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(短編集)
medium 霊媒探偵城塚翡翠
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medium 霊媒探偵城塚翡翠の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全384件 321~340 17/20ページ
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| 帯の謳い文句に偽りなく、最終章を一気に読み進めたくなる完成度の高さに痺れました。人に薦めたくなる作品です。 私はミステリは月に1冊読むかどうかぐらいで、犯人やトリックを当ててやろうとがっつり意気込んで読むほうでは無いですが、 それぐらいに気軽に楽しみたいと思い読みはじめる方が一番ドツボにハマると思います。 霊媒という超常が絡んできますが、そのルールはしっかり説明されますので、主人公の香月視点で推理しながら読み進めていくと世界観に没入できると思います。 終盤で、ある名探偵の名言が引用されるのですが、そこで本書と最終章のタイトルに隠された意味に気づき唸らされました。 | ||||
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| 知り合いに勧められて読んだ作品だ。この作品は短編集で最初の数話は軽いミステリー、そして最後は鮮やかな伏線回収、と。ミステリーにありがちな設定ではあるが、しかし面白い。特に自分は「頭の悪い読者」であるから、最後の「読者」を煽り立てるような展開はスミマセンデシタと思いながら読んでいた。特に細かな伏線の配置には気が付いてなかった。それに、さっさと読んで謎を「消費」したいと考えていた私に刺さった。 だが、トリックのほとんどを理解できなかった私も、この作品の大まかな構造はすぐにわかった。これは、作者の文章力が問題ではないか。そもそも翡翠というキャラクターが、「童貞を殺す女」なのだ。こういう言い方は好ましくないが、このミスをとるような作家がこんな女性像を書くこと自体が不自然に思える。この「童貞を殺す女」は概ね女性ウケの悪い存在だ。だからこそ、この女性を書くことに違和感を覚えるだろう。さらに、主人公の男性も殺人現場を見て驚いていなかったりすることなど、細かな違和感が流れ込んでくる。これは書き方の問題もあるのではないか。もう少し落ち着いた文体で書けば、小説の技術力というくだらないことから、メタ的に推理されることはなかっただろうにと考えてしまう。ある程度は計算した文章の下手さなのだろうが、それでも少しひどい ただ、内容と試みは面白かった。 | ||||
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| 最後は一気に読み切ってしまいました。 最初から最後まで飽きる事無く楽しく読めます。 | ||||
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| 午前零時のサンドリヨンから読んでいると、色々な意味でびっくりする作品。 ミステリの傑作を勧めるときは、「ま、わりと楽しめるよ」と少し、こちらのテンションを 落とすのが礼儀で、間違っても「これは傑作だよ、最後はずっと、うおーー、と叫びながら 読んでいた」なんていってはいけない。 | ||||
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| ここまで絶賛されるほどの何かがあるんだろうなぁと期待しながら読み始め、あれれ?これはオチが随分と分かりやすいなぁ…と思いつつも話が面白いし読みやすいからまぁいいかと読み進め、最後に騙されました。なるほど、片方に気をとられているうちにもう片方に騙されるんだなぁ、と実感。なかなか面白かったです。 | ||||
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| 表紙が良いですね。 カバーイラストを担当された、イラストレーターさんが好きだったので購入しました。 綾辻行人さんの本の表紙なども描かれていますよね。 さて、中身に関してですが 半分を過ぎる頃まで読み進めたところまでは、普通につまらない安っぽい推理小説でガッカリしていました。 文章に関しても、読みやすいというか頭に浮かびやすい表現でもなく、何となくくどいようで少し読み進めるのが作業的で面倒くさかったです。 最終章で、散りばめられたネタバラシとフラグ回収になるわけですが、序盤から中盤があまりにも退屈すぎて読み手として完全にスタミナ切れで、驚く感情が出てきませんでした。 最終章のネタバラシは惰性で読んでいた形ですね。 この表紙はズルいですね。表紙負けです。 次回作に期待します。 | ||||
