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(短編集)
medium 霊媒探偵城塚翡翠
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medium 霊媒探偵城塚翡翠の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全375件 241~260 13/19ページ
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本作品の著者は、デビュー作「午前零時のサンドリヨン」を読んで、期待できる作家だと感じていました。 特に、マジシャンでもあるというプロフィールで、亡くなったミステリ作家のことを思い浮かべました。 それは「泡坂妻夫」です。著者とは作風は全く異なりますが、この作家も、マジシャンでした。 ミステリとマジックには、ある共通点があって、その共通点を活かすと、優れたミステリ小説になる、ということを実証した方です。 泡坂妻夫は、日本を代表するミステリ作家の一人です。 私が、本作品の著者に期待したのは、そのマジックとの関連部分で、泡坂妻夫のように、優れたミステリの傑作を生み出してくれたら、というものでした。 本作品は、その期待に見事に応じてくれた傑作だと思います。 物語は、4話に分かれていて、男性ミステリ作家の香月史郎が、霊視によって、犯人を当てられるという城塚翡翠という女性と知り合い、難事件を解決していくというもの。 翡翠の犯人当ては、証拠の部分が弱いので、香月が、「推理」で固めて、解決に導いていく。 ところが、この作品世界では、連続死体遺棄事件が進行中だった…。 各話の目次をみると、想像がつくのですが、最終話になって、いよいよ、二人が連続死体遺棄事件と向き合うことになる。 ミステリの醍醐味は、「見事な推理力」と「意外な真相」ですが、この最終話は、その面白さを存分に楽しむことができます。 しかも、期待したマジックとの共通点から導かれる手法を用いて、極めて効果的な展開になっていました。 さて、では肝心の著者は、泡坂妻夫のことをどう思っているのだろう? じつは、物語の最後の方で、「泡坂妻夫を意識して作品づくりをした」と確信させる部分がありました。 泡坂妻夫の作品がお好きな方なら、ピンとくるはず。 これ以上は、ネタを明かすことになるので、書けませんが。 自分の期待に十分に応えていて、他の方にも自信を持って薦められる作品として、満点にしました。 | ||||
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人に不快感を与えてしまうレビューかもしれないため先に明記しておきますがここに書いたのは私個人の意見です。また、本を評価する方法は人によって異なると思います。さらーっとこのレビューをお読みください! 本屋で平積みで売られていたため気になり購入しました。(表紙のデザインがおっさんが買うにはつらかったんで(笑))私は一度よんだら読み返さない人間なのでその一回よんだ感想を書きます。 結論ファーストで書かせていただくと私はあまり内容がおもしろいとは感じられませんでした。 以下、ネタバレを若干含みます。 良い点 内容は4話構成になっており、最終話をのぞけば順序を考えずに読むこともでき、ミステリーとしてはあっさりと読むことができます。また、ミステリーとして重要な謎解きがかなりわかりやすいように工夫して書かれています。 悪い点 肝心の謎解きが物語の構成上、強引な部分もあり読み手によっては読むことがつらく感じます。また、最終話での謎解きにもやや強引であると感じられるところがあり、(私にとっては)素直に納得しずらいところがありました。 大胆に評価をしてしまえばドラマの脚本のようで初心者にはよみやすいが、ある程度ミステリになれた人には退屈に感じる作品かもしれません。個人的にはソフトカバー化してから買うことをお勧めします。 以上、異常なほど辛口な評価でした。 | ||||
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medium 霊媒探偵城塚翡翠。 最近はもっぱら本屋大賞の入賞作品を読み漁っているのですが、 この作品。 所見はなんとなくライトノベルな感じがしていたのですが、最後まで読み切った時の驚愕は本当に久々に感じたほどのものでした!! 今回のような驚きは、東野圭吾の「悪意」を読んだ時以来のものでした。 この作品は本当に読んでみて良かった!! 読書が好きな方は是非ともお勧めしたい一冊です。 | ||||
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全体的な構成としてはよく出来た作品と言ってもいいかもしれないけど、各章における謎解きがありきたり過ぎるのでけっこう退屈な時間が多かったです。一応、クライマックスでどんでん返し的な要素はあるんですが、それまでの謎解きの歯切れの悪さだったり、序盤中盤における香月史郎と城塚翡翠という主要キャラクターの魅力の無さを考えるとなんとなく展開が予想できてしまいます。 | ||||
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恐らく作者の方は大変な苦労をしたのではないかと思う。ひとつの話の中で、二通りの解法を考えなければならなかったからだ。矛盾が生じないようにつじつまを会わせた力量は素晴らしい。短編ひとつ書くだけでもかなり体力使ったのではないだろうか。 それはそれとして、最近の日本産ミステリ、この本だけではなく「屍人荘の殺人」「紅蓮館の殺人」もそうなのだが、出てくる女性の描写が「ビブリア古書店」の栞子クローンばかりなのが気になる(この本は最後になって実は違うのが分かる)。なんというか昔のPCゲームを見せられている気分で、今どきのマンガやライトノベルでもあまり出てこないタイプのキャラクターだ。正直古臭い。国産のエンタメでミステリ界が一番情報感度が低いのではなかろうか。そのあたりの古さが気にならない人には激しくオススメの本である。 | ||||
