます……性格と言動、口調が……嫌いではないですが、ここまで似てると……違うとは思うけれど、あのキャラをイメージしてる? となってしまいました。 全体のストーリーは悪くはないので、ミステリ小説ではなく、ライトノベル感覚で読めば星4でしたが、如何せん過剰な宣伝にミステリ小説としての期待値を上げてしまったので、その分の落差が……。『令和元年最驚の謎』と過剰な宣伝文句が書かれた帯とレビューを見ずに、この作品と出会っておきたかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めてから、このシリーズは続けてほしいなと思いました。有栖川有栖さんの「濱地健三郎の霊なる事件簿」と最初の設定は似ています。霊からヒントを得て、でもそれだと証拠にはならないので、そこに結び付けて推理を進めていく。濱地健三郎の~方も続編を期待していますが、medium 霊媒探偵城塚翡翠を読み終わったときに、これは続編は不可能と確信しました。少なくとも今の登場人物では。ネタバレにならないように書くのは難しいですが、いきなりの展開に、それはアンフェアでは?とがっかりしました。でもそのあとさらにそれをひっくりかえしたラストが待っていて、そうきたか・・・!読み応えありました。特に最後の謎解きや、立場がどんどん変わっていくところが。面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年は本格ミステリが豊作だと聞いて久しぶりに手を伸ばしてみた。 これはいい、何より翡翠ちゃんがかわいい、表紙絵最高!! 前評判で最終話に驚きがあることはわかっていたけど、それを超えてきた感じでラストは衝撃で読んでいてニヤニヤした。 早く続編出ないかね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4つの短編をおさめた連絡短編集です。 正直言って、第1話を読んだ時点で、たいしたことはないな、という印象でした。 ネタバレになってしまうので、ほとんどなにも書けないのですが、とにかく、期待に反して見掛け倒し、と感じたものでした。 また、インターバルで、連続殺人鬼のエピソードが描かれていますが、途中で犯人の見当もつきました。 ですから、個人的な評価はかなり低かったのです。 しかし、最後の第4話でみごとにどんでん返しを食らわされました。 いやあ、まいった、まいった。 やっぱり相沢沙呼はただものではない。 と、とってつけたように持ちあげておきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
内容は比較的面白かった。 それより何より、途中からなんとなく、最後まで読んで確信的に、海外のとあるミステリ小説を彷彿させる設定や台詞が出てきたことに感銘を受けた。 純粋にミステリ小説を楽しめた満足感から、星5です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おすすめで出てきたんで読んでみました。ハッピーエンドが好きなので、読んでいくうちに嫌な予感がプンプン。 探偵といっしょに最後泣きたかった。この作家さんの本はこれしか読んでない。ちょっとラノベっぽいところがあるのが気になりました。らのべっぽいミステリの中では面白い方じゃないかな。とがったところはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
相沢沙呼が描く代表的なヒロインといえば「マツリカ」だろう。男を屁とも思わず自分の才能と美貌を当然のごとくあるものとして受け入れる。その前では男はただうろうろするか、なんとか気に入ってもらえるように東奔西走する。 ところが、同じ作者が描く本書のヒロイン・霊媒師の城塚翡翠はそれとはまったく違う。弱々しくて世間知らず、自分の美貌に無自覚で天然。どうにも違和感がぬぐえなかった。そんな翡翠が推理作家の香月と組んで殺人事件を解決していく。霊媒師が見た霊の様子と作家の推理をつなげて警察にアドバイスする。いくつもの殺人事件を解決!、って相沢沙呼らしくない。「マツリカ」っぽさがかけらもない。ところが、これがすでに伏線であることに最後に気がつく。 ほとんどは作家の香月の視点で描かれる。だから、男の視線が女性に対してどれほど嫌らしく動いていくが、執拗に描かれる。ここは「マツリカ」と同じ。本当に男はしようもないなあと思わされ、そのしようのなさが最後に足下をすくう結果となる。ところどろろに挟まれる、シリアルキラーの視点も最後につながっていく。 考えてみればわかることだ。どんな女性でも自分のストロングポイントというものを理解している。それh男心をくすぐる声や仕草であったり、化粧の仕方や髪型であったり、あるいはプロポーションや頭脳であったりする。無自覚というのはほとんどあり得ない。翡翠から感じる違和感はそれ自体がトリックだった。読者として作者にだまされたと知ったとき、私は「本当に男はしようもないなあ」とため息をついた。反省しよう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここ数年の国内ミステリーの中でも屈指の驚愕作! とくに、後半の展開は圧巻。 この本の上に、小説の神様、いや、ミステリーの神様が降りてきたことを確信する。 私の中で、この本の位置は、カーの「火刑法廷」と肩を並べる。 間違いなく、イリュージョン級の傑作! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こわい、かわいい…その後の彼 彼女を知りたいとも思うし、このまま自分の中に置いておきたいとも思った | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感情移入の方向によっては後味が悪く、「すべてが伏線」ではあっても、「すべての伏線を拾っても、理詰めでは真相(各事件のことではありません)に辿り着けない。ただし直感で何が怪しいかはすぐわかる」のが残念ではあるが、各話での事件の処理と最終話での再処理については、本当に頭が下がる。 期待した通りの展開で嬉しかった、というのもあるが、作者はシリーズ化も視野に入れているようなので、2作目はまた違った手法で、凝ったミステリーを創って欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「マツリカ・マトリョシカ」から更なる進化を遂げ、いよいよジュブナイルという尻尾も切り離した本格ミステリ。 ただ、書店員さんが絶賛したプルーフと決定稿が明らかに異なる為、SNSで見られる評価と単行本を読んでの印象が真逆とも言える状況になっているのはどうかと... 明らかに相沢カラーが強いだろうプルーフも読んでみたいものですが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一口に「本格ミステリ」と言っても、その定義は様々で論戦になったりするほどです。論理重視の方もいれば、どんでん返し重視の方もいます。特殊設定のいわゆる「変格ミステリ」がお好きな方も、キャラクターやリーダビリティ重視の方もおられます。そんな本格ミステリファンに広く読んでいただきたい逸品です。四話からなる連作集としても理想的でした。とんでもない球種ですが、ストライクゾーンは広めなので、ゆめゆめ見逃すことなかれ! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
午前零時のサンドリヨンから筆者の作品を読んでいますが、これまでの「多感な年代のありふれた日常の謎」から離れてつつも、良い意味で過去の作品の臭いを感じます。相沢さんの過去の作品を知るひとは、ニヤリとしながらも騙されるでしょう。もちろん、他の作品を知らない人も楽しめるでしょう。筆者のTwitterでの呟きにハラハラしましたが、待ってて良かった!(ふともも万歳! > 昔からのファンと筆者に) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作り込まれた作品で、宣伝文句にあるように終盤に意外な展開があるのですが、前例がないわけでは全くなく、むしろ最近の若手が書くミステリに類似の例があるパターンではあります(少なくとも二つ、類例が思いつきます)。細部まで作り込まれた論理とキャラクターの良さこそがこの作品の美点で、私は「すべてが伏線」だの「どんでん返しがすごい」だの過剰な文句のせいでハードルが上がりきってしまい、終盤の展開に「ああ、結局これか」と落胆してしまいました。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!