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| 面白く読めましたが、この作品が「このミス」と「本格ミステリベスト10」で1位というのは、ちょっと疑問を感じます。、読む側の世代交代なんでしょうか。私は47歳で、35年程本格ミステリを読んできましたが、それほど話題になるような作品とは思えませんでした。決して悪くはないのですが。お金出して読むなら今村昌弘さんの『魔眼の匣の殺人』のほうをお勧めします。個人的にはこちらがベストです。 | ||||
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| 殺人事件が起きたら警察の刑事が捜査するのが普通。それが何時のころからか私立探偵が登場し、主役の座を奪 っている。その後、物理学や数学の教授だったり推理作家或いは普通のサラリーマンだったりする。本書では何と 霊媒師と作家のコンビである。 オカルトとミステリーの組み合わせなんて成立するんだろうか?犯人が分かりましたとか、霊のお告げがありま したでは証拠にならない。それをどの様に物的証拠または犯人の自白に追い込むのか。理論構築が迫力ある筆致で 読者に迫る。そう来たか!と唸らせるところがいい。 繊細な筆致でヒロイン・城塚翡翠の人間像を描き上げている、と同時に物語の流れがスムーズで読みやすい作品 でした。 | ||||
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| メディアで大絶賛されていたので購入。普段本格ミステリを読み慣れてる人からしたらちょっとうーーん、、な感じかもしれないです。3分の2くらいまでは民放ドラマでもありそーな内容。ミステリ好きな人には途中で犯人がわかってしまうとおもいます。 たしかにラストはどんでん返し&伏線回収かもしれないけれど、うわー!すげー!ってほどでもなかったし、台詞回し等ちょっとキャラの魅力に欠けるような。最後の解決部分はだらだら長ったらしくてスマートではないような気もしたし。 ミステリ初心者や普段読書をしないような若い世代の人たちには受けるのかな。 映画化して魅力的な俳優をそろえたらそこそこ話題にはなりそうだけども(笑) | ||||
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| 本の帯を見て購入しましたが、3話までは退屈な事件ばかりで何回も寝落ちしました。 4話は話のテンポが良くなって面白かった。ミステリーを読み慣れてる人にはかなり物足りない作品だと思います。 | ||||
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| 最後のどんでん返しにしっかり騙されました。お見事!! | ||||
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| 各話ごとの謎解きは動機もトリックもつまらなくて「はー」という感じ、その上ヒロインのキャラが気持ち悪すぎて読み進めるのが苦痛だった。最終章で何かが起こるとわかってなかったら途中で読むのやめてたレベル。そこまで計算してるのはわかるけど最後まで読んでもらわなかったら意味ない気もする。作者を知ってる人なら「この人なら何かやってくれる」と期待して読むでしょうけど。すべてが伏線でちゃんとしてある(らしい)のはいいけど、最後の説明が続きすぎて一方的に種明かしの台詞が続くのでそこも疲れて斜め読みしました。 | ||||
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| 書店の店員さんが凄くお薦めしていたので信用して読んでみました。 「どんでん返しがある」「予想もつかないラストが待っている」と煽られてワクワクして読み始めたのですが… 私には浅くて軽いミステリーに感じました。 ミステリー好きなら途中で気付いてしまうと思います。あの連続殺人犯が誰かって。 むしろ最初から犯人を明かしてから展開した方がずっと面白くなったんじゃないかなーと思いました。 それから最後の種明かしみたいな部分はしゃべりすぎです。そりゃあ喉も渇くはず。読んでる方も一気に語られて何がなんだか…あの部分がなければ良かったのになと思いました。 翡翠が主役なのか狂言回しなのか、どういう人物なのかがいまいちわかりませんでした。 あの書店の店員さんにはもっとたくさん本を読んでほしいです。 | ||||