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面白い ここまで伏線を張り巡らせた作品を書き上げた著者に感動すら覚えます 作品自体は文句なく面白いんです ですけど・・・ すいません どうしても翡翠が作者の自己投影に見えてしまいます 作者の美少女化願望みたいなものが見えてしまって一抹の気色悪さを感じてしまいます 作者さんのことは調べず読むべきですね | ||||
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すごく面白いです! | ||||
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何もかもが自分には合わなかった。読んだ後の後悔だけが残った。 推理のネタバラシでも驚きは無かったけど、それ以前に探偵さんが無理。 使う言葉も汚いし、自分に酔っている感が凄い。厨二病?いきなり自分を奇術師とか言い出す始末。 それとなんかホームズの名前をちょくちょく出してきているけれど、この探偵がホームズに匹敵することは私の中ではまずありえない。そもそもこの探偵程度でホームズの名前を出さないでほしい。 これを大賞に選ぶ理由がわからない。 | ||||
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面白かった | ||||
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なんか辛辣な評価が上位に来てますけど、十分面白いのでおすすめです!最終章以外あんまり面白くないですが、ちゃんと理由があるので納得。あ、でも最初から面白く書いた上での最終章の展開だったら神小説でしたね | ||||
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ネタバレはしていませんが、未読の人は読まない方がいいかと思います。 私は特別ミステリー小説ばかり読んでる訳ではなく、むしろ普段はラノベや恋愛小説を読んでる人種ですが、インタールードの1を読んだ時点で犯人の目星が付いてしまいました。 それはインタールードに犯人の名前が書かれていたのを、名前を記してもいい人なんだと思ってすぐピンと来たのと、1番犯人で驚くのは誰かを考えてのことでした。 まあ、確信ではなく、予想が外れて大どんでん返しがあることを期待してたのですが…。 ほんと3話目までの犯人も全て当たっていたのでまさかなぁ?と思いつつ読んだのですが、私はストーリーの先を読むのが好きなので、そういう人はすぐ分かるんじゃないでしょうか? 文体は読みやすくて簡単なので読むのが暇つぶしには最適かと思います。 最近読んだミステリーで予想が外れまくったのが屍人荘の殺人だったので、そのくらい予想出来ないストーリーを期待したのが良くなかったのかな? はっきり言って屍人荘はミステリーの定石なんてなくて、まさに予想外だったので読んでてワクワクしました。 | ||||
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いろいろ突っ込みどころがある中でどうしても1番ツッコミたいのは、上半身のセーラー服の裾が捲れているという場面。 ここで、臍が見えているという描写があったが、読んでいて非常に違和感があった。 女性の臍の位置は、一般的にウエストのくびれよりも下側にある(男性とは少し位置が異なる)。またセーラー服のみならず学校制服のスカートは、くびれの位置で履くものである。 よって制服のスカートを通常通り身につけている場合、臍はスカートの内部に位置する。たとえ上半身が裸だろうと、スカートががっつり上まで捲れ上がっている場合を除けば、臍が見えることは基本無い。 チアリーディングで臍が見えるデザインのユニホームもあるが、それは敢えて見えるようなデザインにしているためであり、通常の学校制服とは性質が異なるものである。 本書は複数受賞している話題の本、ということで久々にハードカバー本を買い、わくわくしながら読んだ。 すると1/4くらい読んだところでオチが読め、がっかりして読むのをやめようとしたものの、本の価格を思い出してなんとか読了。話の構成は悪くないとは思うものの、正直なところ爽快感がなかった。言葉の選び方が大きいか。ミステリだけど、良くも悪くもラノベ。 本書が賛否両論なのは、受賞&宣伝文句により高められまくった期待値と、内容との間に差が大きいからだと思った。 | ||||
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若干,ネタバレ注意です. 結論から書きますと,この本は,人物に感情移入することが好きな方には,オススメです. というのも,ミステリーとして,事件やその解決のみを重視する方には,見えてこない伏線があるからです. 否定的なレビューがあるから避ける,というのはもったいないです. このレビューを見て,ほんの少しでも興味が出たら,ぜひこの本を手にとってみてください. 以下,具体的なレビュー. まず,この本のレビューに関して,以下のような辛口のレビューがあります. 1.展開に意外性がない 2.ヒロインである翡翠が(特に終盤)不快である 上記のレビューについて,個人的な所感を書きます. 1.展開の意外性がない ミステリー好きにとっては,オチの予想がつくというレビューもありました. しかし,個人的には,終盤の展開は衝撃を受けました. 