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| 物語の構成や立場がどんどん変わる話の持っていき方は流石。 でも、全体を通して翡翠に感情移入する要素があまりないので…。 この作りなら、翡翠が死なないと物語として着地していないんだと思う。 そうすれば、期待を裏切らない作品になっていたかな? でもレビューを書きたくなっただけで大成功な作品だと思います。 | ||||
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| 辛口です…すみません。 私からして、これはミステリーでは無い。 ネタバレ含むけど、まるでトリックを見てる気分だ。 殺人内容も、相棒に出てくるようなものだった。 最後オチもあるあるでした。 ジャケットのイラストが、可愛かったから買ったけど、中身は騙されましたかね。 好きな人にはハマるんでは無いでしょうか? 私には、響きませんでした。 | ||||
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| 表紙の女の子が可愛かったので、ジャケ外です。 最後のパートでは、作者が乗り移りましたね、たぶん。 次回作も大いに期待です。翡翠がほんと、カワイイ。 | ||||
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| レビューを見てるとかなり否定的な意見もあるので買うか迷いましたが、『全ては伏線』の謳い文句に期待して買うことにしました。 全四話のうち三話までは、主人公の霊媒師が霊視したことをヒントに、もう一人の主人公である推理作家が論理的に証明する事で事件解決するというもの。 その設定は面白いものの、トリックや動機は過去何回も見たことがあるものですし、主人公二人の恋愛要素も出てきて、最近はこういうのを入れないと売れないのかなぁと思いつつ呼んでました。 『全ては伏線』となってなければ途中で読むのをやめていたかもしれません。 でも最後まで読んで、作者の意図どおりに気持ちよく騙されて、面白かったです。 ラノベだとのレビューも散見されますがそれすらも伏線になってると思いますし、自分はちゃんとしたミステリーだと思いましたよ。 | ||||
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| 作者のファンなので購入しました。 ネタバレは見ない方がいいです。 ミステリーというよりラノベだなあと思って読んでいましたが、ミステリーでした。 登場人物に嘘吐きがいます。 | ||||
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| めっちゃ重層的で底の知れない作品。霊媒とミステリ作家のバディものという「飛び道具」的な建付から、すでに作者の目論見は始まっています。 主人公が結局どんな人物だったのかすら、はっきりとは書かれておらず、この1冊限りでは読者の印象に委ねられています。読み手によって色々な印象なのではないかと。 「日常の謎」めいた、奇想ではなく観察に根ざしたトリック、流行りの小説の文体や構成、世間が作者に貼っているレッテルすら逆手にとった叙述トリック、それらが単なる騙しに留まらず、読者へのヒントにもなっているフェアネス。さらには、この作品そのものすら対象に含めたミステリ批評の趣向まで凝らされています。装幀がまた見事で、各話の表紙も含めて、実によく心配りされています。 1冊にここまで惜しげもなく詰め込んでしまってこの先どうするのか…と余計なことを考えてしまうほどでした。 巻の半ばくらいまで「話題の作品っつても、最近こんなもんだよなぁ」とページを捲る手が惰性になりかけた人ほど、最後の90ページに快哉を叫ぶのではないかと思います。ぼくはそうでした。 繊細な工芸品のようなこの作品を、これから何度かは読み返します。きっとその度に新たな発見があるでしょう。 | ||||