詳しくは,ネタバレになるので語れませんが,主人公とヒロインの本当の「顔」について,種明かしがあります. また,この部分は,次のレビューに関連してきます. 2.ヒロインである翡翠が(特に終盤)不快である 作中翡翠は,男性が理想的だと考える女性を具現化したような存在として描かれています. 精緻な人形のような美しい外見に対して,喜んだり,すねたりといった感情が,素直に表にでてしまう子供っぽい一面も併せ持っています. いわゆるギャップ萌えというもので,主人公と同様,自分も読んでいて翡翠の魅力に魅かれていきました. それゆえに,終盤の種明かしでは,衝撃を受け,読んでいてつらくなるほどでした. 恐らくは,その部分に,不快感を示す読者もいるのだと思います. しかし,そこをグッとこらえて,最後まで読み切ってほしいです. そして,読み終わった後,内容を振り返ってみて下さい. そこで,ふと気づくことがあります. もし,翡翠の「種明かし」の内容がすべて真実なのだとすると,説明がつかないことが多々あるということです. 例えば,彼女が駅で不良に絡まれるシーンがあります. そこで彼女は,過去にその不良の被害にあった女性のことで激しく彼らに抗議をしました. 面識のない相手に対して,知るはずのないことを,です. また,彼女が犯人のアジトに連れ込まれた際に,彼女はそこで起きた悲劇を感じ取り,怯えていました. もしかしたら,彼女が警察から何らかの情報を得ていて,それらはすべて芝居だったと考えるかもしれません. しかし,そのような機密情報を,例えば,不良に簡単に打ち明けたりするでしょうか. また,犯人のアジトを警察がつかんでいたのなら,翡翠が危険な目に合わずとも,警察がそこで張り込んでいればよかったのではないでしょうか. ミステリーとして,事件やその解決方法のみに着目すると,確かに意外性はないのかもしれません. しかし,この本は,事件に対してのみではなく,城塚翡翠という人物の本当の姿を考察するための伏線も,張り巡らされています. 思いっきり翡翠のことを好きになって,衝撃を受けて,そして最後に本当の彼女について考えてみてください. 翡翠の種明かしを鵜吞みにしないで,彼女が持つ異能の力や,主人公に向けていた思いが,本物であったのか考えてみて下さい. 最後に,作中に登場した,お気に入りのセリフで締めます. 「人間は,自ら謎を解いたり,秘密を見つけたりすると,愚かにもそこにそれ以上の謎や秘密があるとは考えないものなのです」 城塚翡翠 | ||||
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前半の霊媒を用いて論理を組み立てる推理がマンガのようで非常にワクワクした。そして怒涛の後半。解決編というだけでは飽きたらない快感を得られた気がする。 | ||||
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殺人事件の推理がどうのこうのよりも、そっちのほうがショックだよ!! | ||||
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このミス1位だったので購入しましたが、しょっぱなから安っぽくてこのまま読み進めるか迷ってコメントを見に来ました。 「美少女」「人形のような」霊媒師、もう何十人目だろ、この設定のヒロイン……。 物書きがワトソン。 ミステリとして筋が良ければ、美少女と冴えない文系男子の組み合わせでもいいんです。 ミステリの筋がそう大胆でもないのに、もう古めかしいと言うばかりのキャラ設定は飽き飽きしてくるな | ||||
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スっごく面白かった! | ||||
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すごい面白いです! 霊媒探偵とゆうタイトルに引かれ購入したんですが、読んでみてゾクゾクしちゃいました♪ | ||||
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とても綺麗で満足。 | ||||
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冒頭からどうも落ち着かない文体に身をよじりながら読み進める。この直前に巨匠筒井康隆の純文学「聖痕」を読んだせいだろうかどうも文章が稚拙に感じてしまう。相沢沙呼は初めて読むが売れっ子作家と聞いている。この文体に妙な気張りが見え隠れするのはどうしてだろう。 そうか、これは今村昌弘の『屍人荘の殺人』(シリーズ)に対する挑戦なのだ。作者が”負けるものか”と気張って創作したに違いない。終盤にはっきり書いてあるではないか「特殊設定ミステリも流行ってますからねぇ」と。今映像化したら確実に浜辺美波がキャスティングされるであろう城塚翡翠のキャラ設定も、実際『屍人荘の殺人』で浜辺美波が演じた剣崎比留子にかぶる。ヒロインのキャラ設定のみならず、大きな事件への流れの中で3つのそれぞれ完結ストーリーが配されている構成は映像化=テレビドラマ化を完全に視野に置いたのもだろう。「特殊設定ミステリ」と見せかけて「本格ミステリー」と、自身の「本格ミステリーの謎解き」を上位にすえたつもりだろうが、いやいや結構中盤ぐらいで真犯人は想像ついてしまいますから。しかも一番長い最終章が全く場面転換なく登場人物が固定されたままで、長々と前3話の謎解きに終始するのはどうでしょう。「どうですか僕の考えた素晴らしい謎解きのアイディアは」と延々と作者が演説しているようで、読者としてはたまらない。 といいながら結構面白かったですよ。 | ||||
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