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| 大前提として、全ての作品は客を楽しませる事に対価が支払われるはずです。 しかし自分は不快でした。 推理物の場合、読者の推理が当たっても満足感があるでしょうし、 当たったと思わせておいてまんまと騙され、その悔しさに爽快感を 覚える…なんてのも読者が求める事でしょう。 むしろ騙されたい・作家の天才性に膝を打ちたい、 流石だと称賛したい欲求も推理ファンの側面と認識しています。 でも掌の上での転がし方に嫌悪感を覚えました。 謳い文句・他レビューでも察する事ができるので ドンデン返し云々はどちらでも構いません。 自分も中盤までの情報でドンデン返しが複数あると察しましたが、 そんな事は自慢にもありません。 断っておきますが騙してくれなかったから程度が低いという主張ではなく、 予めのメタ情報もあれば他の読者も気付けるというだけですし。 他の方も言っているそのままですが、 そのドンデン返しまで退屈なのにも関わらず、 返される前提だから読破する気が保てた印象です。 出し抜いていたと思っていた側が掌の上で転がされていた。 それが想定できてしまっていても若い読者には未経験で価値のある 体験でしょうし、類似作品を知っていても中身が良ければ 逆転の爽快感を味わう事ができる価値ある作品と称賛できたはずです。 ラノベにしろそうでないにしろキャラが問われる時代、 逆転し上から目線に豹変するのも爽快感の一助となるテンプレ表現 として一部の層には好かれるのでしょう。 ただその割には的外れで必要以上に下品な煽りが多く、 (伏線だったのは途中までで勘付いていたとしても) 謎の解決を知るのを放棄してでも本を閉じたくなる程でした。 あざとい演技は同性からは気持ち悪がられるけど 男性は簡単に騙される旨の発言、 (地の文で嘘を記述する必要が無い前提とすると) 「彼」がそういう意味での誘惑に乗ってはいなかったのは 読者からは明白に判ります。 なのに上から目線になっている事に冷めます。 キャラも自分で気持ち悪い演技だと 明言している通り、立場として作者自身が嫌がる側の割に 冒頭からあざとい表現があり、挑発自体が目的だと確信はできます。 読者としても各所で作家自身が気持ち悪くなってもおかしく無い様な、 男性だけに都合の良い描写の連続に違和感があったので、 理由が明かされて納得ではあります。 だとすると宣伝文句の可愛いは擁護と捉える他ありません。 まるで、現実のそういう人柄の人を悪者にしたいかの様な、 そういう人柄を好む異性を馬鹿にしたい様な、 著者は実はそう思っていない可能性もありますが、 ゼロベースで浮かぶ発想ではなく、そう思われた時点で同じです。 性別どうこうは自分には重要ではありませんが、 著者が読者を馬鹿にしている感じは以下の点の方が強かったです。 最後に悪人を論破(…の様な事)する。 胸がすく、万人に好まれる展開のはず。 その際に犯人に横柄になるだけならキャラを嫌いならず応援すらします。 要は推理合戦。ある意味作者と読者の対決で醍醐味とも言えます。 ただここでも作者の読者に対する不満を、キャラの口を借りて言わせている 様に思えて残念です。 どんなに細かい情報でも全て検討して推理すればできるでしょう、と。 それもしてないのに文句ばかり言うな、と作中の悪を貶める訳ですが、 どうにも過去に著者がネットで批判された事に対して反論でもしてるかの 文体だと疑心暗鬼になる程度でした(調べる気も起きませんが)。 その事から、本作にも大掛かりな仕掛けが登場しない言い訳を している?と感じ始め、 仮に事実と違くてもそう言う連想ができる構成に思えてなりません。 「読者の質が悪いから地味でも緻密な作品が売れないのだ」と言わんばかり。 自分も派手なトリックを求めてこの作品を買ったわけではありませんが、 何に価値を見出すかは客の好き好きですよね? 派手で凄いトリックがあるに越した事はないと言う人は 客観的な意見ではないでしょうか? 作者のコメントじゃないにしろ、細かい事から推理できなかった真犯人を 馬鹿にする「推理小説で言う解決編に行っていい?思考放棄する?」旨の 問いかけが、一部価値観の異なる読者をも挑発にしてる様に思えます。 ええ、全ての文章を記憶できない読者より、一日中自分の作品に向かい合っている 著者の方が推理において優っています。 ですが自分は読者として求めているのは驚きであって、 マウントを取られる事ではないのです。 自分は質の悪い読者です。 何故なら、推理小説以外にも娯楽も仕事も多く、 一つの趣味にじっくり取り組めない…時代的にそんな人間も多いのでは。 その場合、驚くに値しない地味な論理を全文読む気になれません。 この作品の驚嘆点は物語的な展開だけです。 推理に破綻はありませんが、読む気にさせてもらえませんでした。 作中でも、いや、日常の謎というジャンルがある!との主張がありましたが、 自分は日常の謎でもっと面白くできている作家を知っています。 | ||||
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